2016年11月。


上旬。


 さてさて。そろそろ朝とか寒くなってきてますが、いかがおすごしでせうか。東京にいる管理系OLさんから風邪をひいて会社休んだというメールいただきました。うーん、よっぽどだったんでしょうねえ。


 ところで、11月に入りまして、初っぱなから何故か3連休をいただきましたよ。タイミングが合ったといいますか、ミッションが11月頭に激減してまして。おそらく依頼主などが10月決算のとこが多かったからですか。で、前回最後に書きましたシンガーソングライターさんとの飲み会が1日か4日という話だったのです。おお、1日だと翌日も休みだしいいなあと思っていたんですが、続報のないまま話が流れました。で、4日ということに。休みが3日までで、4日はわりと夜までミッションが組んであったのでビミョーなことに。それでも行く心つもりの私。


 ……の前に、3日にシンガーソングライターさん、おお、長い名称なので短くしますか、うた歌いさん、でどうか。そのうた歌いさんのライブがあるのです。当日でも入れるかなと会場に直電しましたところ空きがまだあるということで、夕方から原付に乗って行って参りました。近くのお店に原付停めて会場までてくてく歩いてますと、暗くなっていく道の向こうから誰かが走ってきます。ん、あの走り方、見覚えがあるぞ。ということで手を挙げまして、相手の名前を呼び「おー、来たぞ」と。おにぎりせんべいみたいな服を着たその人がうた歌いさんでした。足踏みしながら移動を停止、こちらを見て、「え? あ? あ!? あ!」で私を認識してくれましたよ。何だか急いでるようだったのでそれ以上足止めすることもなく、おにぎりせんべいはどっかへ走っていきました。ちなみに、MCでその模様が「お茶漬け」と呼ばれることが多いとフンガイしてました。


 会場は喫茶店の一隅で、ビュッフェ形式で御飯も出ました。ライブ前にばくばく食う。相席になったのは知らないご夫婦でしたが、同い年でした。ラジオでうた歌いさんの曲を聴いて惚れ込み、ライブに通っているのだそう。さっき会ったという話をしましたら、「どこ行ったんですかねえ?」と首を傾げる。さらに談笑しながら待っていますと、受付のところに不審人物発見。さらりと横を通り過ぎようとしたので、とりあえず声をかける。「おいこら」高校の同級生でした。この柿の人(と仮称してみる、理由は高校時代まで遡るので省略)、翌日の飲み会には来れないとのことで、理由は週末だかに下関に走りにいくので体調を整えておきたいそうで。「え、下関まで走る?」「違う違う。下関で、走る」マラソンか何かあるようです。というわりには、ライブ会場ではがっつりビール飲んでましたが。


 うた歌いさんが戻って来て集まった人たちと和やかに談笑したりする。ギターや足踏みオルガンのチューニングもしてて、私も写真撮ったり、話したり。ライブが始まりまして、うん、声が変わってないよねえ、しゃべりもな、と高校の頃を思い出しつつ楽しみました。ちなみに走ってったのは、近くにある母校の小学校を見に行ってたそうで、MCで解決。終わってから立ち話を行い、売ってたCDを購入し、「明日は遅れるごめんな」と断っておく。「ああ、いいよう、ありがとね」夜風に吹かれつつ、いい気分で原付を走らせて帰る。


 飲み会当日。飲み会は高校からわりと近い地元にて。19:30~ということになっていましたが、めっちゃ少人数。予定はうた歌いさん、ほんわかさん、お菓子屋さん、私、もしかしたら電気屋さんがだいぶ遅れて来れるかも、というとこで。私が到着したのが20:30くらい。「おー、来た来た」「おー、昨日ぶり」「ありがとね」などと挨拶を交わしつつ着席。順番的にはほんわかさんが最初に来てて、なかなか集まらないだか早く来すぎただかで、他の席の見知らぬグループに混じって飲んでたようです。それからうた歌いさんが合流して2人で飲む。このときのテーマは「老眼」「白髪」「×イチ」だったそうで。なんじゃそりゃ。それから遅れてお菓子屋さんが到着。おみやげのお菓子などを渡して飲んでるところに私が来たすんぽー。私はのど飴をプレゼント。さらに遅れて自転車で電気屋さんが来て、こちらは熊本の旗(国体とかそういうので振る応援旗)を5本プレゼントしてました。「えー、なんでみんなおみやげ持って来てると~?」と飲みに来ただけのほんわかさんでした。


 「いやー、昨日久々に会ったけど、まあ、ヘンな高校生が順当にヘンな大人になった感じだったねえ」といきなりな私。それに対してうた歌いさんが私にいう。「こっちはびっくりしたよー。昔あった隠れたオタク臭みたいなのがなくなって普通の人みたいになってるんだもん」いや待てこらおい。何の話をしとるかキミ。と問い詰めていると、昔私の家に遊びに来た話などをする。ん、そんなことあったっけ? 高校の友人で私の家にまで来た人がいたっけか? で私の家に来て何をやったかってえと「D&Dを教えてもらって遊んだよね?」ぐおう。バックスタブ喰らった気分ですよ。同時に思い出した、D&Dより、私が書いてた小説とか見せたんじゃなかったっけ? ぐおう。セルフダメージ。ついでにいうと、グループ違ってたけど、電気屋さんもD&Dの経験者。


 私だけノンアルコールビールで進んでいたのですが、まあ、同級生と話してると楽しいですわな。今回は久々に電気屋さんが来てたので会話が弾むこと弾むこと。この人は、ほんわかさんと親しいというか幼馴染みみたいな感じで、それぞれお子さんがいるんですが、そのお子さん方が同じ誕生日の同い年で同級生という。天然のほんわかさんに対する専属のツッコミ担当みたいな感じでした。これにあおられて他のメンツのツッコミも鋭くなりましてやりとりが楽しいですな。。うまいもん食べながらほんわかさんがにこにこしながら「うまかー、うまかー、たいがなうまかー」という。これに対して「何故十一の奈良漬けでいったし?」と電気屋さんが返したり。何故なのかは結局分かりませんでしたが。ん、むかーし流れてたCMですね、年がバレますかそうですか。


 ビールばっかりがんがん飲んでるほんわかさん、まあいつものことですが、酔っ払った発言がおかしな方へ。今回はちくわの話を熱弁。ちくわをストーブで焼いて食べると非常においしい、という主旨で。ただし、ちくわは日奈久ちくわ限定。ストーブにはアルミを敷いてから。これをお店の店主にまで強要しようとしてました。いやそれ何か違うし、フツーに焼いたら、という反論をみなから受け、「いいもん、ネットに焼いてるとこUPするもん」とすねる。「お願いだから、それ、熊本の伝統調理方法みたいには書かないで」「焼き物だけに炎上するわ」「あくまで個人的な感想です、希望」そのためにマイ七輪を買うとかいいだし、「夜中に庭でそんなんやってたら迷惑だろうから、車でやれ」「匂いとか漏れるといかんから内側から目張りをするといい」いやそれ、違うものだぞ。


 うまいもの食って飲んで、解散。電気屋さんはチャリで、お菓子屋さんは代行、ほんわかさんは方向一緒何でお菓子屋さんと、私はシラフだったんで、うた歌いさんを送ることに。「いやー、CD今日ずっと聴いてたよ」「うわ、ありがとー。仕事に支障とかなかった?」「うん、大丈夫。ちっと洗脳されかかったけど」「わはは」実家まで送って握手して別れる。一度こういう飲み会に来たからには、次来たときにまだ集まりやすくなるっしょ。また飲むのが楽しみです。


 とまあ、こんなリフレッシュもあったんですが、前回敢えて書かなかったポンコッツ一味の話なぞ。つーか、この人たちの話をしましたら、医療事務系人妻さんから「天野さんの会社も人材豊富ですね。くれぐれもご自愛ください」てなメールをいただき、地味にヘコむ。つーか、月初めにあった全体ミーティングでの注意が「すぐにバレる嘘をつくな」だった時点でどうなんだ。


 前々回参入したガサツさん。相変わらず行動がガサツでございます。イベント会場の草むしりというミッションがあったので行ってもらったのです。イベントの参入業者さんたちが集まってやるのの、代理出席。地図持って行ったにもかかわらず、電話がかかってきやがりまして、「地図の場所が分かりません! これ地図どこなんですか?」私は地図持ってないから分からんわ! 交番で尋ねるだけの知恵はあったようですが、地図見せるんじゃなくて、イベントのある場所の通称だけいいやがったのでまったく通じず。どうにか辿り着いたものの、出欠で名乗らず。結果、欠席扱い。まずは挨拶をしろ社会人。


 ポンコツさん。この人、事務もさせようといってたんですが、とうとう役に立たず仕舞い。ついでにトークミッションに出すと、やたらと直帰をしたがります。えー、14:30に終わった現場から直帰をしてもいいかというラインが入ってきたときは目を疑いました。理由、家に近いから。勤務時間内は仕事しろ、と返しました。また、経費節約のため、遠くに行って一日イベントのときとかはなるべく相乗りをさせるのです。小倉で一日イベントにポンコツさんが行くことになりまして、当日朝古賀市でトークのあるハチマキさんが古賀まで連れていき、そっから公共交通手段で小倉へ行く手はず。というのをポンコツさんに告げ、古賀駅から小倉西だったかまでJRで行けばいいよ、といったのです。返信は、「熊本からの方が早いので行っていいですか?」い・い・わ・け・あるか! 「ボスに許可を得てからお願いします」と返す。ボスは問答無用で却下したようです。経費削減で相乗りなんだっちゅーねん。ボスとしても使い所が分からなくなってきたのか、11月に入ってからお休み。ええ、上旬で出勤したの、小倉に行った日だけ。9日間休み。本人に熱意もなし。いやあんたトラック2台潰して、自分の車も事故ってて金いるんじゃないの?


 さて、ポンコッツ一味最大の巨頭の登場です、ぬらりひょんさんです。ともかく何やってるのか分かりません。スケジュールを予定表に書かないのでこちらもスケジュールに組みようがなく、注意すれば書きます書きますといって事務所に顔も出さず。最終警告を朝っぱらから出したんですが、そのメール「昨日までに書くといってたスケジュールは書いてないので、スケジュールなしと判断しました。勝手に入れます」もスルー。夜21時頃、直接会ったので尋ねてみました。「メール見たんですか」「メール見ました」「何故返信しないんです」「車運転中だったんで」「今の今までですか?」「はい、運転中は危ないので」「さっきボスに電話かけてきましたよね?」「……」「朝大村まで行って戻ってくるまでに止まりもしなかったんですか」「はい」「そんなわけあるかっ!」で強制的に書かせたスケジュール、月末までの案件があるので月末までずっとダメ。


 このぬらりひょんの月末までの案件。内容としましては、イベント会場を期間限定で押さえるというもの。主催者の代理として場所を探して交渉して契約まで持って行くというもの。さて問題は、この依頼、1ヶ月半前から発注されていた、という点。ずーっと予定表のホワイトボードに貼ってありました。ええ、ぬらりひょんはもちろん知ってましたともさ。それをスルーしてたわけで。なおかつ最後の3日ですべてやろうとするその姿勢、思わず「夏休みの宿題かっ!」とツッコミました。散々探して見つからずボスに泣きつき、ボスが紹介した場所で契約したというオマケつき。


 別の話。久々にボロい方の車でミッションに出かけることになりました。いつも乗ってるのはハチマキさんが乗ることに。ミッションルートを比べたら、あちらの方が長かったため。でもまあ、短いといっても私昼から佐賀→多久→唐津まで行くんですがね。朝車に乗る前にエンジンオイルなどのチェックをし、エンジンを掛ける。ええ、ガソリンが1/5ほど欠けてますな。あれだけ満タンにして返すこと、といっておいたのに、と車両チェック表を見るとここ数日乗ってたのはぬらりひょん。給油した印もなく、チェックした印もなし。即電話しました。「何で給油してないんですか?」「いや、あんまし乗ってなかったんで」ちらりとチェック表を見て乗車距離を確認し、「150キロはちょっとじゃねえ」「はあ」「それにメーターも減ったでしょ」「はい、減ってました」「じゃあ何で給油しなかったんですか」「あんまし乗ってなかったんで」エンドレスにループしそうな気配。「とにかく何度もいってるっしょ、乗った後必ず給油すること!」「分かりました分かりました」「ほんとに分かってます?」「分かりました分かりました。今から行きます」「もう出たよ! 唐津まで行くんですよこれで、今日は! ちゃんと今度から給油しておいてくださいよ」「分かりました分かりました」で、ちょっと間を置いて聞いてみる。「ところで『分かりました分かりました』いってますけど、何が分かったんですか?」かなりキツい口調で注意してたんで大丈夫だろう、と思ってたらさに非ず。ぬらりひょんの返答「私が給油してなかった、ということが分かりました」ぶちん。「だ・か・ら?」「私が給油してなかった、と」お客様ーっ、お客様の中に鈍器をお持ちの方はいらっしゃいませんかーっ?


 で、またこのぬらりひょん、上旬からのスケジュールを懲りずに書いてないわけですよ。問い詰めてからようやく書く始末。もういい加減にしてくれよ、疲れたよ私。と周囲全員がげんなりしてます。で、やっぱり懲りずに10日締め切りの場所探しで最後の3日でやろうとする。突然誰にもいわずに自分のスケジュールをふさぐ。それをするな、と何度も何度も何度も何度もいってるんですがねえ。で、たまたま金曜日が何も書いてなかったんですよ。木曜日に早朝からハチマキさんとボード前でスケジュールの調整をしてから外に出ました。夕方に中ボスから電話が入って、電話越しにスケジュールを調整、ぬらりひょんにも一件振ることになりました。すると中ボスが「あれ、明日10:00に人に会うスケジュールが書いてあるけど」といいだす。え、何それ? 即座に中ボスがぬらりひょんに確認したところ、アポを入れた、と。そのスケジュールを書いたのは昨日の夜である、と。嘘つけっ! スケジュールの変更があったんで私早朝に写真撮ってて、そこにはまったく書いてないわっ。多分、翌日のスケジュールを前日の昼前に書いてるんですが、バレたらまた怒られると思ったんでしょうな。浅はかな。もちろんそうしたことがあった、というのは他の人たちにも波及することなんで、みんなが情報共有しています。ぬらりひょんの発言は嘘である、というのを前提にして行動するしかなくなっており、これはこれで面倒な。ちなみんそのアポ、入れるつもりで誰にもいわずに勝手に書き、実際には先方と連絡すら取れずにアポが入らず、入らなかったことすら誰にもいわないまま、書きっぱなしになっていたという結末までついてました。そのままにしてたら存在しないアポが入っているようになっていて、単純にサボったんでしょうね。


 その10日締め切りの前日に滑り込みで契約は間に合ったようです。もちろんボスの紹介で。んで、9日にボスから連絡がありまして、人員が足りないからぬらりひょんを作業系ミッションに昼から突っ込んで、と。そこで初めて契約が間に合ったのを知った次第。ボードの予定表は10日までみっちり場所探しのまま。で、ぬらりひょんに連絡しましたところ、「明日は契約書を持って行かなくてはならないので」と言葉を濁す。「いや、それ午前中やればいいじゃん」「はい、まあ、はい」なんつーか、作業系ミッションに入りたくないからいいわけしてるだけなのが丸わかりです。契約書先方に持ってくだけとか、別の日も30分で終わる用事をさも一日かかるようにいったりとかしてるのでますます信用を失ってってるんですが、自覚ないのかねえ。


 そんわけで、熱意なく帰りたがる40代、挨拶できず地図の読めない50代、見かけは老人中身はガキの60代でお送りしてるわけですが、誰か引き取ってくれませんか? 3対1のトレードでいいですよ。てな感じで、ポンコッツ一味は相変わらず、ポンコッツぶりと給料ドロンボーな風情で周辺を圧迫しておりますよ。


 そろそろ11月に入ったわけで、あー、あと今年も2ヶ月切りました。うーん、早いなあ。もう一回くらいリフレッシュできる飲み会くらいありそうですが。ともあれ、年末に備えて体調整えておかないと、また面倒なミッションとか増えてきそうだからですねえ。がんばるべ。




 購入した本:
 小川一水『天冥の標Ⅸ PART2』、川井昴『傭兵団の料理番』、北國ばらっど『僕らはリア充なのでオタクな過去などありません(大嘘)』、秀章『サークルクラッシャーのあの娘、ぼくが既読スルー決めたらどんな顔するだろう』藍敦『暇人、魔王の姿で異世界へ3』、越谷オサム『いとみち 三の糸』

 読了した本:
  しろやぎ『ワールドトークRPG!1~5』、藍敦『暇人、魔王の姿で異世界へ3』



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