中旬。 〜おとなりのまちにごくひさくせんでせんにゅうしました。〜
お詫びします。のっけから何事かと思われるかもしれないけれど、まあ
謝るべきところでは謝るのがスジというものである
(*17)。実はこないだ本屋を回っていて、こんな帯を見た。「2006年NHK大河ドラマ原作」この帯、司馬遼太郎の『功名が辻』文庫版に巻かれていたものである。さよう、いつぞやの本屋のサービスが悪くなった話の折に大河ドラマのコーナーに置かれていた本であった。いやー、
先見の明であったのか。と思い文春コーナーを見てみてみれば、そこには『坂の上の雲』が。この帯には思わず目が点になる。各巻に巻かれた帯のデザインが一緒で文句が違うのがあるのです。曰く「21世紀NHKスペシャル大河ドラマ」、曰く「2006年NHKスペシャル大河ドラマ」、曰く「2007年NHKスペシャル大河ドラマ」すまん、どれが本当なのですか。ってか日曜やってる大河ドラマとスペシャル大河ドラマは違うのかとか、この分だと年またいで『坂の上の雲』かとかいろいろと思うところである。なるほど、こりゃかの本屋先見の明……
って早すぎだろいくらなんでも。他の『菜の花の沖』とか『箱根の坂』は何年後の大河ドラマですか。司馬遼太郎原作のみでやってると叩かれるぞNHK。もういっそ司馬遼太郎の本の帯に「
そのうち大河ドラマ」「
いずれは大河ドラマ」「
大河ドラマ原作になるかも」
(*18)とかやったらどうだろう文藝春秋。まあ、来年以降の大河ドラマをコーナーに置いてるのはチェーン店でもあの本屋だけですし、外装工事を長々やってて終わった途端雨に見舞われ、工事終わったにもかかわらずひさしがないような猛烈な雨漏りをしてたのもあの本屋だけですし、おかしいのはここか。
あんまりお詫びにならなかったことをお詫びします(*19)。
市立図書館にリクエストしていた有川浩の本、
11月からずっと発注中だったのが、予約リストから消滅。こりゃまたライトノベルでボツったのかと逆上した私は、その日のうちに本屋を駆けずり回って自力で購入。文庫じゃないですよ、お高いものですよ。そのまま市立図書館に文句をいいに向かう。カウンターの人が端末から呼び出し、私が書いた申込書を持ってきたのだが、それが昨年すでに借りた別の本のものだったりして、
手際の悪さにまたキレかける(*20)。どうもリクエスト書類の管理がなっていない。ついこないだも、すでに借りた本が予約リストにまた載ってて慌てて消させたばかりである。個人の予約枠が6冊までなんで余計な本をリストに載せられると、本が入手できなかったりするのだ。んで、本筋の有川浩はどうなったのかというと、これが発注したものの入手できず、継続して探す、とのこと。
そこの本屋で買って来たがなーとリクエストを中止してもらう。まったく。
熊大ファンタジー普及推進委員会(正式名称:熊本に大いなるファンタジーあるいはファンタジー類を普及推進させるために細々と草の根活動する人のための委員会)の通達「スペシャルエクステンデッドエディション完結アニバーサリィ」により、熊大文芸部部室に『指輪物語』の第一巻を寄贈
(*21)。まあ、映画だけ観た人だと、最初がキツいかもしれないけれど、そこを越えられるかどうかが、『指輪物語』にハマる人とそうでない人の境目ですから(だいたい最初の30ページくらいだといわれている)。もっとも異世界ファンタジーならばこのくらいは表に出さずとも作っとくのが当然でしょうがね。『指輪』の場合はこの冒頭と十年遅れくらいで文庫落ちした「追補編」が揃わないとかなり魅力が減じますから。まあ、とりあえず
一種のトラップとして部室に置いときます
(*22)。
体調崩していたときに録り溜めてたテレビ番組を少しずつ消化。うわー、「トリビアの泉」すんげー面白いですよ。ここんとこしばらく低迷してただけに嬉しいです。前回は豪華キャストで「二時間サスペンスの犯人役は新聞の何番目にいるか」というのを検証してました。今回は「
世界のカブトムシが闘ったらどれが一番強いのか」で、八匹選んでプライドな感じでトーナメントバトルです、カブト祭です。いや、マジ燃えるっす。一匹は日本のカブトムシなんですが、他にやたらデカいのとか角が長いのとかいるわけで、それぞれの動きがいい。間合いの取り方とか駆け引きとかプレッシャーのかけ方とか得意技とかあって、いやあ、
下手な格闘ものよりも燃える。mpegで録画してあるんで保存しておきましょう。とか書いてたら翌週、カブト祭のダイジェストと特別試合が放映です。燃えました。もちろんこちらも録画。
前に、後輩から「
ゲームもやってよくそんなに本を読む時間があるものですね」といわれた。つらつら思うのだが、
時間は作るものである。また、人に与えられた時間はとりあえず有限であるから、そのやりくりをすればよいのだ。具体的には、私は朝出かける前に30分ほど本を読む。昼には食事をしながら本を読む。さらには寝る前にも本を読む。ほかにもちょこちょこ時間は取れる。これで一日あたり2時間くらいは楽に確保できる。そんなやり方で今日は溜めておいたグイン・サーガをあっさり一冊読了。軽めのものならこのペースで楽勝です。ゲームなんて、一日1時間半くらいがせいぜいである。ついでにいうと、諸々のネタは原付に乗ってるときに考えてるし、同時に頭の中で文章も練り上げてる。んで他に優先すべき事項があれば読書だって削る、ゲームだってしない。すべては自分の中の優先順位(変動制)にしたがって決まっている。そんなもんだ。あ、あと、「旬な話」に毎回載ってる読了した本には当然、読みかけの本は含まれてないわけで、私の場合同時進行で何冊も本を読み進めていることが多いから、タイミングが合えば一気に読了本が増えることもあるんですね。
後輩に勧められてプレステ「シルバー事件」を少しやってみる。最初にテイストを読み違えていて、ぎょっとした。ハードボイルドに牧野分を叩き込んだような雰囲気だったのね、なるほど。ムービーが間に入ったり、グラフィックの入れ方や組み込み位置で演出したりと意欲的。ただ、3D移動や操作がいまひとつ。メイン画面の外でやたら文字が浮き出たりちらちらしてるのは少しキツいかも。ストーリー自体は面白いです。それにしても本筋と関係ないところで笑いのツボにビシバシ来るぞ、このゲーム。主人公は公安の特殊部隊の新米なのだが、チーフに当たる人物が、ハゲで鼻メガネでヒゲですよ、加藤茶みたいで、口調は真面目そのもの。顔グラフィックが出るたびに吹き出しそうになったり。また、発売がアスキーなんで、アイテムに「コミックビーム」が出てきて個人的に大爆笑。ああ、コミックビーム続いてますかそうですか
(*23)。もちっとじっくり観てみるゲームっぽい。が、3月には返却しなくてはならないし、それまでやれるかどうか分からんなあ。来週には「真・三國無双4」も出るし。
ちょっとした用があり、とある
熊大文芸部旧支配者(昔の部長)の方に会うため職場にうかがうことに。パソがクラッシュしたり電話が通じなくなっていたりで連絡が取れなくなっていたのです
(*24)。だから
もちろんアポなし、不意打ち、サプライズアタックです。
こうでもしないと作戦が成功しません。冷たい雨の中
はるばる隣町まで行ってみる。隣町なのにはるばるというのは他でもない、その町に普段用がない上、私の巡回ルートとまったく重ならないのです。さらに方角が違う市立図書館まで予約本を取りに行くという重大使命もありました。くだんの旧支配者の方は、たとえるならば
体育会系呪術師といった感じで、かつては飲み会などやっているとどこからともなく現れる能力を持っていた不思議な人です。いや、
人なのかどうか分かりませんが(*25)。前に会ったときには、「今二人目がお腹にいる」とおっしゃってたが、外見はまったく変わらなかった。んで、その方がお勤めになってらっしゃるのは、隣町の天文台、いや、博物館だっけ、えーと、図書館、そんな感じのとこ。そこにおうかがいするのはずいぶん久しぶりだが、行ってみて、目当ての人物を探しつつ、書架を覗いて回る。カルチャーショックを受けた。
何じゃここわっ!? 外国作家の文庫棚を見た。何この冊数と種類。もう絶版になってる本やらシリーズものやら最新作やらわんさと詰め込まれてます。一冊一冊がしかもきれいに製本されている。うむむ。次に日本作家の棚を見てみた。笠井潔の『ヴァンパイアー戦争』とかのごつい本が並んでます。一番驚いたのは日本作家の文庫本。
異形コレクションが何故ここまでという数で並んじょります。黒表紙版の「魔界水滸伝」もずらりと並び、半村良の文庫や牧野修の文庫、さらにライトノベルが高校辺りの図書館かフツーの本屋のレベルでがーっと並んでます。どことはいいませんが、
そこはかとなく旧支配者様の意思を感じます。とりあえず旧支配者の探索は放っといて私が
次にやったことは利用券の申し込み書記入ですよもちろん。カウンターの人に利用案内を聞いていてますます驚いた。
貸出冊数制限無しって何? 期間内に読めるだけといわれる。
ここはどこですか、天国ですか?(*26) しかもカード作ってもらってる間に新刊コーナーを見たら、今月出たばっかりの文庫本が並んでる。早っ。市立図書館よりはるかに対応が早く、蔵書も綺麗でシャレにならんですよ、ここ。雰囲気も落ち着いてるし、静かだし。
町立図書館としてはやりすぎです。夏休みにキャンプでもしたいところです。まさか隣町図書館の人も
こんなトコで褒められてるとは思うまい(*27)。惜しむらくは、外部からネット検索できないことと、私の家から方角がちょっとズレてることでしょうか。ここはあれですな、早いとこ隣町を占領するなり吸収するなり合併するなりして図書館のデータを統合し、取り寄せがあっさりできるようにすべきです。
世のため人のためかは知らず、私のために。今回は市立図書館の方で本をしこたま借りてるのでそちらを消化せねばならず、隣町図書館はじっくり攻めることに。町の図書館は市立図書館などと違って貸し出し人数の絶対数が少ない(市立だと人気作家の新作は予約数が最低数十から三ケタ入るし)ので、人気本や新刊でも入手しやすいだろうし。県立図書館、市立図書館(と分館群)、我が町の図書館、隣町の図書館でほぼ私の読みたい本はチェックできそうである。いや、めでたしめでたし。
……いかんいかん。
危うく本題を忘れるとこでした(*28)。カウンターでカードをもらうときに聞いてみたら、旧支配者の人、休みだそうで。
強く念じていればそのうち召喚できそうな気もしましたが、あんまり時間がありません。雨も降ってないし。
まあいいや、もう。こんなこともあろうかと書いてきたメモを渡してもらうことに。
そろそろ原付の自賠責が切れるので話を聞きに行く。口座引き落としができるのかなとちょっぴり期待したものの、ニコニコ現金払いだそうで。
金がねーっ。ああ、去年は放送局でバイトもしたので確定申告にも行かねばならん。役場の税務課に知り合いがいるのでケータイを掛けてみる。つながったがやけに騒々しい。「あーもしもし、確定申告って土日やってないですよね?」「うむ」
質疑応答終わり。相手は弁当屋で弁当を買ってるところだったので、会話もそのまま終了。弁当が来たっぽいのである。確定申告は郵送ですませるって手もあるが、二度手間三度手間になる場合もあるし分かりにくいしで、直接行った方がよいのである。役場に平日赴くか。でも
時間もねーっ。くーっ。
その後こちらも思い出したので晩御飯を食べることに。んで食べながらテレビを観ていたところ、常識クイズみたいなのをやっていた。常識があるのはどっちだ、アダルトVSヤングみたいな感じでゲスト解答者が三人ずつ答える形式で、もっとたくさんの人の正答率が各問に表示されている。眺めていて、何だかなあとチャンネルを変える。
常識のある世代とかない世代とかがあるんじゃなくて、常識のある人とない人がいるんだと思うが如何に? 実際、私が見ていた最初の方では、ヤングでもアダルトでも正答率がさほど変わらなかった。それでいて、ヤングかアダルトかで勝敗を決めようとする姿勢は偏見につながると思うが。まあそういう偏見を作り上げることで満足し、自分を安全に保ちたい人もいるんでしょうな。
(ここにあったいろいろと偏見に関して書き連ねられた文章はまとまらなかったのですべて手動的に削除されました)(*29)
しばらく暖かい日が続いてたのだが、またいきなりな寒さである。雪が降ってます。こんな寒暖の差があるときには、と思った通り、その晩、近付いてくる救急車の音です
(*30)。大きい道があるわけでもない、近くに救急病院があるわけでもない住宅街を駆け抜けるってことは、ご近所が利用した可能性大なわけで。この音にもう慣れている自分がコワいですね
(*31)。まあ、去年祖母が倒れたのもこの時期だったので、気を引き締めなければならないんですが。
寒い中、古本屋に行ったら驚いた。台風のときから吹っ飛んだ看板がそのままになっていて、系列のお店が畳まれたり、書架の棚がみょーに整理されたりしていたのでちと危ないかと思っていたのだが、看板がいきなり新しくなっていました。よし。しばらくは大丈夫なのでしょう。そこであえて新刊では買ってなかった文庫本を何冊か購入。うむ。ライトノベル文庫で即買いフラグが立ってない作者のものはこういった買い方をすることが最近多い。当たり外れがあるしね。ライトノベルもわりと置いてあるようだった隣町図書館が使えるなら、そちらで確認してから、という手も出てくるなあ。いや行ってよかったよ隣町図書館。古本屋もね。
そうそう中古で思い出したので記しておく。
有名RPG8の中古販売価格が5000円を切り始めました(*32)。中古GPMの高いとこを下回りだしたということで。ふーん。ついでに同じ店で調べたら、有名RPG8より何ヶ月か前に出て、しかも定価が1000円以上安かった「太閤立志伝V」が4000円ちょいくらいなので、下手すると並びかねません。
ガンガン行こうぜ、って感じですか? どこに? ほのぼのした気分になってきたので、今回はここまでにします。
(*17)大人な態度である。てか今の日本には大人が少なくなったような気がする。
(*18)多分この手のネタは「ヒカルの碁」あたりからか。
(*19)う〜ん、お・と・な。
(*20)しょっちゅうである。よくあるのは別の分館で予約した本を「来てます」といいはって探されるケースや予約棚から本を探しきれないケース。たいてい私の方で指摘する。
(*21)たまにこっそり寄贈する。
(*22)引っかかった人がいるかどうかは不明。死して屍拾うものなし。
(*23)分からない人は「読もう、コミックビーム!」ってこれもネタですかそうですか。
(*24)よくある話である。今は時折メール来るようになったが。
(*25)実は……はっ、危なく口を滑らせて抹殺されるとこでした。
(*26)近々新体制発足により、貸し出し冊数に制限が付加されるそうな。くっすん。
(*27)知ってる、という説もある。
(*28)いうまでもなく目先の幸せに心を奪われていたのである。
(*29)何を書いていたのか今となってははっきりしないが、いずれヤバいことには違いない。
(*30)実話。
(*31)困ったことに実話。
(*32)今ではどのくらいなんだろう。2000円台前半くらいですかな。
購入した本:
小林めぐみ『食卓にビールを3』、沖田雅『先輩とぼく4』、有川浩『空の中』、上月司『カレとカノジョの召喚魔法2』、J.R.R.トールキン『旅の仲間 上1』、六甲月千春『まおうとゆびきり』、いわなき一葉『約束の柱、落日の女王』
読了した本:
多田容子『双眼』、久生十蘭『日本探偵小説全集8 久生十蘭集』、沖田雅『先輩とぼく4』、小林めぐみ『食卓にビールを』『食卓にビールを2』『食卓にビールを3』、栗本薫『蜃気楼の旅人』『ルードの恩讐』、上月司『カレとカノジョの召喚魔法』『カレとカノジョの召喚魔法2』、田中栞『古本屋の女房』、北方謙三『水滸伝 十六馳驟の章』
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下旬。 〜かなり待たされました新商品の話など。〜
2月って短いんですよねえ。10日には足りませんが、下旬は下旬です。書きましょう、載せましょう。
朝からニュースを見ていたら、
ケツメイシが高校現代社会の教科書に載る話が報道されている。アホな女子アナが「好きなものが教科書に載ってると嬉しいですよね」などといっとる。写真とかじゃなくて、歌詞が載るということだったが、基準がよく分からんよなあ。別のチャンネルでは中国で賄賂や接待が蔓延している話をしていた。何とかいう委員会がメンバーにケータイメールで「そういうのはしないように。」と送ったり、収賄しなければ退職時に積立金を贈るとか、その資金を税金から出そうかとかどっかズレた話に続き、
小中学校などでも学級委員の選出などで賄賂接待が横行しているという話になった。すまん、笑ったよ。「クレヨンしんちゃん」の訴訟問題でニセモノが勝っちゃうお国だしなあ。
市立図書館で谷川流の「涼宮ハルヒ」シリーズ3巻から5巻までを発見した。たしか二巻で放り出したので、もう一度チャレンジしてみんとす。一冊目はまだ良かったが、やっぱり二巻目であっさり挫折。何というか、イタイというかお腹一杯というか、そんな感じである。一人称でわりと読みやすい文だが、主人公が暗い。西尾維新の「戯言」シリーズはちゃんと読めるんだがなあ。何故だろう。とりあえず借りてきた本は返却することに
(*33)。
朝っぱらから原付を走らせていると、新商品発見。前にこのペエジでも書いたことのあるお菓子屋さんです。みかんの絵を描いた「まるごとグレープ」の張り紙とか、「すいーとポテリンゴ」とか怪しげな商品が売られているお店であります。今回のはシンプルでイラストもなく、右に「新商品」、真ん中に「
うめ〜ぇ、梅」、左に小さく「
ちゅっぱいパフケーキ」とあります。しかも「梅」の字にはフリガナが「ばい」と書いてあります。「うめ〜ぇ、ばい」(熊本弁風)てか
(*34)。立ちくらみを起こしかけました。
いつものお花屋さんで新しい張り紙発見。「
桃の枝入荷しました」これまた新商品ですよ。枝ですか、枝ですよ。その下にちっちゃく、「春の雑貨も揃っています」やっぱり雑貨屋でもあるらしい。で、
飾られた枝には、たくさんのハートの飾り物がぶらさがっておりました。あれ、枝痛めるんじゃないのかね。
例によって例のごとく前日買いに赴く。もちろん「真・三國無双4」ですよ。これまた新商品ですよ。感想。
2と3のいいとこ取りといった感じですね。キャラが六人くらい増えてます。武器やアイテムなどのシステム系は2から、キャラの動き等は3から、マップは新しいのと古いのを合わせたようなものもあったり。各キャラの列伝という形でシナリオになっているため、3のように使わないキャラが出てこない。3では魏、呉、蜀のシナリオで進み、それぞれのステージで使用キャラを選択するシステムだったため、好きでないキャラは使わなくてもいっこうにかまわなかったのです。まあ、今回
不満をいうならば、各シナリオのステージ数少なめ(*35)。4〜6くらいでしょうか。まあ50人くらいキャラいるんですけどね。おかげでステージ間の「飛び」が激しい。例えば孫尚香(孫堅の娘)だと、ステージ1で劉表攻めをして、途中でオヤジが負傷して撤退、アニキ(孫策)が総大将に。
ステージ2が始まると、すでにオヤジ死亡、アニキ死亡、赤壁の戦いが終わっていて、ステージ2の内容は赤壁で負けた曹操を追いかけるものです。ステージ3はというと、呉は合肥攻めですが、孫尚香
すでに劉備のとこにヨメ入りして出戻ってます。ステージ4では魏が力を失っていて、安心して呉は南蛮に侵攻します。でラストステージ5では
いつの間にか関羽も張飛も死んでいて、劉備が突っ込んでくる夷稜の戦いで、劉備戦死、シナリオクリアです。各ステージ間でムービーが入ったり語りが入ったりでフォローしてあるですけど、シナリオ展開早いです。シナリオ的な好みからいえば、「2 猛将伝」が一番ひねり入ってて面白かったんですが、まあ今回はマトモ路線で。あと、ムービー。
オープニングの趙雲のカッコよさが尋常じゃないです。何百人といる兵士の中にひとり突っ込んでいって殺陣を展開していくのは、「真・三國無双」のポイントですからねえ。いや、マジいいわ。とりあえず、3より好みです。今クリアしたのは、魏が夏侯惇、夏侯淵、甄姫、曹丕。呉が孫尚香、凌統、周泰、周瑜。蜀が張飛の娘と馬超。その他が呂布って感じで。
蜀が少なめなのは私が好きじゃないからですね、こりゃ。まあ、
総括としては2年待った甲斐があったと思います。まだまだ当分楽しめそうですが、17日には「ファントム・キングダム」が出るんですよねえ
(*36)。
薄暗くなる頃、原付で帰っていたら、後方からすんごい音楽が近付いてきた。ミラーで見たら、バイクが背後で威圧している。ほら、バイクで音楽だかラジオだかが聴けるのがあるじゃないですか。アレですよ。うるさいなー、と思いはしたものの、
乗っているのが「ターミネーター2」のアーノルドみたいなにーちゃんだったので、道を譲って差し上げることに。速度を緩め、端に寄せると、目礼だかガン飛ばしだか分かんない動きを見せて走り去っていった。音楽が遠ざかっていく、のはいいんだが、何やらあのバイク、ぴかぴかですよ。車体のあちこちに
ギミック満載らしく、リズムに合わせるようにして光っているのです。横も後ろもだ。見ていて連想したのはパチンコ屋の看板か、子ども向けの光るおもちゃ。ほら、光線銃とかコンパクトとか、光って音が出るやつですよ、まさしく。
ボタンを押せばビームくらい出るかも知れん
(*37)。
土曜日、市立図書館とその分館に予約本を借りに行ったのです。分散して予約本を取り寄せているのは、各館の冊数制限に引っかからないようにするためです。まず分館に赴いて八冊くらいの本を返却。しようとしたら、カウンターで図書館のおばちゃんと主婦Aが話し込んでます。邪魔です。主婦Aより先におばちゃんが気づいたらしく、その動きから主婦Aが場所を空ける。本を置く私。カウンターの横には新刊本のコーナーがあるんですが、主婦Aがどいた先がその前なのでまたしても邪魔。排除。新刊本に面白そうなものなし。で予約本を入手する前に館内を散策。20分ほどかけて検索やら探索やらに励み、一冊キープ。それを持ってカウンターに行くと、まだ話してやがります。トークテーマは子育て。「すいません」と声を掛けて会話を中断させる。主婦Aかなり不満そう。あんた何しに来とるんじゃ。でおばちゃんに「予約の本をお願いします」とカードを差し出す。って、
カウンターに何で20分前に返却したはずの本がそのまんまになってますか。「あ、これは先に返却処理した方がいいですよね」とおばちゃん。やっとけー、そんなこと。
仕事せんか、おばちゃん。給料税金やぞ(*38)。もたもたと返却処理を終えたおばちゃん、カードを受け取って、私が持ってきた本を何事もなかったように貸し出し処理して終わろうとしてます。「予約した本」とだんだんいらついてきた私はせっつく。一度返したカードをまたしてもアレして予約リストを呼び出す。「あ、二冊ですね」「違います、一冊です」「でもここに予約で二冊貸し出し可能になってます」「ひとつは本館って書いてあるでしょう」と指摘。「あぁ、そうなんですか」で、棚にある本を探すのに数分もかかるおばちゃん。「真ん中の一番右にあるカラフルな感じの本です」と私が指摘。さらにおばちゃん、「あ、この本ですか。すごい本ですね。私、こちらに届いたときにちらっと読んでみたんですよ、研究か何かにお使いになるんですか」と
たたみかけるようにトークに持っていこうとする。「違います。この作者、好きなんですよ」と
話をブッた切る私。本を受け取ってさっさと退散。おばちゃんは主婦Aと会話を再開したっぽい。うーん、何であんな人、図書館で雇ってるんだろうと思う。
という前振りの後、市立図書館本館でも予約本をゲットし、移動を開始。前回、旧支配者様に会いに行くミッションを載せたが、その後いっかな応答がない。
電波も念波もアナログでもデジタルでもオンラインでもオフラインでも反応がないのである。うーむ。推測してみた。理由1:
羽化登仙された
(*39)。理由2:
屍解しちゃった
(*40)。理由3:雛祭りが近いので
桃辺りと闘っている(?)
(*41)。理由4:
山籠もり(*42)。理由5:
強いやつを探して旅に出ている
(*43)。理由6:
どっかの神殿だか寺だか神社だかで眠りについてらっしゃる
(*44)。これはひとつもう一度ミッション遂行を目指すべきであろうかと思った次第。てなわけで、一週間経ってから
隣町への強行突入を敢行。市立図書館経由のため大回りする形で隣町に突撃です。隣町大通りを爆走していると、
にわかに空が曇り、風が向かい風に変わり、冷たく吹き付けてきます。ぐわー、さっきまで晴れてたのに。隣町中枢に近付くほど気温が下がってくるようで、こりゃアレですか、
結界?(*45) そういや先週は図書館を出るくらいまでは冷たい雨でしたなあ。天候に道を阻まれつつも、ようやく隣町図書館に到着。ヘルメットを取れば何やら周囲を舞っているものがある。うわ、
今度は雪まで降ってきやがりました。
本拠地に侵入する前に、確認です。今回の
ミッションの目的は、(1)本を借りる、(2)旧支配者様を召喚する、(3)旧支配者様とコンタクト及び交渉であり、先に書いた方が重要だったり。周囲を見回して、よし突入です。先週は慌ただしくてできなかった書架の確認を一時間ほどもかけてじっくり見ながら借りるものを選びます。やっぱ面白そうな本があるなあ。隆慶一郎がハードカバー、全集、文庫で揃ってるっぽいのはやはり旧支配者様の意思の表れなんでしょうな。本を探索するついでに旧支配者様のお姿を探す。何やらメンドーな相談だかクレームだかを声高にやってるお客さんがいて、おねーちゃんたちが対応にばたばたしてます。もしかしたら旧支配者様がご降臨なさるかも。
用心棒みたいなもんだし(違う)。しかし期待したシーン(
「先生お願いします」「どうれ」みたいな)が見られなかったのでこちらから動くことに。本を借りるときに
カウンターの人に呪文を唱え、召喚儀式開始。「こちらに○○さんお勤めですか」「はい」「今日、いらっしゃいます?」「はい、おりますよ」おねーちゃん、奥に引っ込みました。おう、どうやら召喚に成功。やがて
旧支配者様がご降臨。久しぶりです。「おう、悪い、メール送ってなかった」先週の伝言は届いていたようです。「メモはサイフに入れてる」あんまり意味ありません、それ。用件をようやく切り出し、快諾を得る。めでたしめでたし。もう少し四方山話でもしたかったのですが、
現在の私の力では数分間の召喚しかできませんでした(*46)。まあ、ミッションコンプリートということで、撤退。我が町に入った途端、雪が止み、空が晴れました。ううむ、やはりあれは結界だったのでしょうか。
自室で本など読んでいると、パトカーがゆっくりと家の前を通っていった。続いて、消防署の広報車ってのか指揮車ってのか、普通自動車の赤いヤツ。どうやら火災予防週間だか何だかでパレードしているらしい。でさらに
消防車8台が徐行していく。うわ、今この辺で火事起こったらどうすんだろう。
火事といえば、こないだ昼の2時頃でしたか、はしご車から相当出ていくのを街の方で見かけました。いったい何事か、ビル火災かという感じでしたが、夜のニュースを見て確認。熊本の繁華街である下通と上通りで連続6件だかのボヤがあったそうで。どうにも放火くさい。それにしても
ボヤ6件中2件が本屋ってのは何事ですか。放火だったら許せませんな。
本屋への放火は私的法律では全身根性焼きの刑です。ちなみに
古本屋に放火の場合は、煙を出さないようにして火あぶりね。
ソウヤーの本などを購入。ソウヤー、好きなのよ。変な小説でリーダビリティーの高いものを書く人です。恐竜人の世界で天動説を証明する話とか、世代間宇宙船で起こった殺人事件の話(犯人である宇宙船の一人称で語られ、様々な妨害を仕掛けるホワイダニットもの)とか、殺人事件の犯人と目される異星人を扱う法廷小説とか、そんなんですわ。今回のはネアンデルタールもので、三部作。帯を見たら第三部まで今年中に揃う模様。そんで10月まで寝かせておくことに。ううむ、楽しみ楽しみ
(*47)。
(*33)いろいろと後に分析し、「ハルヒ」はいまいちというか不愉快という結論に達した。なのにアニメ化される現代社会。どうよ?
(*34)この店はこーゆーダジャレ的商品が多いのかも。
(*35)この辺がいまひとつ物足りないところ。ゲームとしては「3」より面白かった。
(*36)今年は「ディスガイア2」が出る。前作はモーレツにハマってたので非常に楽しみである。
(*37)私が見えなかっただけで、車がざくざくどいてたのは、ビームが出てたんだろうと思われ。
(*38)私が払った税金でないことはたしかだが。
(*39)あるかもよ。
(*40)ありそうな話である。
(*41)古いネタではあるが、過去にあった話。
(*42)似合いである。
(*43)鏡を見れば強いやつがそこにいると思う。
(*44)あってもおかしくはない。
(*45)実話。
(*46)私もまだまだ修業が足りません。
(*47)といいつつ、いまだに読んでなかったり。
購入した本:
安田均編『へっぽこ冒険者とイオドの宝』、ロバート・J・ソウヤー『ホミニッド』、ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック『銀河おさわがせドギー』、林トモアキ『お・り・が・み 外の姫』
読了した本:
恩田陸『ユージニア』、柴田錬三郎『三国志 英雄ここにあり(上・中・下)』