2005年1月。



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上旬。 あけました。


 日常的で平々凡々かつ平穏な話ばかりたらたら続くこのペエジですが、まあ今年もまったく変わらない感じで続けていくつもりなので、よろしく。


 さて、早速今回の話題ですが、ガッコ出て結婚して、長いこと別居してましたが、このたびまた二人でやり直すことになりました……てなメールが友人から届いた。整骨院をやるそうな(*1)。うむ、とりあえずめでたい。がむばってほしいものです。


 しばらく前、新たに入手したアイテム、室内アンテナの導入により、年末年始いろいろと番組を録画する。それをDVDに焼いてみたり。が、プレステ2では規格が合わないみたいなメッセージが出て再生できない(*2)。まあ、私はパソで鑑賞可能なので十分なのだが。ダビングなどを頼んだ弟が困るという。どうやら弟はパソが壊れていて、プレステ2しかないらしい。彼女のトコにパソがあるからできないことはないらしいが、プレステ2で見たいそうな。ワガママな愚弟である(*3)。とはいえ、方法がよく分からないので、フツーにコピーしたものを渡す。


 そんなわけで年明けからDVD−Rなど買い足しに回っていると、古い友人を見つけた。高校時代の同級生である。何でも今は借金取り、じゃなかった金融関係に就職しているそうな。こないだまで東京にいたらしいが、諸々の事情で福岡に潜伏(*4)、年末年始で古巣の熊本に戻ってきているらしい。ジャンクパーツやら探しているという話から、ディスプレイの中古を見に来たという流れに。友人の姉がディスプレイを探しているそうな。そういえば旧パソを大掃除のときにとうとう箱詰めしたばかりでした。そのことを思い出し、「いりますか?」と問えば「くれるというならほしい」との返事。とっさにリサイクル料などが頭をよぎり、発言を追加する。「持ってけ。ただし返却不可」「年末年始箱詰めしたまま屋外にあったのだろう、映らなかったらどうするのだ」「いいじゃん、福袋みたいで」嫌な福袋である。ともあれ早速彼の車で我が家まで。牛印のデカい箱からCRTディスプレイを取り出す。そこまでして友人、おねーさんに電話。結果「やっぱりフラットディスプレイがいいみたい」がっくし。せっかく厄介払いができると思ったのに。オペレーション・フクブクロ失敗。誰かいるならあげます。CRTで17インチ(*5)


 年末年始に録り溜めたテレビ番組の多くが映画だったりお笑いだったりするのであるが、芸人たちを見ていてふと思った。これって、何かに似てるよなあ。しばらく考えて、分かった分かりましたよ奥さん。今のお笑いブーム、ライトノベルに似てないかえ? などと新年早々とっぴょーしもないことをいってみる(*6)。まずライトノベルというかヤングアダルトというかジュブナイルをやった世代がいる。火付け役の第一次ブームね。ジュブナイル自体は昔からあったわけですが、それを一般大衆に広める動きがあった、と。それをやった人たちは今ベテランみたいな立場です。んで次に前のものを打ち破るようなのが出てきて、もっと時代に即したような即効性のネタや様々な分野を扱う第二次ブーム。これが作品数が多くなりすぎて粗製濫造、ブーム失速、今でも生き残ってる人って少ないわな。これを見て育ったり、見て自分たちでもやれるじゃんと思った連中が出てきて今のブームを形成。今のいわゆる「若手芸人」の上の方は前回のブームのとき学生、下の方は小学生くらいでしょ。ちょうどそんな感じ。で今のブームではやってるのは他人の作ったものの模倣であったり突っ込みであったりどっかで見たようなものが多かったり、誰もが考えるようなことを表現してみたり、「創作」に値するものを作れる人があんまりいないというか、それぞれの区別がつかないような気も(*7)。露出を増やそうと数打ちで来てるしね。なんてことを考えたり。


 3ヶ日明けからやることがあるというので、弟が海の向こうに帰る。その際、愚弟が誰にもいわないままテイルズを沖縄に持ち去ったため(*8)、多少の混乱。そんなわけで新たに「太閤立志伝V」プレイを開始。満を持して、というか、いよいよ雑賀孫市プレイですよ。本願寺勢力に与する鈴木一家のひとりです。まだ本願寺が信長と衝突してないんで、平和にプレイをしとります。本願寺系鈴木一家には「朝倉家攻略」の命令が来ているのですが、鈴木父は評定のときに毎回のたまいます。「朝倉家攻略の主命が下っている。そこで、今回は内政をしようと思う」文章がつながってねええ。我が道を行く雑賀衆の明日はどっちだ? てか数日経って見れば(*9)、状況まったく変わらず。社会的に見れば、武田が滅びました。北条が伸びてます。織田がまだ斉藤とやってます。本願寺どことも敵対してません。孫市、やることがありません。陪臣なのでスカウトもできず、合戦しようにも勝手に仕掛けることもできず、鈴木父に謀反をうながしても怒られるだけだし、あっちうろうろこっちうろうろしながら、鍛冶を勉強したり医学を志したりしてます。全体的な流れとしては、そろそろ織田が滅びそうなんで、石山合戦も起こりそうにありませんよ。北条辺りと敵対するのかなあ?


 弟が帰った後、ちょっと思いついたことがあったので、DVD焼きを試してみる。中にテレビやらを観るソフトが入っているのだが、それで録画したビデオをDVDに焼くことができるのよ。それで録画するとまずmpegファイルになる。このときにサムネイル用だとか番組のデータなんかが別ファイルとして作られます。いつもはどうしてたかというと、この別ファイルいらないんで削除して、mpegの名前を変えて、それをまとめてDVDにコピーしてたのよ。これだと20分くらいでDVDを1枚焼けます。何でこれまで録画したソフトを使って焼かなかったのかというと、もんのすごい時間がかかるんですよ。最初やってみたときに出てDVD1枚焼くのに完了までの予想時間が3時間くらい? それって録画した番組まるまる見れますよ。あまりにもあんまりだったので最初にそれを見て以来、やってなかったのよ。もしかしたらこれでやったらプレステ2でも再生できるかも。そんなわけで待ちましたよ、3時間。マジでそのくらいかかりやがんの。んで結論。プレステ2でも見れました。どうやらmpegファイルをチャプターに分割したり、再生用ソフトを盛り込んだりやってるみたい(*10)。プレステでできるのはいいんだが、私、パソで見る分にはどっちでもかまわないのよね。どうしたもんか。と思いつつ、録画した周星馳の映画をDVDにバックアップ。いや、周星馳好きなのよ、「チャイニーズ・オデッセイ」とか名作ですよ。ともあれ完了まで4時間くらいかかりました。とほほー。


 たまたま日テレの「報道ステーション」を見ていたら、こんないんたぶーがあった。某組織の会長が辞任の意向を表明したことに対して、とある大臣に記者がマイクを突きつけた。「会長の辞任についてどうお考えですか?」「それは日テレが決めることじゃないでしょう」はえ? すまん、今の流れで一体日テレは何を決めたのか? 記者がちととまどいもう一度「監督省庁の長としてどう思うか」というような意味合いのことを問うた。大臣答えて曰く、「今いったでしょう。日テレが決めることではない」みたいな。そこで問題、今、日テレは何を決めたのでしょーか? 1)日テレがその会長の辞任を決めた。2)日テレが監督省庁等の仕組みを決めた。さあどっち? どっちにしろ日テレすげー(*11)


 ゲーム雑誌を見ていて、来月『真・三國無双4』が出ることを知る。新キャラ、曹丕ですか。うむむ。2月に「無双4」、3月「ファントム・キングダム」、4月辺りに「みんな大好き塊魂」? 冬眠明けの予定。


 古本屋に行き、ダン・シモンズの『夜の子供たち』を購入。これでシモンズの文庫はコンプリート、のはず。ついでに吸血鬼つながりで小野不由美『屍鬼』の3巻、キングの『呪われた町』を買っちゃう。いつ読むのかは不明(*12)。とりあえず、10日の電撃文庫で川上稔の新刊が出るのでそれに備えて年末からちまちま再読しとります、何回目か知らないけど。


 今月はいい感じで本が出るのでうれしい。川上の新刊もガンパレの新刊も出るし、竹内真の『カレーライフ』も文庫化。ポール・ウィルスンの始末屋ジャックの最新刊も出ますよ。うひょー。ああ、上遠野浩平の「事件」シリーズ最新刊も出ます。これは後輩が買ったら貸してもらいましょう(*13)


 こないだ原付で信号待ちをしてると、カレー屋を発見。ほう、こんなところに。はためく幟には、男の子が自分よりちょっと大きいスプーンを持ってるイラストが。お店の名前はというと「リトルスプーン」って、全然リトルじゃないですよ。いや待て待て待て。平成17年度版の私はちょっと違うぞ(*14)。こりゃあれですよ。看板に偽りありとかじゃなくて、イラストの男の子もスプーンも実はちっちゃかったというトリックですな。私からは見えない角度でマッチ箱か何か描かれているはずだ。そうに違いない。看板に偽りなし。まあ、世の中にはマイクロでもソフトでもないのにそんな風に名乗ってる会社もありますけど(*15)


 本を借りに図書館に行ったら、キモノやら着た若い男女の集団がたむろしておる。むう。図書館には体育館なども併設されているのです。ああなるほど、今日は成人の日だった、と納得。英語でいえばアダルト・デー。つまりアダルトな日ですよ、社長さん。通路をふさいだり入り口に壁作ったりしたり、変なとこでしゃがんだりしてる鬱陶しい連中を避けつつ図書館へ行き、本を借りたり。にしても、成人の日は「人に成る日」と書きます。つまり、連中、今まで人外のものだったり人間未満だったりしたのが今日人間になれるわけで、ベムやベラやベロを越えたということでしょうか。外見だけだといまだ妖怪人間な感じのもたくさんいますが(*16)


 これまでいまだにアナログでダイヤルアップでテレホーダイだったのだが、さすがに諸々の問題が生じてきた。一番の問題は、プロバイダが軒並み地方アクセスポイントを閉鎖していったこと(*17)。共通アクセスポイントはあるんだけど、その番号、テレホーダイがくっつかない(*18)。一日何時間かネットにつないでると、かなりの値段になるのだ。てなわけで、そろそろぶろおどばんどに変えるべきかと考える。海の向こうにいる弟はケーブルネットで快適生活をしていた(現在パソ壊滅)ようだが、同じ系統の会社、我が家まで届きません。ぎりぎりアウト。ほうほう、じゃあ今使ってるプロバイダはどうですか。調べてみる。サービスエリアの対象外。うが。一応熊本市近郊なんですけど。しょうがない。フレッツですかみかかですか。線路距離を調査してみる。最寄りの施設までの距離約5キロですよ。ここはどこの辺境ですか。2、3キロくらいから伝送率落ちるんですよねえ。うむむ。まあでもしょうがないか。そんなこんなで近々ぶろおどばんどする予定。


 などと未来への展望を語ってたら、ふと気づいたことがある。私、K大ものの作品アップしたつもりでアップしてなかったよ。デスクトップ状で組み上げてるページにはちゃんと載ってるし読めるんでwebの方もそうなんだと開いてもみなかったんですけど。今回K大ものの説明ページ見て気づいたのです。次回予告にその作品載ってるじゃん。うぎぎ。すまん。とっととチェックすませて、更新だ。次回くらいには。多分。ってそこはかとなく消極的な新年一発目の「旬な話」でした。




(*1)苦労話もいろいろ聞かされているが、どーにかこーにかやってるらしい。めでたい。
(*2)パソでは再生できるので私的には何の問題もないのであるが。
(*3)その後ノートパソコンを購入しやりたい放題である。
(*4)詳しいことは知らない方がよろしかろう。いろいろあるんである。
(*5)その後「無料で回収」を謳う業者に有料で引き取られていった。
(*6)とりあえずこーゆーことはいったもん勝ちであろう。
(*7)だから飽きられるのも早い。
(*8)ワガママなんである。無茶である。一年後ソフトはようやく戻ってきました。
(*9)ゲーム内時間ではなく、実時間である。
(*10)要するに他のDVDドライブで読めるようにしてるらしい。
(*11)というより、大臣がすごくないだけであろう。
(*12)一年経ってもまだ積ん読本のままである。
(*13)こちらは借りてとっとと読みました。持つべきは本を貸してくれる知り合いである。
(*14)その後、すぐに平年通りの私に戻ったっぽい。
(*15)窓の会社である。
(*16)外見も中身も人間じゃないやつなら、年齢を問わずいっぱいいる。
(*17)時代の流れですな。
(*18)てかテレホやってるってのがすでに時代遅れだったのかもしれぬ。




 購入した本:
  スティーヴン・キング『呪われた町(上・下)』、ダン・シモンズ『夜の子供たち(上・下)』、唐沢俊一『笑う雑学』、小野不由美『屍鬼(三)』、川上稔『終わりのクロニクル4(下)』、榊涼介『ガンパレード・マーチ もうひとつの撤退戦』、秋山瑞人『ミナミノミナミノ』


 読了した本:
  隆慶一郎『一夢庵風流記』『花と火の帝(上・下)』、川上稔『エアリアルシティ』『風水街都香港(上・下)』『奏(騒)楽都市OSAKA(上・下)』『閉鎖都市巴里(上・下)』『機甲都市伯林』、森博嗣『森博嗣の浮遊研究室4』、奥田英朗『泳いで帰れ』
 




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中旬。 いよいよ開通ぶろおどばんど。


 前回分をアップした後で読み直して気づく。「人間に成る話」ですが、神童が20過ぎたらフツーの人になるってパターンもありですかね(*19)


 作品アップのため、過去のファイルを立ち上げて調整。これが意外とメンドくさい。というのも、今使ってるhtmlエディッタとこのサイト立ち上げたときに使ってたエディッタと元々の原稿書いてるときに使ってたエディッタが違うのよ。元原稿は一太郎で打ち込んだのをhtml変換したもの。昔の原稿のうち、別サイトにかつて掲載されてたのは、すべてhtmlに自動変換かましたのを管理人氏がリンク調整したりしてくれてたの。結局どういうことかっていうと、使ってるタグとかそういうのが今のと違うのです。おかげで他人のプログラム読み解くような感じで調整してます(*20)。いや、今の形式に直してしまってもいいんですが、それやりだしたら何となく他の掲載原稿まですべてやらなければならないような気分になりそうなんで。おかげでものすごくちぐはぐなソースになってるものもありやす。気にしてはいけません(*21)


 さて、ちょっと「太閤立志伝」ネタを。例によって○で挟んだ部分になってますんで、興味ない人は飛ばしてぷりーず。



○  ○  ○  ○  ○  ○  ○



 孫市プレイで進展がないので、並行して別キャラ別時代でプレイを始める「太閤立志伝V」。今度のキャラは、細川藤孝です。ローカルな話題としては、後の細川藩主となった細川忠興のオヤジ細川幽斎ですな。ちなみに忠興のヨメがガラシャ夫人で、明智光秀の娘。この縁があって光秀が本能寺の変を起こしたときには幽細の援護を期待していた節があるんですが、見限って秀吉側に。知勇兼備の戦国武将で、源氏物語や古今和歌集の系統を継いでますし、新当流の使い手であり、足利将軍家の庶子ですな。このプレイの目標としては、果心居士プレイのときに果たせなかった「将軍義輝を松永久秀の襲撃から救う、ついでに足利幕府再興」ですか。


 あらためて「太閤立志伝」やってて思うのは、結構地理的なものを覚えたなあってことと、歴史的状況をうまく取り込んでるのねってことでしょうか。足利幕府って、最初の頃に気前よく土地を御家人にやっちゃったせいで、直轄領がものすごく少なかったわけですよ。衰退の原因のひとつなわけですが、義輝の頃なんて領地ないですよ(追い出されたからですが)。プレイ開始時に城ひとつのみ。人材も少ないし、金もない。んで敵は将軍追い出した細川某。だったんですが、その細川を乗っ取って四国から京近辺に勢力を広げる三好党。強大な敵でこっちは城ひとつの弱小将軍家です。やむなく藤孝あちこちをかけずり回って、浪人をスカウトしたり、金策に追われたり。何しろ月に5000貫くらいしか入ってきません。武将が何かやるための基本金が3000貫ですよ。どうしろっちゅーねん。藤孝君、ひたすら預かったお金を運用しながら増やしまくり、貢献していきます。おかげで足利家のメイン収入は藤孝君の稼ぎですよ(*22)。それでもだいたいにして金がないから徴兵もできず、兵がないので合戦もできません。うくく。果心居士のときには「10年あれば」などとほざいとりましたが、キツいかも。


 流れが変わったのは5年目かそこら(*23)。すでに三好家は足利家と完全対立してます。向こうから攻めてこないのがせめてものこと。んで、藤孝君、ひたすら金策に追われてるんですが、手下もちょこちょこ増えてきましたよ。ひとつには前田玄以が登場してすぐにスカウトしたこと。他にも文官系を入手。家老にクラスチェンジしていたので、積極的に評定で発言して軍備を整えたりもする。そうこうするうちに、評定で義輝がいきなり合戦をすると言い出す。まあどのくらいやれるかやってみましょうか、と出陣。南近江の六角氏と同盟組んでるのをその段階でようやく知りましたよ、藤孝君。ともあれ、攻城中に三好勢が敵方の援軍で駆けつけたのを壊滅させたりして、城ゲット。調子に乗った将軍は次々に合戦を提案。持ち城が四つになりました。もうかなり正史から逸脱してますよ(*24)。軍が疲弊してきたので今度は合戦したがる将軍を止める方に回る藤孝君でした。


 決定的に歴史の転換点になったのが織田家の滅亡(*25)ですな。桶狭間の合戦イベントは起こりませんでした。起こらないうちに織田家滅亡です。藤孝君は評定までの時間待ちで自宅で体力回復してたんですが、評定まであと数日の段階で、いきなり「織田家は滅びました」と聞かされ、家を飛び出し、清洲の町へ脇目も振らずまっしぐらに駆けました。民家のリストを出し、そこに旧織田家の連中がたむろってるのを確認。つらつらと眺めます。贈り物やらは月に一度しかできません。もう月末です。てか、評定すぐそこですわ。戻らないといけません。それまでにひとりでもゲットしときたい。猛烈な勢いでアタック、アタック。前田利家と柴田勝家を即ゲット。丹羽長秀や村井貞勝にコナ掛けたところで時間切れ。つーかもう翌月。評定期間の5日までに帰らなければなりません。急ぎ戻りましたが、わずかな差でアウト。将軍様にめちゃめちゃ怒られ、勲功が500以上消し飛びました。もっともそのくらい今の藤孝君なら半年あれば取り戻せます。人材は取り戻すのがもっと難しいのです。評定に出なかったので任務も与えられず、そのまま清洲に戻ることに。何人かの浪人はすでに引き抜かれていませんでした。残りを次々にスカウトしては将軍様に推挙。部下に出来るのは藤高君の給料いっぱいまでですから(給料をそっから出すので)限りがあります。そこでいらない部下はすべて将軍様に押しつけ、じゃなかった推挙して、足利家の人材を増やすことに。残念なのは、織田が滅んだ時点で何人かの家臣がそのまま滅ぼした方に引き抜かれたことですか。具体的には、木下藤吉郎、小一郎兄弟など。ちなみに蜂須賀小六はかなり早い時期に今川家に、滝川一益は浅井家に所属してましたし、そもそも竹中半兵衛は斉藤家のままです。ともあれこれでこちらにも「戦える武将」が揃ってきたので、領地拡大、幕府再興に向けて積極的に行けそうです。


 さて陣容が整ってきたところで、本格的に三好討伐。がっつんがっつん城を陥落させ、勲功を稼いでいるうちに、ようやく城ひとつ授かりました。これで本格的にスカウトができます。藤孝君、スカウトキャラバンです。自分とこの兵力を蓄えることから始め、その間全国回って浪人をスカウトします。つってもあんましいませんが。兵力が貯まった段階で出陣。将軍様と六角氏に援軍を要請し、片っ端から三好の城を陥落させていきます。その過程で松永久秀も捕らえて配下にしちゃいました。よし。これで将軍弑逆イベント回避(*26)です。歴史を見通すプレイヤー的には一段落、一安心です。そのまま勢いに乗って四国に上陸、三好を完全壊滅させました。


 そんでようやく認められて、大和の国主に任命。さらに主命が下って、近畿地方の制圧。まあ結構な数の大名がいるわけですよ、まだ。とりあえず京に行って治罰倫治を要請。さて誰を朝敵にしようかとリストを見回し、北畠具教の主人公札まだ持ってなかったなと思い出しました。いつもなら北畠具教は大名になってます。相手が大名のときよりも敵として倒して部下にした方が札の入手が容易です。てなわけで、北畠を選択。ところがよくマップを見れば間に筒井家がいます。やむなく筒井に宣戦布告して突っ込み、筒井滅亡。そのまま伊勢に飛び込んで北畠攻略。その間、将軍様はとっとと石山本願寺に戦争吹っかけています。かなりの数の武将を藤孝君がスカウトしたりして将軍様の兵隊にしてますから、同時に畠山にも喧嘩売ってます。


 北畠攻略後、藤孝君は伊勢長島の本願寺勢を陥落、一度戻って雑賀城を攻め落とし、降伏に追い込みます。鈴木さん親子を逃がすことなくゲット。勢力の再編しつつ新たなスカウトキャラバンです。1560年1月には甲府に赴き、元服するはずの大久保長安をそのまま拉致(*27)。落ち着いたところで、北畠具教に贈り物をして仲良くなり、青春の殴り合いに持ち込む。具教、強いんですわ。剣聖塚原卜伝の弟子で、「一の太刀」まで使いますよ。藤孝君、そんなに武力は高くないんです。アイテムでカバーしてどうにかこうにか殴り倒し、主人公札ゲットです。もっとも後から考えれば、同じ新当流系でも将軍様を殴り倒す方が難しかったような。


 かなりいい案配になってきたところで、近畿北西部に進出して拠点制圧。畠山と本願寺は将軍様たちに任せて、次なる目標は東にいる六角氏の先、浅井ですか。浅井に下手に手を出すと、同盟組んでる越前の朝倉が出てきて面倒になりますな。でも、琵琶湖の東に拠点が欲しい。のでちまちまと策を練ることに。とかいってたら、大友が島津に滅ぼされたので府内へだーっしゅ。立花道雪(名前まだ違いますけど)獲ったどー。その後、龍造寺が滅んだときいて柳川へ突っ走り、鍋島直茂獲得。ますますいい感じになってきました。


 社会情勢としては、今川の西進がむちゃくちゃ早いんですが、近江で止まってます。北近江の浅井、南近江の六角、美濃の斉藤が食い止める形。北条は関東を統一して東北進出をうかがってますし、武田は上杉とまだ激突中。毛利は中国地方の大半を入手し、島津は九州統一寸前。やっぱ手強いのは今川ですかね。織田系武将がごろごろいるし、結局人質になったまま成長しちゃった家康がいるし。


 調子が出てきたので浅井征伐。やっぱし朝倉が加勢に出てきましたがこれごと粉砕。浅井家滅亡の原因はやっぱり近江が近畿地方だったことでしょうか(*28)。そのまま取って返して将軍様が撤退した本願寺攻めへ。苦戦しつつも石山を陥落。ほぼ同時に畠山が滅亡。結果、足利将軍家が近畿を勢力圏に置きましたよ。藤孝君には主命が下って、本願寺勢が逃げた越前方面へ攻め込むことに。朝倉を迂回して城ひとつを落として一息。そこへいきなり、「上杉家が滅びました」なにーっ。慌てて地図出して状況確認。やったのは武田のようです。武田の領地を調べて、どこが上杉最後の地だったのかを推測。おそらくそこに近いのは富山か直江津の町。城を飛び出したところで富山から名前不明の武士が出てくるのを見て確信。富山に突撃です。目指すはな・お・えー&う・さ・み(*29)。速攻で行ったせいか、旧上杉の家臣の大半が揃っていました。とりあえず目当ての人物を陥落させて一安心。これで藤孝君の家臣は旧織田系と旧上杉系、旧大友、旧龍造寺、旧筒井、旧北畠辺りをメインにして動いていくことになりそうです。


 何だかプレイしていて、歴史改変の最先端にいる感じで、足利幕府で日本統一目指してて結構楽しいです。



○  ○  ○  ○  ○  ○  ○




 ここしばらく原付のエンジン音がおかしいなと思っていたところ、坂道で速度が上がらなくなり、そうこうするうちにエンジンがストップです。電話でバイク屋を呼び出して見てもらったところ、クランク、ベアリング、ピストンその他諸々が多分ダメ。「修理費どのくらいになります?」「こりゃあ、四万じゃきかんですな」くらり。「修理するっちゅうなら、ウチで代車出しますけど、どうします」ちなみに出先でのことだったので、このまま放っておかれたら家にも帰れない。どころかもうすぐ人に会うアポイントメントがあるんですけど。「どうします?」バイク屋のおっさんが問うてくる。歯を食いしばりつつ、「しゅ、修理お願いします」約五万くらいの緊急出費ですよ。しかも戻ってくるのに四日ほどかかりそう。しょぼぼーん(*30)


 どうにかアポイントメントもこなし、熊大文芸部の部室へ。おう、上遠野浩平の新刊があるじゃないですか。後輩にその場で電話を掛ける。「やあやああけましておめでとう。今年もよろしく」「おめでとうございます」「借りていいか?」「何をです?」「上遠野浩平の新刊」「え、ああ、どうぞ」「ありがとう、用件それだけ」ぷちん。心温まる先輩後輩の言葉のキャッチボール終了。とか思ってたら帰宅後、掲示板にくだんの後輩の上遠野本を部室に置いときます的発言を発見。そこはかとなくすれ違い感があっていとをかし(*31)


 山田風太郎の本が例の三冊100円ショップにかなり出てたので1セット購入。『忍法剣士伝』を読んでみた。これ初めてだったのだが、ストーリーはこんな感じ。信長が伊賀を滅ぼし、北畠に迫る。このとき北畠の姫と信長の子の縁談が出る(史実)。これに反対する北畠の忍者が姫に果心居士由来の術をかけちゃいます。すなわち、姫を見た男はすべてとろけ、欲情し、10歩以内に近付くと射精してとどまることを知らず。北畠のところには剣豪軍団がいるんですけど、北畠を守るために集まった彼らも忍法の影響を受け、姫を狙う。術を掛けた忍者の弟分(主人公)は剣豪大名北畠具教(お?)の命を受け、術が薄れるまで半年ほど逃げ回ることに。追ってくる剣豪が主立った者で十二人いて、つまり敵は林崎甚助、片山伯耆守、諸岡一羽、富田勢源、宮本無二斎、吉岡拳法、宝蔵院胤栄、柳生石舟斎、鐘巻自斎、伊藤弥五郎、上泉伊勢守、塚原卜伝。これに加えて諸岡一羽の弟子(岩間小熊根岸兎角ら)やらがからんでくる。何だか『太閤なんちゃら』で見たような名前がごろごろいますねえ。まあ時代的に同じですから問題さほどなっしんぐ。ただこのメンツ全員に追撃されるなんて考えたくもありません(*32)。どきどきしながら読んでて思った。これって話はまったく違うが、『魔界転生』のある意味別バージョンですよな。発表年代を調べてみたら、『忍法剣士伝』の数年前に『魔界転生』の連載が始まってる。ほとんどダブってます。『魔界転生』の方は、主人公柳生十兵衛に対して、敵方は荒木又衛門、田宮坊太郎、柳生但馬守、柳生如雲斎、宝蔵院胤舜、宮本武蔵、天草四郎。荒木は柳生一門だし、但馬守は石舟斎の子、如雲斎と主人公十兵衛は孫、武蔵は無二斎の子だし、胤舜は胤栄の弟子ですな。時代は違えども、そのときの一流兵法者を集めて誰が一番強いのか、と考えさせる話の筋。ただ、比べてみるとやはり『魔界転生』の方が面白い。『剣士伝』の方は主人公が敵に比べてあまり強くなくて、剣豪連中と対峙してビビり入ってまともに戦えなかったりする上、いかにして剣豪の追撃をかわすかという話になっていきます。やはり主人公としては十兵衛の方がキャラが立っている。また『魔界転生』では設定上、剣豪たちは皆死んだことになっているのでむちゃくちゃ好き勝手がやれますけれど、『剣士伝』では剣豪たちは死んでないどころか無二斎は子供(武蔵だ)まだいなかったりするわけで、今後のこともあってあまりのことはやれない。その辺りに活劇としての差が出てたかなという気はします。てか人数が倍くらい多いのに、分量が半分という『剣士伝』が無茶ですな。しかも流派の解説をしつつ。ああ、あと、『剣士伝』では中島河太郎が解説書いてるんですけど、解説でそれぞれの対決の結末をすべて書いてあるのはどうしたものか。


 図書館で本を借り、帰る途中、公民館の狭い裏路地にパトカーが四台ほど停車していて、それに倍する人数のポリースメンがうろうろしていた。何というか真っ昼間から異様な光景でした。思わずアクセルひねってる手が緩んだり。ありゃいったい何だったんでしょうか。あの光景、パトカーがいっぱいいたんだから、いうなれば……パトラッシュ?


 さて、いよいよADSLが開通する日とあいなった。もっともその前に配線工事をしてもらわなければならない。私の家にはモジュラージャックが三つある。配線が非常にややこしくなっているのだが、説明するとこうだ。

 1.2Fモジュラージャック→2F父親のパソコン→電話(子機)
 2.1Fモジュラージャック1→2F私の部屋のパソコン
 3.1Fモジュラージャック2→1F茶の間の電話(親機)

 どれかが親でそっから分岐してるのだろうとまでは推測できるのだが、どれがメインなのかが分からない。スプリッタをどこにいれたものやら判然としないのである。スプリッタは電話機やモデムよりも回線的に前に組み込まねばならんのだ。


 スケジュールを調整して配線工事のおっちゃんを待ちかまえる。あちこちを見てもらったところで判明したこと。メインは2Fのジャックでした。つまり実際配線はこうなっていた。

 2Fジャック→2Fの父のパソコン→電話(子機)
        →1Fジャック→2F私の部屋のパソコン
                →1Fジャック→茶の間の電話(親機)

 ぐわーややこし。スプリッタから私のパソコンのADSLモデムへ配線を引かなければならないのだが、2Fのモジュラージャック辺りにつけてしまうと、そこから私の部屋までの間に扉があったり壁があったりで困難なのである。だから1Fからわざわざケーブル引いてたわけです。よっておっさんと相談した結果、2Fのジャックに行く前にケーブルを1Fに下ろして、そこにスプリッタを接続。そっからさらに2Fへ戻すことに。要は2Fから1Fへ往復回線を引く形になった。1Fまで下ろしたのはそこに私の部屋に通じるケーブルの端が届いてるからである。つまり、

 引き込み回線→2Fジャックの後ろ→1Fジャックの後ろ→スプリッタ→2Fジャック→1Fジャック→1Fジャックその2→茶の間の電話

 んでスプリッタから回線伸ばして私のパソへ。2Fジャックからは父のパソコンを経由して子機電話へ、という形。


 さて接続してみて、モデムのランプを見てみる。「ADSLのランプが点いたままなら大丈夫」といわれ確認。点滅してるんですけど、ランプ。てか、時々消える。時々点いたままになる(*33)。やはり距離が5キロだときついのか。しばらく見てると安定したのでホッとする。マニュアル見ながらセットアップをかまして、どうにか接続成功。まあ、速度的にはアレなとこがありますけど、ダイヤルアップのときより10倍以上は速くなったし、いつでもネットに入れるのでよしとしましょうか。


 とまあ、ぶろおどばんどの感触を楽しんでいたら書留と郵便が来ました。えーと、「はじめてのフレッツ設定マニュアル」って、遅いっちゅーんじゃあ(*34)。などと思いつつ、中身を確認。ああ、今回の申し込みの確認の紙も入ってますよ。えーと、ご利用開始日1月20日。あれ? 今日は19日ですよ。でもつながってますよ、ええ、何事もなく。ええんじゃろか。ま、ええか。今日は20日です、そういうことにしときます。おおっと、20日ならそろそろサイト更新の準備をしなくちゃだわ。




(*19)甘い親が褒めそやすので神童だと思いこんでるケースってのもあるかもしれない。客観的に神童ってのはどの程度いるものだろうか。
(*20)今でもそうである。結構読み解くのがめんどくさい。
(*21)そーゆーものである。
(*22)史実的にもそういう感じだったのだろう。ゲームでもそうなので、自力で世界を変えることが可能になるのだ。
(*23)流れの分岐が分岐と分かるのが楽しいですな。
(*24)やはりこの手のゲームは、史実を知っていた方がより楽しめる。
(*25)シミュレーションの醍醐味ですな、こーゆーのは。
(*26)松永が将軍を殺さないように部下にしたのであるから。
(*27)キャラのほとんどは15で元服してゲームに登場する。数え年なので、1月1日にまとめて出現するのである。
(*28)藤孝君に与えられた使命が近畿地方の制圧だったため。
(*29)直江と宇佐見。どちらも上杉の重臣。
(*30)一年も経たないうちにまたそーゆー気分を味わう羽目になろうとは、このとき知るよしもなかった。
(*31)そーゆーものである。
(*32)それくらいすんごいメンツなんである。
(*33)今でもたまにある。つながらなかったり、極端に遅くなったりするときは、ちょっぴりイラつくが、昔を思えば快適である。
(*34)つーか、開通が早かったのだろう。




 購入した本:
  山田風太郎『伊賀忍法帖』『忍法剣士伝』『おんな牢秘抄』、八街歩『乱破GOGOGO!』、上月司『カレとカノジョの召喚魔法』、谷川流『電撃!! イージス5』


 読了した本:
  川上稔『機甲都市伯林2、3、4、5』『電詞都市DT(上・下)』『創雅都市S.F』、西澤保彦『生贄を抱く夜』、榊涼介『ガンパレード・マーチ もうひとつの撤退戦』、山本兼一『火天の城』、森雅裕『化粧槍とんぼ切り』、山田風太郎『忍法剣士伝』






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下旬。 上と下の差に関する問題など。


 本屋に行ったところ、映画・ドラマになった本、というようなコーナーがあった。まあ、前からこのコーナーあったのだが、一番上の段に何故か、司馬遼太郎の『義経』が。……えー、私の思い違いかもしれないが、今やってる大河ドラマの原作は司馬遼太郎じゃなくて宮尾某だったような……。いや、もしかしたら過去に司馬遼太郎のが映像化されていて、つい最近この書店の人が気づいてコーナーに置いたのかも知れぬ。でも何か釈然としないなあ。義経を題材にした小説って他にもいっぱいあるよねえ。村上元三や吉川英治もあるし、他にも先月辺りからタイムリーに文庫化されてる池宮彰一郎の『平家』とか出たばっかりの安部龍太郎『天馬、翔ける』とか。司馬の『義経』新装版帯には「2005年大河ドラマ」みたいに目立つ感じで書いてありますが、どこにも原作なんて書いてないとこがミソで、要は便乗展開てかトラップですよ、文藝春秋(*35)。宮尾某のはというと、まったく別コーナー、大河ドラマっぽいとこに置いてありました。何かコーナー間の分類があるんでしょうな。と思いつつも、司馬遼太郎の『義経』と並んで大河ドラマの棚に『坂の上の雲』とか『功名が辻』とか『箱根の坂』とか『菜の花の沖』が並んでるのはやっぱり変。えー、順番に日露戦争の秋山真之や秋山好古や正岡子規、信長の部下から出世していく山内一豊、戦国初期の北条早雲にクラスチェンジして活躍する伊勢新九郎、幕末にロシアとからむ高田屋嘉兵衛をネタにした本で、源平争乱にまったく関係ありません。もちっと考えて置けばいいのに。もっともこの本屋、どうやら担当店員が変わったようで、最近急激にサービスが悪くなっているのでそれが原因なのかも。文庫新刊の棚が昼過ぎに行ったら空いてたのです。多分新しいのをそこに置くためにスペースを取ったんでしょうが、いっかな補充なし。そのまま二日ほど放置されてました。で、その後平積み台は二ヶ月前の新刊で補充されました。いやはや。そこは結構入荷と並べるのが早いので重宝してたのですが、他の本屋に乗り換えですかね(*36)


 乗り換えといえば、ぶろおどばんどになったのはいいが、ひとつ疑問が。えーとパンフのスペック的にはベストエフォートで上り1M、下り12Mって書いてあるんですけど、速度を測ってみると上りが下りの3倍以上出てるってのはADSLとしてはどうなの?(*37) 


 こないだ近所の空き家にわりと若めな夫婦が引っ越してきた(*38)。我が家にも挨拶にいらっしゃったのだが、この町でホントにいいのか? なんて思ったり。年末年始に救急車のサイレンが鳴り渡り、これ打ってる今も徐々にサイレンが近付いていたり(たぁいむりぃ)、正月早々葬式があったりする町ですぞ。でも誰も何もいわないんだろうなあ、村社会。


 中古屋さんでDVDなど物色していて、ゲームコーナーに行ってみた。モニターがいくつか並んでいて、ちょうどそのうちひとつのデモが終わったところだった。そのモニターはかわいらしいポップやイラストに囲まれていて、「ヨッシーの万有引力」とある。ヨッシーといえばニンテンドーでマリオで恐竜みたいなんである。「ヨッシーのクッキー」をデザインしたのは「ポケモン」でおなじみの田尻智氏だったか。ともかく、この手のゲームはゲームとしても面白い、はずだ。どんなものかデモを見てみることにした。やがて始まったデモは私の予想をぶっちぎるものだった。何か黒かったりでろでろしてたりするんですけど。カプコンかコナミかっちゅう感じのリアル系グラフィックナイフで戦ったり、女性が蹴りを放ったり、男キャラが「俺たちは一枚のコインの裏表」とかいってます。ヒゲはないがヒゲ兄弟ですか、1UPのコインですか、さっきのはキノコの国の桃姫ですか。芸風変わりましたかニンテンドー。この流れでどんなヨッシーが出てくるのかと期待に胸を膨らませてましたがなかなか出てきません。格闘シーンやら続いて、文字が浮かび上がり、タイトルコールです。「ばいおぅ・はざぁど、ふぉう」いや違うゲームだし。子どもが喜びそうな飾り付けをふんだんにしたモニターでバイオ流すのはどうかと思う(*39)


 大学のサークルボックスで食休みをしていると、後輩がやってきた。弁当を食べる後輩と話していたところ、「自分の回りにも有名RPGやってる人いるんですけど、面白いっていってますよ」という。どうやら私のペエジを読んでいるそうだが、賛同を周囲に得られなかった模様。私にそんなこといわれても。そもそもプレイしてないやつに私の意見を引用されて、なおかつ非難がましくいわれるのは納得いかない(*40)。てか、私有名RPG褒めてるやん。12月中旬の真ん中辺り限定を参照。あくまで個人的な感想であって、絶対評価ではないのよ、もちろん(*41)。私の中では、エンディングを見るよりも7人の夏目漱石を選んだというだけのことであります。まあ、こないだも某ゲーム雑誌見てて、去年の売り上げランキング載ってたけど、売れたからって面白いゲームとは限らない(*42)、後々残るゲームになるとも限らないですわな。だってあらかじめプレイしてから「おう、これは面白い。買わねば〜」って買う人間って少ないよね。高い買い物なのにね。だから売れた=面白いとは限らないし、売れなかった=つまらんゲーム、とも限らない。買ってやってみて初めてつまらないと分かったり途中で投げ出したりしても売り上げランキングには影響しないし。ただ、例えば四年ほど前、同じ日に発売されたゲームを今回いくつか中古ショップで見てみたのだが、有名RPG7がおおよそ2000円くらいだったのに対して、GPMは4000円から高いとこで5000円前後だったりするわけで。去年出たばっかりのプレステ2のゲームかっちゅう値段ですな。で当時売れた本数と開発費用はは多分ケタ違いに有名RPGの方が多かったはずなんですけどね。まあ、販売本数に違いがあるから出回ってる数が違うんだろうという考えもありますが、本数出回っていても面白ければ売らないと思うし、本数出てないのに捨て値で売られてるゲームだってあるんですよね。ちなみにあくまで個人的な感想なんですが、今有名RPG8の半額売りと、GPM定価売りがあって、どっちか買えっていわれたら迷わず後者買いますよ。ええ、あくまで絶対評価じゃなくて相対評価ですよ、もちろん。……てなことを書いてたら、2月の頭にベスト版が出るですよ、有名RPG7。「ヴァルキリーなんちゃら」と同時発売で、有名RPG7の方が4000円くらい。ええ、新品で四年前に出たもののと内容一緒で4000円くらいですよ。中古でダブついてて2000円でどこでも売ってるのに。まあ、私だったら新品ベスト版3000円くらいの「ヴァルキリーなんちゃら」の方がいいなあ(*43)。持ってるから買わないけど。


 んで、その後輩といくつか創作の話をしていたのです。「キャラクターに一貫性がないといわれる」という話になったのですが、「き・さ・まが下手くそなんじゃあ」なんてことは思ってなくても思っててもいってしまう私(*44)。多少ソフトに「貴様の作品に出てくるキャラは、行動がちぐはぐで内的行動論理が同じに思われず、おかげで同一人物に見えず、そのため作者の操り人形というかご都合主義で動いておるように見えるのである」ということ。この話から「人が変わるのにきっかけが必要なのか。否、徐々に変わっていくということもあると思う」と後輩。「だからキャラクターの行動が首尾一貫していないように見えることもあるんじゃないか」などとほざくわけで。例として「成長して大人になる」というのを挙げてきた。それに対して例によって例のごとく脊髄のサブ脳で返答をしていた(*45)が、つらつら後に考えてみたことを記す。私の結論をいえば、現実にそういうこともあるのかもしれんが、その変化の過程が読み手に伝わらなければ読み手はその成長に納得しないし、結局同一人物だとは認めないし、ちぐはぐな印象になる。作者がいくら同一人物なんですと主張しても読み手がそう感じなければ終わり(*46)である。子ども時代を描いて、大人になってからをいきなり描いて、この間徐々に成長しました、といって、それがまったく別人に見えるような変化ということもあるが、こんなんなんぼでも描き方でフォローできよう。大きなこれといったきっかけがないと主張するのならば、途中経過を描いてやればいい。最初と最後だけ書いて途中に何かありました、でもその部分は書いてありません、てのは読者としてはついていけないと思う。というか、その後輩の作品を大して読んでないのだが、徐々に変化が起こるというのは相当に長いスパンがあってできることであって、数日とかの短期間でちぐはぐな行動になってるのが問題じゃあるまいか。


 調子に乗ってきたので、例を挙げてみよう(*47)

 基本路線)らぶこめ
 主人公)高校一年生の少年A
 脇役)少年Aと同じクラスの少女B
 時期)高校一年の一学期
 状況)いつの間にやら少女Bを好きになる少年A。それを自覚するのが六月。

 まあよくある話で恐縮である。「いつの間にやら好きになってる」というのが今回の問題なわけです。つまり初期状況では「好きではない」あるいは「無関心」あるいは「中立」とかそんな感じ。でやっちゃいかんのが、六月になりました、好きになってました。というパターン。特にこれといったきっかけがあろうがなかろうが、これじゃ読み手にはさっぱり分からん。あるいは六月のある日の朝何でもなかった→夕方、好きになってた、たいしたきっかけはない、なんてパターン。これも分からんというかついていけない。描き方の問題というのはここのところである。おそらく後輩は、「少年Aには特にこれといって少女Bを好きになるようなイベントなりきっかけなりがなかった。気がついたら好きになってた」という考えで、そのまんまの情報を書きそうな気がする。これは描写ではなくて、説明なわけ(*48)。読者に情報を押しつけているだけ。「おらー呑め呑め呑み込めー」と強制されておるのであって、読み手は教科書を眺めているようなもんだわな。私が時系列に沿って描くとすれば、四月に初めて見たときの様子をまず描く。この時点では無関心だったりするわけです。特に彼女を好きになるというイベントがないのならば、普段の風景を描くことによって、徐々に彼女のことが気になっていくという展開にする。つまり、彼女が授業中に発表する姿をちらりと見たり、とか、そんな具合に持っていって、少年Aが自覚してようがしてなかろうが、外から見た様子を描いて、徐々に好きになっていく流れに持っていく。で、六月に「自分は少女Bが好きなのである」とはたと気づく、って感じですか。まあらぶこめとしては途中で衝突したり、ソリが合わなかったりとかいうのを入れてもよい。本人が何となくそうなったと思っていても、周囲から見ればそのありようは分かりやすいし、分かりやすいポイントを選んで描いてやればよいのである。読み手の側からキャラクターの変化が理解なり納得なりできればいいのだ。ちなみに少年Aの話をもっと続ける、例えば夏休みの話をメインにするなら、この「徐々に好きになる」というのをばっさりカットして、「すでに好きになっている」という状態から始める手だってある。「徐々に」が必要ない情報だったら書かなくてもよいわけで。書くべきことと書かなくていいことの取捨選択をすべきでしょう。それができてないと、だらだらとどーでもいいことを書いてあるか、作者には分かっていても読み手にはさっぱり分からない展開になるかである。大切なのは作者が何を考えてるかじゃなくて、お客さんにどこまで伝えることができるかという方じゃろう。書き手が何を企んでいても、それを読み手に提供した途端、読み手はそれをどう読もうと勝手なんであり、基本的には書き手がそこで言い訳してはならんのだ。読み手が読みとれなかったというのならば、作者は読みとれるように書くべきであり、読み手に伝わらなかったのなら、作者は伝わるように書くべきであろう。あくまで中心は作者であり、自己満足で十分、読みとれない読者が悪いのだ、という立場を貫くのならば、そういうのは他人に見せなければよい(*49)のである。アマチュアが作品を読んでもらう場合、通常GNP(専門用語?)が作用する。すなわち、「義理・人情・プレゼント」である。要はその人との個人的な関係から読み手は作品を読まなければならなくなることが多いってこと(*50)。読書感想文の宿題みたいなもんだ。それを越えて読者の方から「読ませて読ませて」と純粋に求めてくれる状態まで行くのが理想なんじゃないかな。そのためには読み手を意識して書かねばなるまい。読者に媚びるとか妥協するとかじゃなくて、読者へのサービスと作者の満足を両立させるのが大事な気がする


 話を情報の方へ戻すと、キャラクターがどの時点でどういう状態・状況にあって、どこまでの情報を持っているのかというのはきちんと管理・把握しておかなければならない。これが分かっていないと、時間が前後したりして、キャラクターがどういう動きをするのかが分からなくなり、つい作者がおのれの求めるままに動かしたりする。そうなると、読み手からは「こいつはこんな行動をするキャラクターではない」→「作者が都合よく動かしているのだな」→「所詮作り物の世界である」→「没頭できるか」という流れになる。感情移入したり没入してたりするほど、ちょっとした違和感があれば一発でそれが解除されてしまう。一度気づいてしまったら、なかなか元に戻るもんじゃないのよ。作り物を作り物として楽しむ「と学会」みたいな手もあるけれど、フツーの読み手がそんな読み方はしないと思うし。


 例えば一人称で作品をものする場合の情報管理は、「一人称人物が知り得ない情報は知らないのである」ってことがポイントになってくる。その人物が見てないシーンを書くには「伝聞」その他の手段を用いるしかない。つまり「その情報を知り得る誰か、あるいは何かから伝わってきた」というパターンになる。作者は自分が知ってるからって調子に乗って主人公が知らないはずのことを知ってるように書いたり、行動させたりしてはならないのである(*51)。一人称人物をシーンごとに交代させるという手法もあるが、これは管理がややこしくなる。ひとりひとりの人物が知ってる情報を読み手のところで統合させて全体を構築できるのだけれど、誰がどの情報をどこまで知っているのかを管理しなくてはならない。その上、短いスパンで人物交代を続ければ読み手が把握しにくくなるし、ますますややこしくなる。外国の小説なんかでこういうのが増えているわけだが、そのためにはある程度の長さが必要になってくるのであって、たかだか30枚とかの短編でやるのは難しいと思う。三人称の場合は情報はかなりオープンになりえるが、やっぱりキャラクターがどこまで情報を持っているのかはきちんと把握してなければいけないのはいうまでもない。あるいは「語り手」がいる場合などもややこしくなる。「語り手=作者」の場合はそうでもないのだが、「語り手=キャラクター」だったりすると、この語り手が持っている情報の管理もしなくてはならないのだ。分かりやすく例えるならば、あるお母さんが子どもに浦島太郎の話をしている、としよう。全体を書いている作者→浦島太郎の話をしているお母さん→それを聞いている子どもという形になる。もちろん間に浦島主体のシーンを入れるならその辺りもからんでくる。語り手=お母さんの持つ情報というのは、「お母さんが知っているところの、あるいはお母さんの手にある本の中の浦島太郎」である。つまり、お母さんはよほどのことがなければ、浦島太郎が玉手箱の煙を浴びて老人になり、さらに鶴になって飛び立って、浦島神社ができたとか、鶴と亀でめでたしめでたし、なんて結末知らないだろう。それを知らないのにお母さんが知ってるように書いてはならないわけ。あくまでお母さんは自分の知ってる浦島を語るのみで、それはおそらく玉手箱の煙を浴びておじーさんになっちゃいました、辺りで終わるのだ。仮にお母さんが日本文学の御伽草紙とかに詳しかったりすると、自分の知ってるバージョンで行くかもしれないし、お母さんの性格次第では絵本そのままで語っちゃうかもしれない。相手が子どもじゃなくて大人であれば別バージョンを語るだろうし、さらに相手が日本文学研究者だったりすると、「相手が知っていて当然のこと」は説明台詞みたいにくどくどとは書かれない。でも語り手が知ってても、読み手は知らないんじゃないかという情報の場合には不自然にならないよううまく書き方を工夫して、自然に解決しなくてはならなくなるので多少難しい。そういうので一番ややこしいのは、登場人物がすべて知っている、つまりキャラクターたちにしてみれば常識なのに、読み手だけが知らない情報の処理になりますわな。まあそういうややこしい処理がどうのという段階でもなさげな後輩なので(おい)、それは置くとして。一番上で情報を知っている作者と、それよりも下で情報の断片を持つことになるキャラクターの違いを認識し、きっちり管理することが肝要である。


 えー、念のため、読み手が知らない場合というのをちょっぴり具体的に掘り下げてみますか。

 基本路線)リアル
 登場人物)大学一年生A(薬学部)および大学一年生B(同)
 時期)試験シーズン
 状況)薬学部の建物でBがAを見かけて「どこ行くんだ」と尋ねる。Aがそれに対して返事をする。

 こんな感じで。

 例1)B「どこ行くんだ」
    A「ああ、次、コアの試験なんだよ」
    B「じゃあ今からか。大変だな」
    A「まあ、急げばチャリですぐだし」

 さて、ここでAとBの間で当然のこととしてカットされている情報は何でしょうか。

 1)コアの授業が何なのかということ。
 2)コアの授業がどこであるのかということ。
 3)2の場所と薬学部が離れたところにあるということ。
 4)Aがコアを受けてることをBは知っているということ。
 5)チャリは自転車の略である。

 ぱっと出てくるのがこのくらいでしょうか。順番に見ていきますと、コアというのは何年か前までは教養と呼ばれていた授業のことで、大教センター(大学教育機能開発総合研究センター)すなわちかつての教養部で行われます。大教センターがあるのは黒髪で、薬学部があるのは白山(正式には大江地区と呼称)です。この辺が、熊本大学の現役学生ならばまああっさり理解できよう。しかし、卒業して何年か経つ人には「コア」が意味不明だろうし、よって「コア−大教センター−黒髪」というつながりなんか出てくるはずがない。んじゃ、学園大学や県立大学の学生がこれを見たらどうか。やっぱりコアの辺りから分からないと思うし、そもそも薬学部と大教センターの位置が離れてることも知らないだろう。さらにこれが熊本市の人じゃない、県外だったりするとますます不明になる。んで年上の方だと「チャリ」が何を指すのか分からない人もいるかもしれん。もしこのシーンの読者を熊大現役生・あるいは熊大現役関係者に限定しているならば、ほぼ問題なかろう。しかし読者をもっと広く求めるならば、当然のようにどこまでの情報をフォローするか考えなければならない。かといって、「ああ、今からこの大江にある薬学部から少し離れた黒髪にある普通大教センターって呼ばれてる正式名称大学教育機能開発総合研究センター講義棟、昔の教養部まで行って、コア、昔の教養の授業だね、これの○○教授の××って講義があるんだよ、君も僕がそれを受けてることは知ってるだろうけど、その試験がもうちょっとしたら始まるから自転車を漕いで行かなければならないんだ」なんて同級生にいうだろうか。こんなトンマな説明台詞は書いたらいかんわな。取捨選択をして必要なものを折り込み、あるいは地の文に散らしたり、状況の描写に組み込んだりするが吉。決して普通ならいわないような台詞を連発させてリアリティを破壊するようなマネはしちゃいかん。


 また、キャラクターを把握するためにも、それぞれのキャラクターに差異を持たせておくことも大切でしょう。いつもどっかで見たようなキャラクター、あるいは同じ行動パターンを持って名前だけすり替えたようなキャラ。でもリアリティを持たせるためには、「いつもの人が違う役で出てるだけ」ってのはダメダメでしょう。キャラクターストックが少ないとか描き分けができないとこういうのに陥りがち。だからどうするかといえば、シンプルに、キャラクターのストックを増やす、あるいは自分の描き分けできるキャラクター数をきっちり把握し、カブってるのを避けるためにそれ以上のキャラを出さない。んでキャラクターのストックを増やすためには、現実に人物観察をする、小説や映画やコミックやその他のもので観察をするとかが有効ですかね。地道に続けていかないといかんわいな。


 と、たまには文芸部っぽいことをいいたくなるお年頃なんである。また、その後輩にはこれをもって有効期限切れチケット分(?)のアドバイスとさせてもらう。あと追加で「大森望・豊崎由美の『文学賞メッタ斬り!』など参考になろう」というのも書いておく。また世の中には芥川賞、直木賞、星雲賞、日本SF大賞など、投稿するわけじゃない文学賞も多々あるので誤解なきよう。これらは発表されたもののうちから選ばれる形になる。例えば実質芥川賞なんていくつかの雑誌に載った短編の中から候補を担当者が選出するという形じゃなかったですか。やるんだったらきっちり事前に下調べをしてからの方がいいと思う(*52)


 先日、朝っぱらからガンガンガンガン何やら音がしていた。窓から外を眺めると、そこにあるのは我が家の車庫。車庫の屋根は、何つうの、波形の薄いボードを釘で止め、さらに台風なんかで飛ばないようにロープや針金で巻いているというもの。その屋根に小鳥の姿があった。クチバシにオレンジ色の実をくわえている。それを勢いよく屋根にぶつけているのだ。しばらくやるとクチバシを空に向け、実を振り回すようにして中身を食べている。んでまたガンガンガンガン。観察を続けていると、どうもこの小鳥、金属部分を選んで叩きつけている。釘の頭や太い針金の部分にしかぶつけておらず、ボードの部分はまったく無視ですよ。頭ええなあ(*53)。やがて中身を食べ尽くした小鳥はどっかに飛んでいきましたとさ。何か春も近い感じだねえ。なんて思ったら大間違いで、明日から寒波ですよ。明日、熊本市近郊の某町なんて、最低気温−3度、最高気温−3度っていってましたよ。朝から晩まで変化なしってことですか。こないだまでそこそこの寒さだったんですが。明日は市内でも道路凍結かも、とか大雪とかいってましたし。うぎゃー。

 

連載「細川戦記」は主人公多忙につき休載させていただきます。(*54)





 
(*35)まあどこの会社でも多かれ少なかれやってそうな気はするが。
(*36)その後も中途半端なまま。結局いくつかの本屋とセットで回るサブ本屋として扱われている。
(*37)そもそもスペック的にも上りの方が遅いはずなんだが。
(*38)その後かの夫婦がどうなったかは知らない。
(*39)売り場の店員さんはもちっと気をつかうべきであろう。
(*40)だいたい勝手に人の意見を他にぶつけて、こちらを非難するというのは納得いかんわけで。
(*41)当然である。だからこそ、やってもいない人間に引用とかされても困る。
(*42)いまだにこの意見は変わっていない。
(*43)今はリメイク版とか続編とかの話が出ている。うむ、たいむりー。
(*44)根が正直者なんである。
(*45)面倒なときは深く考えずにここで反射している。てことは正直なのは私の脊髄かもしれん。
(*46)この辺が分かってない人が多い。
(*47)調子に乗っているというより、例を挙げないと分かりにくくなってきたと思ったので。
(*48)この区別とバランスが分かってないと難しいのである。
(*49)人に見せるからには見せるに足るものを出すのが当然である。
(*50)最初の一歩はこういうところから始まるのだろうが、そっからいかに惹き付けるかが作者の問題だと思う。
(*51)これをやってると非常にキャラクターが不自然、ストーリーがご都合になってくる。
(*52)応募するという話じゃなくて、応募する話を書くということだったので、取材のことをいっている。だいたいそのつもりなら何十とその手の本が出ているので、それらを読み漁ってから書くべきであろう。結局読んでもいないんだろうけど。
(*53)こーゆーのを見ると楽しい。ひょっとしたら一部の人間より賢いかもしれん。
(*54)結局この後、藤孝君の話が書かれることはなかった。




 購入した本:
  竹内真『カレーライフ』、橘柑子『カエルと殿下と森の魔女』、桜坂洋『ALL YOU NEED IS KILL』、六塚光『タマラセ 探偵はドリルで突つかれる』


 読了した本:
  谷川流『電撃!! イージス5』、戸部新十郎『服部半蔵(一)(二)(三)(四)(五)(六)(七)(八)(九)(十)』、竹内真『粗忽拳銃』『風に桜の舞う道で』『自転車少年記』、大蔵崇裕『やさしい死神』











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