2018年5月。


中旬。


 険しい道を行く、ということがなくなりましたなあ。と毎朝のように原付を走らせながら思うのですよ。一年前からとは比べものにならぬくらい、移動がのんびりしてます。余裕があります。だいたい毎年のようにGWをげっそりウィークとかがまだしウィークとかいってた人ですからねえ。時間に追われ、九州圏内をあっち行ったりこっち行ったり。行くこと自体は嫌いでもなかったのですけどね。時間に余裕がないのがいけません。前のミッション場を辞めてから、山の方にも海の方にも行くことがなくなりました。てか、そもそも移動手段が原付ですしねえ。毎日のように300キロくらい走ってたのも今昔。一週間に一度、500円ほど給油する日々ですよ。


 さて、そろそろ甥っ子の誕生日が近いのですが、どうしたもんかなあと思案中。ゲームでもくれてやろうかと思わないでもないのですけどねえ、こないだ電話してみた感じだと、そこまでゲームにハマってる風でもなし。昨年私が楽しんでたドラゴンボールのカードゲームでもやろうかと思ってたんですがねえ。


 じゃあどうするかってえと、本も考えております。先日弟と話した感じだと北方「三國志」を読ませたいとかいっておったのですけどねえ、ぶっちゃけた話、小学4年生に「三國志」の小説が分かるかなあと。例えば、お気に入りの登場人物ができたとしても、登場人物は多いし、同じような名前が出てくるし、さっくり死んじゃうし。あと何年かしてからでいいんじゃねえかという気もしてきます。


 そんで思いついたのが、茅田砂胡の「デル戦」でした(「デルフィニア戦記」ね)。キャラが多いけど、分かりやすいし、そんなに入れ替わるわけでもなし。これを踏み台にして、「三國志」に行けばいいのではないかな。ただ、はっと思い出したこと。私、以前文庫版の「デル戦」揃えましたが、これ、たしか文芸部の後輩に貸し、返したもらったものの結構重くなるし場所取るしってんで、そのまんま文芸部の部室に置いてきて幾星霜。今更回収するのもアレだし、というか、文芸部がまだ存在してるのかどうかも知りませんしねえ。処分されてたり、つぶれてたりしてもなあ。てなわけで、中古の全巻セットをネットで購入。前に出した話として、乱歩やルブランとかもありましたが、弟が買ってみるとかいってたしね。他には、例えば田中芳樹「アルスラーン」でもよかったんですが、ありゃあ『王都奪還』までだと思ってる人なんで、続きを読まれてがっかりされたらこれこそこっちもがっかりです。川上稔とかは、ある程度言葉遊び等が分からないと難しいしねえ。


 てなわけで、毒味がてら、注文した「デル戦」が届くまでの間、図書館から借りてきた新書版を読む。8冊ほど借りてきたら一日で6冊読了する。……正直困った。理由その1。思ったよりルビが少ない。読めない漢字とか出てきたりしたら、分からないんじゃないかなあ。理由その2。慣用句が多い。例えば「後顧の憂い」、例えば街の賑やかさを出すときに「貴賤のるつぼ」、例えば戦闘の中で「背水の陣」等々。小学4年生に分かるかしら。ただ、読みやすいは読みやすいので、どこまで通用するかというところ。いっそ、国語辞典もつけてやればいいんじゃねえかという気もしてきます。分からない単語とか出てきたら調べる習慣をつけておけば、後々楽になるだろうしねえ。注文した以上はくれてやるつもりですが、うーん。


 最近、ちょいと入手しましたこの手の本、

 

 まあ要は古いレトロなゲームについて書いてある類いのものですわい。ぱらぱら見てるだけでも結構面白い。で、眺めていますと、自分がプレイしたものはまたやってみたくもなりますし、逆にプレイしたことのないゲームでも面白そうな紹介がされておりましたら、これまたやっぱりプレイしたくもなりましょう。例えば、PCエンジンで出ていた「天外魔境」シリーズとか。あれ、CD−ROMが途中でおかしくなって、壊れたレコードのように「わしゃボクデンじゃ」と自己紹介をひたすら繰り返すだけのキャラを前にして挫折したのでした。もっぺんやってみたくもありますなあ


 古いゲームをする方法はもちろん当時のハードとソフトを揃えてプレイするってのが一番でしょうが、なかなか難しい状況でもあります。なので、私としましては、3DSのバーチャルコンソールや、PS系ならゲームアーカイブスを利用することになりますか。あるいはそうした新しいハードでのリメイクをするかとかそんな感じ。でもそうしたものってごく一部なわけで、それでもどうにかプレイしたいと思うなら、中古ソフトをあさったりすることになります。結構安く入手できるものもあれば、例えば今回「おお、こんなものが!」と思ってほしくなったソフト、

 

 高えよ。スーファミか何かだったですかね元は。それをゲームボーイアドバンスで2本まとめたもの。ううむ、桜玉吉好きだし、やってみたいのですがねえ。これら古いゲームもありますし、もちろん新しいゲームもたくさんありますよ。いやはやまったく時間がいくらあっても足りねえ


 てことで現在メインでやってるのは前回から引き続きVitaの「イース[」です。

   

 8時間半→19時間ということで、おおよそ11時間ですかね。これまでのRPGに比べるとプレイ時間の伸びは少ないですが、なんかすげープレイしてた気がするのはなぜですかね。気がつくと時間が経ってる、というのがRPGとかでハマったときのパターンだと思うのですが、延々プレイしたつもりだけどたいして時間は経ってない、というのは濃密な時間といいますか圧縮したようなプレイ時間なんですかね。

   

   

 相変わらずあっちこっち回りながら風景眺めたりしておりますよ。クモの巣みたいな状態の道を歩いたり、煙があがってるのは本拠地ですね。ラクシャ姐さん中心に操作しておりましたら、なんと、

  

 トロフィー獲得! 分類はレアになっておりますなあ、21.6%。たいていの人はアドルメインにしてやってるのでしょうか、と眺めてみますと、

  

 アドルが63.8%、ラクシャが21.6%、サハドが14.6%、ヒュンメルが11.8%ですかよ。

  

 キャラ絵だとこんな感じですか。ヒュンメルが少ないのは加入時期が遅いからでしょうか。とりあえずラクシャ姐さんのスキル技がマックスになってきたので、

  

 おっさんを使ってみたりもする(座り込んでますが)。おっさん打撃武器使いなので強いは強いのですよね、移動力低そうですが。ところで、漂流記やってる気分でいたのですが、気がついたら、ミステリ系になってるといいますか、「名無し」と呼ばれる殺人者がどこかにいるってことになりまして、

  

 襲われる人が出てきたりとか。聞き込み調査をやったりとか。一連の名無し事件によってついにせっかく集まった漂流者たちのメンバーが欠けることになったり。冒険日誌のキャラ紹介ページで「故人」という分類が出てきたり。


 名無し事件が終わった後、第二部終了となりました。これまで、アドルが寝るたびに変な夢を見ておりました。探険が進んでいくと、途中で野営地を設置したりして寝る流れになり、そこで夢を見るわけです。モノクロ系の一枚絵が出てきて、声だけの夢。ダーナという少女が成長して大樹だか何かの巫女に選ばれて、というのが展開されておりました。このダーナがどうかかわってくるのか、というのが見所なんでしょうな、ってか、いずれ仲間になることは目に見えてます。何しろダーナの服とかのダウンロードがあった気がするし。それはそれとしまして、第二部完の後、また夢に入っていきまして、これが驚いたことに、

  

 ダーナが操作できるようになりました。ええ!? いきなりなんでとまどう。メニュー画面を呼び出してみますと、

  

 おおう。てか、ダーナ、レベル60だよ。アドルたちはようやく30くらいだったので、加入はだいぶ先になりそうですなあ。

  

 ダーナを操作して、巫女の儀式を行うために谷を進んでいったり。敵にフツーにダメージを受けたり。儀式が終わると、

  

 アドル、目が覚める。さて、どんな風に2人の道が交わるのですかね。楽しみであります。


 ところで、この島、恐竜がいます。後に、古代種と呼ばれることになる連中で、海にいるやつは船を沈めてくれやがりましたし、空を見れば翼竜型古代種がいます。で、亀みたいなやつもいます。問題になるのは、こいつら、殺せない。HPを削って0にしても、しばらくしたらけろりと全快復活します。実にやっかいなやつで、倒してないので古代種はモンスターリストにも入ってきません。これまで何度か同じ個体が本拠地を襲ったりしており、撃退をしているのですが殺せていなかったのです。それがとうとう、古代種を倒せる可能性のある武器の強化に成功しました。直後、村を襲撃してきたのを迎え撃つ。で、

  

 よっしゃーっ!

  

  

 ちゃんとモンスターリストにも載りましたよ、4つも。なんか凝ってるなあ。これでようやく古代種にも手が届くようになったので、またいろいろとできそうで楽しみでありますよ。


 ところで、古代種がざくざく出てくるエリアがあるんですが、そこを歩いてるとみょーな既視感がありまして。段々畑みたいな段差が続いて、隠れるようにしてモンスターを削っていったりしていきます。これって、ダーナが儀式のときに通った道じゃね? 似てね? という気が。あのときには強風を避けて岩に隠れたり、やっぱりモンスターを少しずつ削っていったりしましたが。ずいぶんこっちは荒れてる感じではあったので、もしかしたらダーナはこの島の過去の時代にいた人なんじゃないかね、という気もする。何らかの理由で、例えば石化とかあるいは大樹と一体化してる状態になってこの時代にぽこりと出てくるのかしら。などとてきとーな推測をしつつ、プレイプレイ。


 そんな感じでわりとまったりと本読んだり、ゲームしたりしてますなあ。まだ朝晩は涼しいというよりも肌寒いときもあったりですが、もう少ししたらうーん、梅雨になるんでしょうねえ。いやはやまったく。気分までじめじめしてきてもしょうがないので、のんびりいきたいですなあ。




 購入した本:
 忍者増田『忍者増田のレトロゲーム忍法帖』、原田勝彦『ゲームレジスタンス』、川原礫『ソードアート・オンライン プログレッシブ006』、大森藤ノ『ソード・オラトリア10』、五代ゆう『永訣の波濤』


 読了した本:
 丸山くがね『オーバーロード12〜13』、川井昴『傭兵団の料理番5』 、木村心一『異世界が地球を制圧して100年、東京に帰ったらエルフの家族ができました。』、茅田砂胡『放浪の戦士』『黄金の戦女神』『白亜宮の陰影』『空漠の玉座』『異郷の煌姫』『獅子の胎動』



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