2009年7月。


中旬。


 ミッションへ行く朝。原付移動中にぽつりぽつりと雨が降り出し、こりゃいかんとカッパを装着。直後、土砂降りになる。なんつーか、顔面に無数のデコピン食らってるようなすんごい大粒の雨がどかどか。人の鼻が下向きについてる理由が分かった気がしました。10分ほど走ると雨が突然止み、雨が降ってたなんて知らない人が普通に歩いてたり。うぐう、早朝からゲリラですか。


 早朝のこと。出かける準備をしていたら、父がテレビでニュースを見ていた。6月11日。時刻は6:58。なんでこんな細かいかっつーと、そのニュース、「あと2分で販売開始です」というものだったためである。すなわち有名RPG9でありますよ。テレビでは行列が出来てる店を紹介していましたが、実際どうだったんでしょうねえ。その日、土曜日でしたが、夜帰宅途中に立ち寄ったTSUTAYAでは有名RPG9もその攻略本も山積み平積みのまま残ってました。予約とかしなくてもフツーに買えたよなあこれ。ちなみに一週間以上経った現在も状況は山積み平積みのままでして、売れてるのかしら? あ、そうそうこないだAmazonで見た有名RPGのレビューがかなりの状況でして、えーと今アクセスしてみると、レビュー数830で5段階評価最高の★×5が107件、★×4が131件。でだんだん多くなっていって★×3が149、★×2が170、★×1が273。見事にピラミッド評価。実際手に取ってもいないのでどうこう具体的にはいえませんが、私は買うつもりはないですな。


 あと、いくつか評価で気になってるのは、セーブデータがひとつしかない、とか、ガングロギャルな妖精がナビゲーターであるとか、ワイヤレス通信でしか多人数プレイができないとかそんなこと。特に疑問なのは最後のやつでして。ゲームシステムの中に手を振ったりとか挨拶をしたりというアクションがキャラクターに仕込まれているそうなんですが、ワイヤレス通信でやると、目の前に他のプレイヤーいるんすよ。ゲーム内で合図したりすることにどれだけ意味があるんだろう。むしろこれって、Wi-Fiでグローバルに多人数プレイができる仕様にしようとして、結局チートやら強制切断とかの対策ができなくてカットしたんじゃないかなあという気配。スクエニですからねえ。半年くらいしたら有名RPG9インターナショナルとか出て「今度はWi-Fiで世界中の友達とプレイ可能!」とかやるんじゃないかなあ。


 んで、有名RPG発売のニュース見てた父が私にいった。「おい、ゲームを買ってきてくれ」……は? 何を突然血迷ったことをいっておるのか。どうも聞けば有名RPGのことではないらしい。単にニュース見ててゲームに興味を覚えた、ということのようだ。昔、妹がプレステでパチンコのゲームを父にさせたりしていたが、ゲーム機の使い方そのものに興味がないため覚えず、そのうち立ち消えになっていたのでした。思えばパソコンもそうだなあ。「パソコンをする!」と知り合いのパソスクールからパソを買いたたいてきて設置したのはいいが、自分では何もしない、というパターン。瓢箪作りとかは熱心なのは、やっぱり興味の有無なんでしょうな。こまめに種もらってきたり、何やらいう瓢箪サークルに入ったりしてるし。ともあれゲームについては、「まず自分でソフトを買ってきたまえ」といっておく。「ソフトを買ってきたら、私のゲーム機を貸すことを考えてやらんでもない」貸すとは限りませんがね。DSとかだったら貸してもいいけどPSPは無理だ。まあ今使ってるPSPを安く譲って、新型を自分用に買うってのはありかもしれませんがね。何にせよ、多分父と私では好みに差があるんで、ソフトは自分で買ってもらうのがよろしかろうと。まぁ、ケータイ機は、最近老眼気味の父には向いてないとも思いますがねえ。Wii辺りがいいかもしれませぬ。ホントにやるんだったら誕生日にでも贈ってもいいんですがねえ。使わないかもしれないし。あ、でもWiiだったらモンハンがあるんか。私がやってもええなあ。


 リクエスト本を受け取りに隣町図書館へ。西尾維新の『偽物語(下)』だろうと予測し、『上』をもっぺんどっかで借りないとなあと思いつつ。隣町図書館のやつとか別の図書館のやつとかも貸出中だったり。んで、実際行ってみて、カウンターで差し出された本はアンソニー・レイノルズ『渾沌のエンパイア』でした。うわ、こっちかよう。たしかにリクエストはしましたけどね、予想外。同日リクエストした熊本市立図書館では相変わらず却下されたことすら分からないまま。西尾維新じゃなかったことをちょいと意外に思いながらも借り出す。後日分かったんですが、西尾維新は先にリクエスト入れた人がいたみたい。


 『渾沌のエンパイア』は「ウォーハンマーノベル」のひとつです。正確にいうとこれは「ウォーハンマーオンライン」かな。元々「ウォーハンマー」はテーブルトークRPGです。オンラインというからにはMMORPGか。ただ、実際に手に取ってみて、そこはかとなくいやーな予感がしたのです。「ウォーハンマー」の世界観は好きですよ。同じ「ウォーハンマーノベル」のひとつであるジャック・ヨーヴィル『ドラッケンフェルズ』も好きですし。ただ、これ、気に掛かったのは訳者の名が複数あるということ。何年か前に出た『ドラッケンフェルズ』の新訳及びシリーズの訳出がやはり複数の訳者によるものでした。今回の『エンパイア』も同じホビージャパン。ホビージャパンといえばRPG出してる老舗です。かつて「RPGマガジン」という専門商業誌も出してたところです。ただ、こう、あれだ。『ドラッケンフェルズ』は耐えた。2冊目の『ベルベットビースト』で挫折。だって、訳が肌に合いませんでしたもの。まず、元になってるRPGを知ってる人なのかしら。てかこの人たち誰? ちゃんと翻訳やってる人なん? どっかのカルチャースクールから引っ張ってきたとかじゃないんか? いやーな予感は的中。『エンパイア』も途中でキツくなってきました。し、しんどい。本編始まる前の登場人物紹介のとこに例えば「登場する主な軍」とかがあるんですよ。引用させてもらいます。( )はルビです。


 太陽(ブレイジング・サン)騎士団 ミュルミディア教団騎士団。ブレイジング・ナイト。


 もうこの辺りで、それはどうなん? という気分なんですが、ミュルミディア教団って何? てな人たち全員置いてけぼり。さらに敵に相当する連中が、


 殲滅(デストラクション)軍 渾沌(ケイオス軍)など、人類を殲滅させようとする軍勢。デストラクション軍。


 え、これ変じゃない? 紹介として、どうなの? デストラクションの説明にデストラクション書くか? ちなみに『ベルベットビースト』で私にとどめを刺したのは結構序盤に出てくる「首領」という言葉でした。ルビが「ドゥーチェ」で、結構暴君的な行動をしているっぽいので、てっきり山賊とかの類かと思ってましたが、警察権やら裁判権やら軍やら持っているようで、その辺もはっきりしないまま首領。どうもこれが地方領主のひとりっぽいと気づいた時点で挫折。首領。「ドゥーチェ」って言葉は前に聞いたことがあって、それは田中芳樹の『七都市物語』の登場人物の呼称で、そんときは「首相」とか「市長」とかそんな意味で使われてたかと。「首領」と「首相」ではニュアンスがかなーり異なるよなあ。せっかくリクエストで購入してもらったんですが、読めませんでした。他の人は楽しんでくれるといいなあ。


 珍しく土曜日お休みだったので、馴染みの本屋へ行く。入った途端、異変に気づいた。子どもたちが座り込んでいる。その周辺を母親らしき一群が取り囲んでいる。はっ、と思い出した。たしか店の貼り紙で定期的に絵本とかの読み聞かせをしているとか。図書館とかではよく見かけるんですが、本屋で実際に遭遇したのは初めてでした。困ったのは、その一角、文庫新刊コーナーの前。さすがにわくわくしながら読み聞かせに参加しているであろうお子様たちを蹴散らして新刊を物色するわけにもいかず、ぐるーりと棚を迂回してそちらを目指す。奥ではお菓子か何か配るのであろうか店員さんが紙袋を用意しているようだった。ふうむ、そういうこともやってるんですねえ。結局辿り着けなかったので新刊物色を諦める。ま、しょーがないですな。


 PSPやPS3でダウンロードできるゲームアーカイブに新種登場。PCエンジンアーカイブ。1回目は4本配信開始で、高橋名人の新冒険島とかボンバーマン94とかですか、オールハドソンなのは仕方ありませんがね。いや、でもこれいい試みだと思いました。PCエンジンのゲームがPSPとかでできるってんなら。まあ、PCエンジンのゲーム、私よく知りませんけど。昔のゲームがそのままお安くプレイできるというアーカイブの利点に加えて、ハードの枠をもっと越えてくれるんですから。これまでのはPSのゲームのみだったわけで、PCエンジンができるんなら、他のハードもやってほしいなあ。任天堂のは難しいでしょうが、メガドライブアーカイブとかサターンアーカイブとか需要あると思います。ああ、でもそうかコントローラーの仕様とかもあるんだ。難しいかなあ。


 とソニーをちょっと見直したところですが、殿様商売なところは変わりないわけでして。前に書いた新型のPSPgoについても、どっちかってえと携帯メディアとしての点が強調されてて、ゲーム機としての面は軽んじられてるなあという気がします。いんたぶーとかでもこれまで使ってたUMDに関しては、「今後どうなるか分からないが考慮したい」的な発言をしてて、でもUMD使えるようにするには外付けのドライブを本体にくっつけるか、例えばPS3やパソを通じてデータを送るとかそんな感じになると思うわけで。後者ができるようになれば、ぶっちゃけソニー側が止めたいカスタムファームウェアによるデータ吸い出しと変わらないのですから、来るとしたら前者でデータをダウンロードしないタイプになるんでしょう。そうなったら、それって新型の携帯性が薄れちゃうだけで。PSPgoに限らず、ソニーサイドとしてはやっぱりデータのダウンロード販売に力を入れたいのでしょう。DSほどではないにしろ、PSPのマジコン(カスタムファームウェア)はかなり出回ってきてるようですし、そのための雑誌なんてのも平然と出版されてるわけです。


 と書いてきて、マジコン知らない人もいるかと思いついたので、簡単に。マジコンは、ゲームソフトのバックアップ、という表向きの理由を挙げて出回ってるソフトで、データをファイルとして吸い上げるというもの。まあ、ソフトの破損とか考えるとバックアップというのも分からないではないですが、これが例えばネット上でゲームデータが配信されたりしてる現状を見るとそうもいえませんな。コピープロテクトをメーカーが掛けたりしてるようですが、パソゲーなんかでも昔ありましたけど、いたちごっこ。ユーザーとしては、マジコン持ってれば、ほぼタダで新作ゲームがやりたい放題なわけですよ。裁判でメーカー側が勝ち、来年からダウンロードが違法ということになり、ヤフーなどのオークションにおけるマジコンの販売が禁止されました。PSPではいわばOSの改造であるカスタムファームウェアを防ぐために、最新ソフトは最新のバージョンでないとプレイできない仕様になっている上、バージョンアップするごとに機能を追加してったりしてます。CFWに切り替えるためには、一度バージョンダウンして、CFWに切り替えて、それをさらにバージョンアップするということのようです(さすがに詳しくは知りませんが)。CFWはエミュレーター機能も持ってるようなので、例えば別ハードのゲームが普通にダウンロードでプレイできちゃうらしい。メーカー側としてはこうしたマジコンが存在することでゲームが売れなくなる→ゲーム製作に還元できなくなる→会社として損害+どうにかするためにゲームの単価を上げる、形になり、普通に「面白いゲームをしたい」と購入してプレイするユーザーに迷惑がかかるのです。


 話を戻して、ソニーがダウンロード販売をするのは、こうしたマジコンを妨げるためという一面があるのは間違いないでしょう。何しろ、お金払わないと買えない上、アカウント登録とかもしなくちゃなりません。しかもひとつのアカウントで認証できる機体数が限られています。現状は5機まで登録でき、それぞれ機体認証してダウンロードします。5機、というのは買い替えとかPSP持っててPS3買ったとかの機体増を予想して作られてる枠です。同時に、これえにより誰か別の人の機体に無制限でダウンロードできるのは防げます。5機を越えた分は、別アカウントで入手するしかありません。ただし、その場合アカウント同士で引き継ぎができるわきゃないんで、再購入ということになります。つまるところダウンロード販売により、メーカーがかなりソフトの流れを把握・管理できる。一見便利ですが、これを推し進めると相当な反発があちこちから出てくるのは必至。何故なら、ダウンロードオンリーになった場合、小売店を経由せずメーカーとユーザーが直結されるからです。PSPgoはダウンロードオンリーですが、PSPはUMDでもダウンロードでもできます。小売店はソフトを販売することが可能である以上、PSPの売り上げを促進するでしょうが、自分とこで売ってるソフトが使えないPSPgoに力を入れるでしょうか。むしろPSPのキャンペーン貼りそうな気がします。かつて、PS3でソニーはPS2との互換機能を切り捨て、USBの機能を制限し、価格を抑えようとしました。結果、PS2ユーザーを切り捨てる形になりました。今度は、どうなるんでしょうかね。


 もひとつ。最近のダウンロード販売に、いくつかまた加わったソフトがあるんですが、例えば「ジャンヌ・ダルク」のベスト版。2006年に出たゲームですが、これが今回ダウンロード配信に加わりました。販売価格2200円。現在このソフト、中古では1400円程度です。ダウンロード配信による利点は、ディスクを交換しなくていいってことですが。この値段の付け方はどうなの? いくつかたしかに「お得」になってるのもありそうですがねえ。なんつーか、庶民無視、殿様商売な感じがつきまといますなあ。


 雨が降ったり止んだりを繰り返す日の夕方。カッパ着て原付で走ってると、高速道路への入口直前で人が立っている。んん? スケッチブックのようなものを手にしている。ヒッチハイクでしょうか。過去に何度かヒッチハイカーを見たことはあります。前に遠征したときにコンビニに立ち寄ったら「鹿児島」と書いたボード持ったハイカーがいて、コンビニから出たときにはもういなかった。あの男の人はちゃんと拾われたんだろうか。てのはさておき、この日見たのは、近くに荷物を置き、ヒッチハイクモードに入った浴衣姿のキレイめな女性でスケッチブックにはハートマークをちりばめた「乗せて」の文字。……。迷わずスルーする。可能性として、


 1)ドッキリ系のいたずらである。
 2)何らかの罰ゲーム実施中である。
 3)単なるおばかさんである。


 根拠を挙げる。まずは位置取り。高速に乗ろうとするのであれば入口が近すぎた。高速に上がる車であれば、ヒッチハイクに気づいたとしてもすでに分岐に入っていて、そこで停止ができない=乗れない。一般道なら可能であろうが、この日前述のように雨が降ったり止んだりしていた。浴衣ハイカーは傘を持っていない。荷物置きっぱなし、ちょっと行ったところに高速の高架があるにも関わらず、だ。ついでに濡れた様子も見えなかった。たまたま到着したばかり、という線もありえたが、ついさっきまで私は雨に降られてきてカッパモードだった。マジなヒッチハイクだとしても、どこに行きたいのか希望くらい書けと。乗せようにも乗せられまい。一般道とて十分と経たずにまったく異なる方向への分岐が発生しているのである。それに浴衣姿で旅行トランクはないだろう。着付けのできない人? そんなわきゃない。またぱらぱら降り始めた中を走りつつ、不思議時空を抜けた気分で帰宅する。


 原付でとろとろ走っていたら、音楽教室があった。窓に文字が貼られていて、そこでやってる内容なんでしょうね、何か書いてあります。えーと、ヒップホップヨガ、とか、タヒチアンダンス、とか。私は疎いのでよく分からないんですが、流行ってるのかなあそういうの。明るい感じで楽しめそうです。世の中いろいろありますわな。


 何だか雨が降ったり止んだりと落ち着かない天気が続いてイヤな感じですねえ。降るなら降る、晴れるなら晴れるできっぱりすっぱりしてくれた方が私としては過ごしやすいのですが。早く本格的な夏になって、涼しい秋にならないもんか。


 そんな状況でもモンハンは相変わらず。




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 「モンスターハンターポータブル2ndG」な話。 第33回


 遠征ミッションでちまちま狩猟数を増やし、帰宅してから未クリアの大連続狩猟をいくつか片付けた前回でしたが、その後。




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【一角猛走編】


 さらに大連続狩猟をいくつかやってたんですが、さて次はどうすべ? と加工屋で武器リストを眺めていて、足りない素材をチェック。ふむ。白一角竜の堅甲とかモノブロスハートですか。モノブロスハートの方が通常種・亜種どちらでも可のレア素材で、堅甲は上位モノブロス亜種の素材ですね。
 

   1月中旬の【一角狙斬編】でも書いてますが、白モノビー、単品がないんすわ。そもそもモノブロスとかナナ・テスカトリって、集会所クエストにまったく出現しません。なので、村クエの中から受注するしかないんですが。【一角狙斬編】でほしかったのは上質の白銀の角という白モノビーの角だったんで、最終的に大連続狩猟「砂漠の疾風作戦」を何度かやったっぽい(←というのを読み直して思い出した)。ってそれでも入手できてないじゃん! いつこのプロジェクトは終わったんじゃろうか?

 
 前に「砂漠の疾風作戦」を選んだのは、狙いが白モノビーだけだったので、多少苦手なガノトトスが相方だろうと回転効率を重視したためですが、今回はモノブロスハートの方が入手しにくいはずなんで、二頭同時狩猟行くか。かつて緊急クエストで戦ったモノブロス通常種・亜種が登場する旧砂漠の「極秘依頼 二頭の一角竜!」です。もっとも、あの頃より多少は武器が充実してるし、腕も上がってる(はず)なんで、前ほどの恐怖感はない。レア素材はなかなか入手できないからレアなんであって、しかもおそらく物欲センサーも来るだろうから、回転効率を上げていくためにもマジ装備のナルガ刀に青蟹仮面。さらにどちらかを捕獲してもいいように罠系もしこたま持って行く。


 広い砂のエリアで白モノビーを発見! さっそくペイントして斬りかかる。まずは邪魔な尻尾狙い。威嚇等の隙にざくざく。結構あっさりと尻尾が千切れ飛ぶ。ただし、持ち込みすぎてアイテム枠が満杯だったので剥ぎ取りは後回し。砂に潜ったら音爆弾で強制浮上させ殴る。潜らないなら振り返りに合わせて閃光玉。頭部の部位破壊を狙う。角が折れる。部位破壊はクリア時に破壊報酬が出るので剥ぎ取りとは関係なし。怒りやすくなった白モノビーの加速装置がついてんじゃないかってくらいテンポが速くなった突進をかわしつつ、分断された二つのエリアを移動しまくる白モノビーを追い詰め、南側エリア2の北、尻尾が落ちてるそばで白モノビー撃沈。こちらはダメージもほとんど受けず、音爆弾が半分、閃光玉も調合素材込みでかなりの数が残っています。てことは、やっぱり剥ぎ取りしても入れる余裕がなっしんぐ。んー、通常種を相手にアイテムを使いまくって消費、枠を開けたところで剥ぎ取りにかかるとしますかー。

 
 岩場のエリアで通常種と遭遇。麻痺トカゲのゲネポスに邪魔されながらも、3回くらい斬ったら尻尾が飛ぶ。え……早くねえ? と思いつつ、閃光玉で足止めして頭部を撃砕。潜ったところに音爆弾を炸裂させ、どうにかこうにか音爆弾をすべて消費する。これで枠ひとつ。シビレ罠か、次は。シビレ罠は調合素材もあり、すでにひとつ使ってるので、今ある1つを使えば、次にトラップツールとゲネポスの麻痺牙で調合して枠がまた空きますよ! 惜しみなく閃光玉を使ってピヨらせたところでシビレ罠をセッティング。すぐさま調合して枠を空け、さらに素材玉+光蟲で閃光玉を補充。よし、これで、もう一度シビレ罠を消費すれば、また枠が増えます。結構このモノブロスも怒りモードに入りやすくなってるので、注意せねば。怒り時には突進だけじゃなくて振り向きモーションなども含めて速度が上がってるし、ダメージでかいし。一度潜られたので、離れたところに走ってモノブロスを待つ。地中突進から逃げ、噴出したモノビーの突進を誘導。避け損なって一発食らう。速ぇよこいつ。襟巻き部分に赤く太い線が浮き上がり、口元で黒い吐息。完全に怒りモードですな。


 それでもどうにかモノビーの突進を誘ってシビレ罠に引っかけて動きが止まったところに一撃、さらに脚を斬りつけ、離脱しようとした途端、

 
 目的を達成しました


 ……え、ちょ、ちょっと待てーっ。慌ててモノビーの骸に取り付いて剥ぎ取り開始。剥ぎ取りながらとっさにプラン。通常種の尻尾からの剥ぎ取りは、諦めた。エリアが違うし、それしかないから。モノビー本体は4回剥ぎ取りです。今回のメインはモノブロスハートなんで、モノビーでも白モノビーでも同じ。とすればまずこのモノビーからってのは間違ってない。間違ってないんですが。クエストクリアまでの残り時間が1分。4回剥ぎ取った後は猛ダッシュ。通常種の尻尾がエリア10、通常種の死骸がエリア4。目指すエリアは2です。ルート的には、エリア4→エリア10→エリア7を抜けてエリア2北側に出るとすぐ、というのがひとつ。ただしエリア10は砂エリアの北半分で大変だだっ広い。もうひとつのルートを選択。エリア4→エリア1の狭いエリアを通り過ぎ、ベースキャンプを駆け抜け、エリア2の南側に出現。北に転がってる白モノビーと白モノビーの尻尾に向かって走る走る走る。すでに目標物は見えています。砂の上に倒れてる白い塊。モノブロス亜種。走る走る走る。

 
 見えたあっ!!
 この手がのびきればアレに手が届く。

 チャンピオンベルトに――

 届けえ〜〜っ!!
 

(森川ジョージ「はじめの一歩」32巻)


 
 あとちょっとのところでしかし「クエストクリア」の表示。白モノビーの死骸を前にガッツポーズする私。うう……。ちなみに、クリア報酬でモノブロスハートがひとつ、白モノビー素材は堅甲がひとつのみ。他のは通常種のばかりだなあ。物欲センサー、もしかして白モノビー素材の方に発動してないか?
 

 第二戦。懲りたので、今度は岩場で戦闘した記憶が多いモノビー通常種を先に狩る作戦。しかも予想よりあっさりめで片付いたこともあって、捕獲をしない方向で。てなわけで、念のため罠素材は持ってきたものの、捕獲用麻酔玉などは置いてきて、アイテム枠を空ける。予測したエリアでモノビー通常種と接敵。そこで判明したこと。音爆弾、忘れた。きーっ。ガノトトス戦と違って、その物忘れが致命的になる、というわけではなかったですが、地中に潜られたときにめんどくさい。うっかり音爆弾ないのに近づきすぎて地中に潜るのに巻き込まれ、ゼロ距離噴出で死にかけたり。それでもまあ、モノビーを倒し、剥ぎ取る最中にモノブロスハートひとつ。うわ、レア素材の方が先に集まっちゃったよう。てことは……、白モノビーを倒しての剥ぎ取りでは堅甲ひとつも出ず。クリア報酬で白一角竜の堅甲ひとつ、モノビー素材はたくさん。調べてみたら、堅甲ひとつって抽選なしの確定でゲットしてるだけじゃん。もちろん剥ぎ取りにも抽選にもたっぷり入ってますよ堅甲、確率高くても出ないだけで


 結局クエストの数で押して必要数堅甲ゲットしましたが。



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【持物整理編】


 アイテムボックスに入るアイテム量ってのは、「2nd」→「2ndG」への移行でかなり増えています。というのも、「2nd」では各アイテムがクエストへ持って行く最大数=アイテムボックスの枠の最大数だったのです。ん、分かりにくいか。つまり、モドリ玉ってクエストで一個しか持てない、閃光玉は5個まで持てる。だから、アイテムボックスの中ではモドリ玉は1個で枠ひとつ、閃光玉は5個で枠ひとつつぶす。これが「G」だとすべてのアイテムが枠ひとつで99個までストックできるようになったのです。こりは便利。


 ただし、物事には限度というものがあります。収納の書でページ数を増やしても「G」はアイテムボックスのアイテムリストが10ページまで。1ページ辺り10×10のアイテム枠があるので1000個のアイテム枠が全部であるのですね。んで、最近ふと見てみたら、10ページ目の半ばまでアイテムが埋まってました。んぎゃー、何事!?


 そういや最近お金に困ってアイテムを売っ払った記憶があまりない。元々、モンスターから得た素材等は何に使うことになるか分からないので、基本売らない。売るのはもっぱら虫とか石とか。しかも最近は備蓄ハチミツが700を越え(=枠7つ)、こんがり肉が2列くらいあります。仮に狩りがうまいこといってG級に上がろうものならモンスター素材の種類ががらりと変わるので、多分、アイテムボックスに入りきれない。ちょっとどうにかしよう。


 とりあえずこんがり肉をがっつんがっつん売る。溜まってた虫とかも売る。それからはたと気づいた。おそろしくページを圧迫しているものがカラの実とカラ骨【小】であることに。これらはボウガンの弾を作るのに必要なんですな。で、売り払っても値がタダ同然。ボウガン使わないんで消費もなし、溜まる一方という流れ。どちらも総数表示が999でカンスト中。それぞれ3列ずつくらいあるし。てことはどっちも3000個くらいあるってこと!? 使いもしないのにかっ。ということで、調合して枠を減らす大作戦。


 例えば、調合リストを埋めるために火炎弾はひとつだけ作ってたりしたのですよ。これをカラの実+火炎草で調合するとカラの実がひとつ減りますわな。で火炎弾は枠ひとつ99までなんでまだまだ行けますとも。とりあえず99まで作る。同様にして他の弾を次から次に作成し、カラ骨も調合しまくり、どちらも1000個ほど減らす。他にもアイテムを作成しまくって枠を削りまくり、どうにか10ページ目の2行目くらいまでになった。後は、トレニャーさんが拾ってきたり、諸々の事情で作成したりした装飾品ですな。アイテムボックスに残っているのは、防具に組み込まれてない分だけです。これを解消する一番手っ取り早い方法は、使わない装飾品は売り払うということですが、いつ使うことになるか分からないので、それはしたくないところ。二番目にいい方法は、使用しない防具に突っ込んでおく、というものですけれど、これはこれでどの装飾品がどこにあるかが分からなくなるので却下。とりあえず、装飾品の山はこのままかなあ。


 多少は楽になったものの、こりゃあアイテムを減らすために、ボウガン使うのを考えないといけないかもしれん。



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【古龍変動編】


 集会所の★×8のクエストをちまちまやる。以前書いた「海賊装備をゲットするプラン」のための方策としてここんとこ弓やったり双剣鍛えたりということが多かったんですが、もうひとつの方策であるクエストをクリアしていく方向も進めておこうというか、気分転換というか。こちらは、基本的にメインウエポンである太刀を使うつもりでした。大連続狩猟をいくつか片付けた後、取りかかったのは集会所上位古龍。い、いやキリンは含みませんとも。狙いはテオ・テスカトルクシャルダオラ、オオナズチあたり。これらは2種類ずつのクエストがあるので、合計6つのクエストがそこに存在しているわけです。


 まずは「灼熱の防衛戦」を受注。街にやってきたテオ・テスカトルを防衛兵器を使って撃退するクエスト。装備は炎帝用に作っていたクシャナSシリーズ+頭だけディアソルテ。これだとテオが周囲に展開する炎のダメージを受けなくなるので攻撃回数増。しかもボマーをつけてるので爆弾で狙うと効果大。危なげなく25分撃退成功。次にまた出てきたので「灼熱の防衛戦」で角折り、尻尾切りに成功。結構弱らせたと思うので、他のクエストでとどめを刺すことに。


 次は「風をまとう古龍」で密林ダオラに挑戦。うわ、ダオラが錆びてねえっ。錆びてないダオラと戦うのってすごく久しぶりな感じ。こちらの装備はミヅハ覇シリーズ。上位オオナズチ素材で作った剣士装備(ガンナー装備はトヨタマ覇シリーズ)。龍風圧無効+耳栓が発動していて、まあ攻撃系スキルがないですけれど、ダオラ相手には圧倒的にイケるかと。何せ角を折るまでのダオラは風を纏っていて、それにより近づいただけで尻もちになるわけですから。ただ、このミヅハ。FF系黒魔道士を紫色にしたような風体でどうもいまひとつ好みではないのが難点。が、効果は絶大。クシャナ装備でテオ・テスカトルと戦ったときよりもさらに感動。何しろ攻撃が普通に出来ます。しかも耳栓で、ダオラの咆吼もキャンセル。


 ただし、ここんとこ街でしかダオラと戦ってなかったので、忘れてました。木々に紛れてダオラのモーションが見えず、雨に紛れてカッ飛んでくる風ブレスが見えず、10分内に2落ち。ただし、その10分内に何度かダオラをダウンさせまして。お互いノーガードで殴り合ってるガチンコバトルですよ。ただ、2落ちした以上、こちらは慎重にならざるをえません。ダメージ受けたら素直に回復に走る。それにしても、密林ダオラ、雨降らせるなあ。


 25分経過。……あれ、ダオラが逃げない? これまで撃退可能古龍が25分経過で逃げないと場合、たいていはダメージを与え足りないということでして。そのケースだとさらに殴り続けると+数分で逃げてくれました。でも、今回、ダウンを何度か奪うほどにむちゃくちゃダメージを与えてます。ふわりと飛んだクシャルダオラがエリア移動。逃げ出したのではなく、その証拠に別エリアにマーキングが止まりました。エリア6。……ダオラ、エリア6で行動したっけか? 今まで何度か密林ダオラとやってますが、とんと覚えがない。


 そこではたと閃いた。倉西誠一『狩られ道』の中に、クシャルダオラ戦に関するエピソードがあった。思い出しながら走る私。ダオラのマーキングは動かない。密林エリア6。ゲリョスやらイャンクックやらがよく訪れる場所。そこは、


 休眠場所だーっ。洞窟に飛び込むとクシャルダオラが隅っこで鼻ちょーちん。『狩られ道』のエピソードでは、同様にクシャルダオラを探し回って見つからず、途中通りがかったエリアで寝こけてるのを発見するというもの。うおーっ、と太刀で殴りかかる前に、珍しかったのでデジカメで記念撮影をして、改めて、うぉーっ。寝起きのダオラをさらに何度か斬って撃退に成功。ああ、びっくりした。


 さらに「煉獄の主、怒れる炎帝」で火山のテオ・テスカトルへ。「灼熱の防衛戦」で二回ボコボコにしてるので、今度で決着する、はず。村クエ上位の古龍戦では、三度目にはテキトー激運装備で行くことにしていたのです。古龍相手だと撃退と討伐ではクリア報酬が段違いなので、討伐時には激運がほしい、と。ただし激運装備だと炎纏いとか風纏いの無効化もできないし攻撃スキルついてないので、通常は使わない。トドメだけですよ。同じ調子で集会所のこのクエストに挑む。10分で3落ち。ダメージ引き継ぎのせいで怒りっぽくなってるテオ・テスカトルの突進、飛びかかりの前に屈しました。てか、ダメージが通り過ぎるよテキトー激運装備。ヘコみつつ、再び「煉獄の主、怒れる炎帝」に挑戦。15分で3落ち。ご、5分延長。って ぐああっ。こここ今度はマジ装備でボコってやる


 「煉獄の主」がクエストリストになかなか出ない(古龍戦はランダムで登場する)。なので「氷点下の支配者」で雪山ダオラにチャレンジ。雪山ダオラとはほとんど戦ったことがないですな。だって狭いし、雪山だからホットドリンク必要だし、風ブレスに雪だるさん効果がついてくるし。でもクリアマークをつけるためです、頑張りますとも。やってみて思う。白っぽいクシャルダオラのボディが雪、それもダオラが呼ぶ吹雪に紛れて見えにくい。飛ばしてくる風ブレスも分かりにくい。こりゃ密林メインで狩猟するわけだ。しかも、このところ忘れ物癖がついていますアイテムどころかボスモンスターを勘違いすることすら。こないだなんてリオレイアだと思い込んでた相手に、バックジャンプブレス食らって火ダルマになってようやく「リオレウスじゃん!」とマジ驚いた(←レイアにしては赤黒いなあ、とはぼんやり思ってた)。今回忘れたのは砥石。堅いダオラ相手に砥石忘れてどうするって。ボロボロになっていくマイ刀。無駄に発動している青蟹仮面の高速砥石。そこへ支給品到着のニュース。慌ててモドリ玉でベースキャンプへ帰還し、携帯砥石で斬れ味を戻す。どーにかこーにか25分撃退。1落ち。ふひー。


 「煉獄の主」がまだ出ない。のでオオナズチ退治へ行くことに。森丘で「古の霞龍、オオナズチ」受注。オオナズチには自動マーキングをつけたレイアSシリーズで。これには毒半減、体力+50のスキルも発動ですが、毒は怖いので解毒剤も持ってく。オオナズチは翼も尻尾もやたら堅くて、姿を消されてるとそこを殴ることも多いのです。なので砥石必須。ちゃあんと確認しましたともさ。……で、何でお弁当忘れるかな! 時間経過でスタミナ減少し、さあ回復するかってときにこんがり肉がないことに気づいて愕然としました。もう、ズッチーのブレスが怖いこと怖いこと。当たればスタミナが限界近くまで一気に減り、ダッシュも何もできなくなりますからねえ。角を破壊した上で、結局25分ちょい、お弁当抜きで撃退。はらぺこー。


 「煉獄の主」がまだ出ない。ので、沼地での「しじまの向こう」でオオナズチ退治。今度は忘れ物なしですよ、さすがに。まあ、何故か必要のないペイントボールとか持ってきてましたが。25分撃退。


 「煉獄の主」がまだ出ない。ので、森丘でオオナズチ退治。今度はトドメになるはず。テキトー激運装備でごー。砥石を忘れて青くなる。オオナズチ堅いっちゅーねん。まだ尻尾切断まで行ってないので姿を消してくれやがります。すごい勢いで斬れ味が劣化していく状況で、支給品が届き、慌てて駆け込むベースキャンプ。28分、オオナズチ討伐。ふひー。


 それにしても忘れ物が多いなあ。ちょっと舐めてかかってるってところがあるのかもしれません。気を引き締めないと。



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【双角墓穴編】


 「煉獄の主」が出ないので、次のターゲットは「死闘! 角竜ディアブロス」です。砂漠でディア坊相手にバトります。クーラードリンクを持ってー、音爆弾持って−、砥石も忘れずに、お弁当も入れてー。装備は対マオウ戦で使ったリオソウルUで、スキルは高級耳栓、見切り+1、斬れ味レベル+1、心配性、体力−10。クエスト開始後、たったかたーと砂漠を駆け回ってドスゲネポスを探す。はっはっはっ、ちゃーんとチェックしているのです。このクエストには麻痺トカゲの親玉も出るのです。乱入されるとやっかいだし、先に狩っておくのです。や、砂漠を走ってるのを発見。さっそく斬りつける。


 ジャンプしまくるドスゲネポス相手に結構手こずる。ちまちまダメージを食らい、ああ、そろそろ回復しなければいかんのう、と思ったとき、それが来た。背後からのあまりにも唐突なディアブロスの突進ドスゲネポスもボスモンスターなんで認識の目アイコンが点灯しています。だから、別のボスモンスターが近くに出現したことに気づくのが遅れた。しかも回復してなかったし。突進をまともに食らっていきなりな1落ち


 2人目が別の場所でドスゲネポスを始末し、本命のディア坊に取りかかる。アクシデントは1人目のみだったようで、音爆弾と閃光玉を巧みに用いて尻尾切り、角破壊×2もこなし、30分ほどでディアブロスを沈める。ほっとする。


 「煉獄の主」が出ないので、さらにクエストを進める。砂漠の「黒き角竜の猛攻」受注。相手はディアブロス亜種、クローディアです。通常種よりも手強いこと確実なので、捕獲を考えた装備にし、死亡に備えて体力の上限をMAXにする秘薬も持って行く。装備はもちろん対マオウ装備のリオソウルU。自宅を出る前に、ふと気づいてアイテムリストをチェック。うわ、危なっ、また砥石忘れるとこでした。アイテム枠がいっぱいいっぱいだったので、ちょっと考え、シビレ罠と入れ替える。調合素材で2つ分あるしねえ。


 このクエストにはドスゲネポスも出ないので、とっととクローディアを捜索。接敵。戦闘開始。そして気づいた。閃光玉忘れた。いやいやいや調合素材は持ってきてるんですよ、ちゃんと。でも調合した閃光玉×5がない。アイテム枠いっぱい。いったい私は何をそんなに持ってきておるのか。ともあれ、クローディア相手に音爆弾を使いまくる展開に。モノブロス同様、地中に潜ったときに音爆弾を食らえば上半身だけ出して悶絶します。しかし、やっぱりモノブロスと同じで怒り時には効果がない。で、バトルの後半は当然怒りやすくなるわけですから、音爆弾は前半に使うことになる。こいつの調合素材は持ち込んでないので、使い切れば、そこに閃光玉を調合できる。という作戦。


 死亡することもなく、ベースキャンプに戻ることもなく、砥石を使い、回復をし、ひたすらクローディアと戦う私。調合素材はあってもモドリ玉作る枠がないので、一気にベースキャンプ戻って回復という手段も使えず、回復は回復薬とグレートをメインに。尻尾はかなり早い時間帯で切断、角も閃光玉が使えるようにあってから足止めしたところを滅多打ちでへし折りました。ふうむ、いい感じで進んでるじゃん。


 制限時間50分のうち、40分近くが経過した頃。さすがにそろそろ試してもいいだろう、アイテム枠もあるし。エリア移動した直後のぼーっとしているところを狙って離れたところにこっそりシビレ罠。地中突進を避け、地上に出てきたのを誘導して、罠に掛ける。そこへ捕獲用麻酔玉×2。……眠らない。舌打ちひとつ、そのまま殴りかかってダメージを入れる。


 残り時間5分。使えるのは閃光玉×2とシビレ罠くらい。もうそろそろいい加減いいだろう。と最後のシビレ罠を仕掛ける。クローディアが突進を開始する。シビレ罠の前にいたオトモアイルーのポチがかち上げられ、吹っ飛び、クローディアは罠に踏み込む。私がアイテムリールにセットしていたものを投げつける。小さな玉が投じられ、クローディアに命中……せずにすり抜ける。にゃにー!? 直後、クローディアの背後で光が炸裂。閃光玉!? 閃光玉投げた、私!? 慌てて押したのは□ボタン。アイテム使用。リールを回してないので、もちろんそこにセットされていたのは、閃光玉。無情に投げられ無駄に炸裂するラスト閃光玉。直後、罠破壊してクローディア解放。もう取り憑かれたような人災。


 もうこりゃ腹くくってやるしかありませんな。時間はほとんどないですけど。足止めしする手段もなく、突進したのを追いかけては短くなった尻尾にぶっ飛ばされて毎度ダメージを食らう。で、回復して、また殴り、殴られ。一度連続してダメージを叩き込まれ、回復薬グレートを複数使わねばならない、という局面で閃く。どうせここまで来たら死のうが生きようが同じこと。秘薬を飲んで全快。回復薬グレートを使わなかった分だけ時間の節約となり、斬りかかる。尻尾をかわし、脚を斬り、突き、斬り上げる。そのまま振り下ろしの一撃が腹部に入り、


 クローディアが倒れた。「目的を達成しました」の表示。もがき、すぐに動かなくなるディアブロス亜種。残り時間2:22。「黒き角竜の猛攻」クリア。クリア報酬がおそろしく少なかったのは最後まで取り憑かれていたせいだと思います。


 ともあれこれで、★×8で残ってるめぼしいのはラージャンとかラージャンとかナルガクルガとかナルガクルガとかグラビモスとか黒グラビモスとかですか。まあディアブロスとディアブロス亜種が同時に出てくる「4本の角」とかキリンとかもありますけどねえ。多分先に挙げた三種類のモンスターのいずれかがキークエストなんだろうなあ。まあやってみますか。


 あ、その後出てきた「煉獄の主」は青蟹仮面で倒しました。









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 またしても使わなかったガンランス。着々と進行する集会所クエスト。訓練所再開はいつの日か。最大の敵は自分ではないかと疑いつつ、次回「迅竜旋風編」でクエストを進めるっ!


 
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。



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 馴染みの本屋でヤンキー座りして得た情報によれば、来月は池上永一『風車祭』が上下文庫本で出るようで。これ好きなんですよねえ。でも上下かあ。もひとつ宮本昌孝『風魔』が上下本で文庫化。こっちは迷いなく購入ですか。あと栗本薫のグイン・サーガ最新刊も出るようで。どこまでストック出るかなあ。




 購入した本:
  佐藤多佳子『一瞬の風になれ1〜3』、鈴吹太郎/F.E.A.R.『アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク2』、伊藤和幸『ダブルクロスthe 3rd edition リプレイ・ジェネシス1』、田口仙年堂『本日の騎士ミロク2』、葵せきな『生徒会の六花』

 読了した本:
  ロバート・チャールズ・ウィルソン『時間封鎖(下)』、力造/グループSNE『剣神1〜5』、近藤史恵『サクリファイス』、恩田陸『訪問者』、竹内真『自転車少年記』、川上稔『終わりのクロニクル1(上・下)』『終わりのクロニクル2(上・下)』『終わりのクロニクル3(上・中)』、倉西誠一『狩られ道』



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