2009年8月。


中旬。


 気がつけばお盆も過ぎておりました。ミッション場では皆お疲れのようすでして、ぐったり。後ろの席の人が「皆さんお盆疲れのようですねえ」などといってましたが、私、フツーに土日休んだくらいの感覚で、というか土日しか休んでねえし。にも関わらず、結構ずっしりと身体が重かったりで、疲れが溜まってきてるのかなあ。


 そういや、近頃、夜、寝苦しいのです。寝汗とかかいてるし、睡眠浅いし。そのせいかしらん。扇風機は「弱」で回してるんですけどねえ……あれ?  毎年暑い時期には「弱」じゃなくて「中」にしてたような気がしますゾ。今年は「もう少し暑くなったら『中』にグレードアップするか」などと思いつつ、お盆過ぎ。それか!? それか! もう暑いっちゅーねん。とりあえず扇風機を「中」にしてみようと今日この頃。残暑見舞い申し上げます。


 疲れが溜まると、脳内の回線がおかしくなるのか。時々不意に昔の音が再生されたりします。前はゲームミュージックだったりしましたが、今回はエンドレスで「カリメロ」のテーマ。もうぐんぐん走っちゃおうって感じで暴走中。多分、再放送のアニメをずいぶん昔観たときの記憶だと思いますがね。今回これ書くのにネットで調べてみたら、「カリメロ」ってイタリアの漫画なんですねー、アニメはイタリアと日本の合作だとか。まったく知りませんでした、奥が深い。


 数日経って「カリメロ」祓いに成功。それにしても暑いです。ミッション疲れだけじゃなく暑さってのも疲労に効果がありますわな。あまりに暑いので、ふらふら入ったコンビニの栄養ドリンク棚で、こんなものを購入。

  

 ↑タイトル「くーらーどりんく@りおれうす」ってとこで。分類は清涼飲料水、販売はバンダイ。1本200円するんですが、コンビニ出て、一息に飲み干し、しみじみ思う。滋養補給であれば、同じ棚の栄養ドリンクの方がいいのでは? ついでにひんやりするんだったら、コンビニで立ち読みしてた方が身体が冷える気がします(タダだし)。うーん、バンダイだし5周年記念のキャラ商品と見た方がよさげです。ミント系ですが、これ、こないだ買ったマグいっぱいに注ぐと、1000円くらいかかる気がする(1本100ml)。


 暑いといえば、こないだ原付で走っていたところ、ラーメン屋の前に手書きの立て看板。見れば、「店内、よく冷えてます」いやそれラーメン屋の宣伝じゃないだろ。前に「コミック総入れ替えしました」みたいな看板出してたラーメン屋もありましたが。まぁ、フツーにラーメンの広告出しても暑苦しいだけみたいな気もしますし、冷やし中華のごとく「冷房はじめました」とかやっても今までやっとらんかったのかいとツッコミ来そうですしねえ。


 前回写真を掲載した生首畑ですが、やはり収穫のシーズンだったようです。すっかり何もなくなっていました。もう刈り取られ、すっきりです。暑苦しくありません。何かあればデジカメ持ってきて翌朝にでも撮影したのですがね。その帰り、別の畑の周囲にずらりと植えてあるひまわりが遠目いい感じだったのです。みな同じ方向を見て、大きいのあり小さいのありで、何やら幼稚園の遠足みたいな。大きいのが引率の先生で、小さいのが園児。おお、これちょっといい感じじゃん。デジカメ持ってきて撮るのもいいかもしれません。と近づいてみてみると、なんつーか、葉っぱは虫に食われてぼろぼろで、かなりみすぼらしい状態。遠足というより地獄のロードの終盤みたいな状態になっていて、長い列のどこ見てもそんな風で、ひまわり、みんな死にかけてます。こ、これは撮らない方が正解かも。というわけで、写真なっしん。暑いねー。


 ミッション場で近くの席の男性、仮にダルマ氏としておく。お盆前のことである。このダルマ氏、自転車でミッション場へやってくる。体格がダルマみたいであり、顔もダルマみたいであり、毎朝汗だくになっており、午前中の休憩時間にTシャツを着替え、水洗いをする。それはまあいいんだが、ある朝、みょーに汗をかいていない。いつもは来てから500mlのペットボトルの茶を一気飲みした後、冷えた缶コーヒーを一気に飲むのであるが、コーヒーしかない。「あれ、どうしたの」と尋ねてみれば、「いや途中でチャリがパンクしよりましてね。送ってもらってなおコーヒー一気のみかいっ。翌日、ダルマ氏またしてもコーヒーのみで登場。「チャリなおったんじゃないの」「なおったはなおりおったんですがね、また途中でパンクしまして。近くのチャリ屋に運んで、家のモンに迎えに来てもろたんすわ」んで、コーヒー一気。たしか前日のパンクは近くの工事現場からこぼれたとおぼしき釘が原因だった。「また工事現場?」「いえ、今度はちゃいます」「ほうほう」汗ふきふき。「バラのトゲっすわ」……はあ? 寡聞ながらバラのトゲでチャリパンクってのは初めて聞いた気がします。どうも通り道にバラが咲いてるらしく、そこから抜け落ちたトゲがピンポイントで刺さり、パンクにあいなった模様。「いや、わしも信じられんかったすわ」チャリ屋で引っこ抜いたのを見せられて、ようよう納得したらしい。そんなこともあるのだなあ。


 こないだ煮えた頭にふと浮かんだ言葉。いかんですなあ、接続がおかしくなっているのか。


 人を笑わば腹八分:あまりに腹の底から他人を笑うと、相手を不快にさせ、角が立つこともあるし、逆に巡り巡って自分の言動を笑われることもある。なのでほどほどに笑う方がよい、の意。


 何があったんだ私の脳内接続。もうひとつ。こないだブラウザのニュースヘッドラインに浮かんだ言葉を見たときのこと。ぱっと見、その言葉を道化するケータイ、と判断した。うむ、ケータイというのは人を踊らせたり、笑わせたり、考えさせたりするものである。って違うわっ。正解は進化するケータイ。でも道化してくれるケータイの方が面白そうではある。


 いつもけなしている某バスの話。いつも原付停めてるとこの斜め前には屋根付きのバス停があります。こっちは元々シャッター付の車庫なんで、歩道−車道間には降りれるように段差が低くなってる仕様。ある夕方、電動シャッター開けて帰ろうかとしたところ、すーっ、とバスが段差のとこに停車。いつものバスです。い、いや、そうじゃねえだろ、こら。あんまし遅い時間帯だと、その位置にタクシーが停止していて、こちらがクラクション鳴らそうがライト浴びせようがぴくりともどこうとしなくて腹立ったり通報したくなったりするんですが、今度はバス。団体の客が乗っているらしく、ぞろぞろと下りてきている。んー、どっかの大学か高校の部活ですかね、私服ですがそんな雰囲気。と、いきなり乗る客もいないのに真ん中のドアがぱかんと開いた。私は出ようにも出られないので、シャッターのとこでぼーっとそれ見てたんですがね。運転手のアナウンスが聞こえる。「真ん中から下ろしていいですよ」……何をいっておるのだこいつは、と正直思う。しかし、すぐに意味が分かる。部活、というのは弓道部であった。先頭の何人かはすでに道具持って下りていたのだが、まだ中が詰まっている。で、弓って、デカい。その上長細い。料金箱のある前ドアの狭いとこって出にくいそうなんですわな。そんで何人か出たところで、荷物だけ真ん中ドアから受け渡し開始。やあ、そのためのドア開きだったんですな。運転手グッジョブ。とそこまで来て、ようやく、シャッターの前に停まっている意味に気づく。屋根付きのバス停、弓引っかかりそうだしなあ。うん、やるじゃん青バス。というかそんな大荷物、部活とかだったらマイクロバスで移動とかした方がいいと思います。


 不意に山田風太郎の明治物が読みたくなる。途中までは読んだ気がしますがね。ちくま文庫に入っているので、ヤフオクで見る。あんましない。あっても、定価で買うのと同じくらいの値段。ううむ。amazonで中古を見ると送料込みでも安くなる。とりあえずは『警視庁草紙』を上下別々の出品者に注文。『上』が2日後に、『下』が4日後に届く。注文したの夜ですよ。えれー早くねえ? つーかまだ到着予想期間に入ってもいない。ので、amazonで出品者の評価すらできやしねえ。こりゃーどうしたもんか。というか、評価できるのかこれちゃんと。せっかく迅速すぎる対応してもらったので評価してさしあげたいところなんですがねえ。


 んな感じで、暑さで煮えてるというかとろけてる感じが続いています。還暦迎えた父など、夜自室の温度が下がるまで茶の間(クーラー付)で動かないしなあ。まだまだ残暑続くんでしょうが、まあ頑張って生き延びませう。


 そんなクソ暑い中でもモンハンは相変わらず。




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 「モンスターハンターポータブル2ndG」な話。 第37回


 前回グラビモス祭りからとうとうキークエストを絞り込んだ狩人。残るキーはグラビモスのみです。そんな状況から、




* * *


【双角多角編】


 何故か、ディアブロス退治に行く狩人。いや、なんとなーく、機が熟してないというか、あの黒グラビモスどうやったら倒せるんだとかそういうのがあるわけで。残っていたディアブロスの二頭クエストに挑む。ほら、もしかしたらこの同時狩猟がキーかもしれないし。といいつつ、まず挑んだのは、「4つの巨塔」で旧砂漠で黒ディアブロス×2のクエスト……って村クエじゃん、キー関係ないじゃん!


 装備は、対ブロス専用着と化してる感のあるリオソウルUですとも。ブロスっていったら、モノブロスだったりディアブロスだったりハンマーブロスだったりするわけです(最後のはちと違うか)。咆吼対策で高級耳栓は必須ですかね。


 黒ディアブロスなわけですよ。角が二本ですよモノブロスより強いわけですよ。武器は弱点の氷属性【ドドド】で、オトモアイルーはほぼレベルMAXの氷属性攻撃を行うリンちゃん。ただし、このリンちゃん、これまで育ててきたオトモたちを凌駕するやんちゃでして。通常、オトモアイルーというのは、レベルとは別になつき度というのがあって、最高5段階まであるそのなつき度が高いほど、無駄な行動をしなくなります。レベルがMAXに近いってことは、なつき度も当然高く、5あります。寝転がってよくサボっていたムーディーサンチョだって5になったらマジメに働き、役に立っていたのです。ところがリンちゃん、この期に及んでも寝るわ、踊るわ、接近戦をしているダンナさんのところに平気で爆弾を投げ込むわとやりたい放題。果たしてディアブロス相手に役に立つのかどうか疑問も残るのですが。捕獲に行く可能性も高いので罠やら捕獲用麻酔玉やらも持って、アイテム枠ぱんぱん。


 とにかく合流されるとどうしようもないので、各個撃破を狙う。というか、始まってすぐ目の前に一頭黒いのがいまして。とっととペイント玉投げて戦闘開始。旧砂漠岩場のエリアにて、尻尾斬りに成功。もうこっちは全開で音爆弾を使って潜行を抑え、突進しかければ閃光玉でピヨらせ、頭部を殴る。角が一本砕け、二本目も砕け、合流されないまま、一頭目を撃破。剥ぎ取りするほどアイテム枠が空いてなかったので、そのまま砂地エリアを駆け回って二頭目を探す。二頭目を捕捉し、以下中略。部位破壊にも成功したし、アイテム枠もちょっと空いてきたので、このクローディアをほったらかしにして一頭目の尻尾と本体の剥ぎ取りに行く。もうモノブロス戦のように剥ぎ取れずに終わるというようなことは避けたいのです。用事をすませて砂地に戻り、とっとと二頭目も撃破。罠とか使わずに済んだ。リンちゃん? 攻撃面では何かしたような記憶はないが、よく突進食らってぶっ飛ばされてたので囮にはなったかと。


 今度は本番。村クエ「4つの巨塔」に対応する集会所★×9「4本の角」舞台は砂漠・夜、相手はディアブロスと黒ディアブロスの二頭同時。一頭は通常種ってのが「4つの巨塔」との違いですが、集会所はパーティープレイをメインにしたところなんで、ソロプレイ専門の村クエよりもモンスターが強いのです。ということで先のクエストよりも格上ですかね。アイテムを補充し、オトモはリンちゃんのまま、砂漠へ赴く。


 砂エリアで黒い方と遭遇。よし、やっかいなこっちから退治しておきませう。ペイントしたらとっとと地中に潜りそうになったので、すかさずアイテムリール回して音爆弾。前半身を飛び出させたところを斬りまくる。突進を避け、尻尾を斬りつけ、斬りつけ、斬りつけ、そのうち切断成功。これでだいぶ楽になりました。長い尻尾は、振り回されると近づくのも困難ですからね。エリア移動したのを追いかけ回して斬りつけていると、さらに元の砂エリアに戻られる。ふむー。次は角狙いですが、閃光玉で目を回してるところに斬りつける。てか、ディアブロスはデカいので、、顔が通常位置だと縦斬りと踏み込み斬りしか届かないのでやっかいです。それでも頑張ってがしがしやってると、威嚇に入るクローディア。威嚇時は顔が下がるのです。お、ちゃーんす。とそこへとことことやってきたリンちゃん。ぽかんとハンマーで一発。角が砕けました。狙っていたので間近で見るハメになる私。唖然とする。もう一本はせめて自分で−、とやっていてさらに閃光投げて斬りまくる。位置調整のために斬り退がりを入れて、一歩後退。尻尾回しが来そうだったのでさらに回転回避して後退。そこへいきなり白っぽいものが来た。……え? 何が起こったのかまるで分からなかったのですが、カメラを回して気づく。ディアブロス通常種がクローディアと私の間に突進ぶちかましてきやがりました。というか、回転回避かけてなかったが間違いなく吹っ飛ばされていましたな。そんなことより何より合流されちゃったようおうおう。


 別エリアに避難して、砥石使ったりして準備を整え、時々様子見をしているうちに後から来た通常種の方が先に岩のエリアに移動。んじゃーってんで、黒い方に攻撃かましてもう一本の角を砕き、さらにトドメ。砂エリアに亜種を沈め、何だかアイテムがまだいっぱいいっぱいなので、もうちょっと頑張って消費すべく剥ぎ取りもせずに通常種を求めて岩場へ。尻尾斬り、角折り×2を難なくこなし、中途離脱してクローディアの剥ぎ取りへ。もうここまで来たら罠とかいりません。結構通常種も痛めつけてきたし。剥ぎ取り剥ぎ取り。舞い戻って通常種も倒し、剥ぎ取り剥ぎ取り。角折った瞬間以外のリンちゃんが何してたのかよく覚えてませんが、意外にあっさり「4本の角」もクリアしちゃいました。


 集会所に戻ってみてもおねーちゃんのセリフが増えてるなんてことはなく、やっぱり近いうちに黒グラビモスを倒しに行かねばならんなあ、と、


 ……思いつつも、次に挑んだのは覇竜アカムトルム。ネコートさんの最終極秘依頼です。一度倒してエンディング観てる相手ですが、素材がちょっとほしい。武器に関しては以前述べたように後回しでもいいかと思いますが、防具防具。アカムトシリーズコンプで見切り+2と斬れ味+1、マイナススキルの雑念が発動します。これに聴覚保護のスキルポイントが5入ります。もう少し頑張れば耳栓が発動します。これって、対ブロス用装備のリオソウルUの後継着になるんじゃないか、という目論見。スキル構成が似てるし、アカムの方は上位最後に出てくる素材なんでかなり防御力とかいい感じなのです。いまパーツひとつ作れる素材があるんですけど、ひとつだけではどうにもならないのです。さらに問題がもうひとつ。胴防具アカムトウルンテを作るのに鎧竜の延髄×5が必要です。鎧竜……グラビモス? その延髄なんてこれまで一度たりとも見たことがありません。調べてみたら、尻尾からの剥ぎ取りらしいんですが、グラビモスの尻尾斬ったことあったっけか? つーか、何故尻尾で延髄?


 ともあれ覇竜討伐へ。これが予想以上にさくさく進み、1落ちしたのみで討伐に成功。素材ざくざく。うむ、よしよし。村で加工屋に行き、アカムトサクパケ(頭部)、アカムトイッケク(腰部)を作成。リオソウルUと組み合わせつつ調整に入る。アカムを入れると高級耳栓が単なる耳栓になっちゃうんですが、大咆吼ぶちかまさない敵なら十分行けます。大きいのが来るならリオソウルUで。ってそれじゃ対ブロス用には使えませんが、それはそれとして。


 もっぺん覇竜討伐へ。今度は大苦戦です。何が苦戦って、気がつくともくもくと湯気のようなものが出てるのです。変な状態異常のアイコンがついてるし……これって防御力ダウン? いつそんなの食らったのかよく分からぬまま、モドリ玉で避難し、状態異常が時間解除されるのを3分ほど待つ。ふひー。回復後がしがし攻撃をするものの、地中潜行される。ブロスどもと違ってマーキングがちゃんと表示されるので、追いかける。んで、どごっと長い牙使って出てきたところに吹っ飛ばされる。あ、また、もくもく。これかこれか、そういやさっきも逃げてたところに地中からどごっと食らったような。とか思ってる間に立ち上がられ、大咆吼でぶっ飛ばされ、動けなくなったところをはねられて死亡。2人目は、牙で突き上げられ、空高く舞い上がり、うわー、何か決戦場周辺がよく見えるよー、とというくらい吹っ飛ばされ、ダメージを食らった上、またしても防御力ダウンになる。なるほど牙でぶっ飛ばされるとこうなるのか。そのまま食いつかれ、倒れて起きたところに膝が入り、死亡。3人目でどうにか尻尾切断→討伐まで持って行った。危なかったー。


 これでアカム相手に3勝2敗の勝ち越しとなり、得た素材でアカムトケマル(脚部)を作成。これでは腕と胴だが、後者ははるか彼方ではある。アカム装備は紺色と少しオレンジの線といった感じで、青−黒のリオソウルUとはさほど色の齟齬がない。もう少しくっつけるために、アカム装備のパーツの一部をカラー変更して紐とかを青っぽくする。コーディネートコーディネート。もう一頭くらい行くかなー、どうしようかなー。



* * *



【黒鎧翼斬編】


 あんまり放っておくのも悪いし、前回のグラビモス祭りで得た感覚を忘れそうなんで、いよいよ黒グラビモスに太刀で挑戦。防具はプレデター装備、武器は水属性のクレセントヴァイスです。オトモは久方ぶりに突撃型のタップ


 万全の装備で望んだ黒グラビん戦。5分針すなわち10分経過しないうちに2落ちして、さすがにこれはどうかと思う。しかも最初の2分くらいはトカゲやサルや猪の掃討をしてたし。タップの動きがえらくいい。こちらが殴って吹っ飛ばしたイーオスなどが転がったと同時に一発入れて倒したりとうまいことサポートしてくれます。で、掃討していて、ふと後ろを見ると、エリアの出入口にぽつんと立ってる黒グラビモスを発見。そのエリアの掃討は一時的に終わっていた(また戻ってくると猪とかでてるはず→何度かやって掃討完了の手はず)ので、なしくずしに戦闘開始。


 亜種は通常種と違ってビーム主体で攻撃してきます。なのでビームに合わせて懐に飛び込み、一撃離脱が基本。何度かやってダメージを与える。突進に入る黒グラビん。避けて振り返りダッシュで追いかける。そこへ振り向いた黒グラビんの薙ぎ払いビーム直撃。大ダメージを受けて転がり回っているところに突進。今度は避け損なって撃沈。1人目さっくり死亡。


 2人目。エリア移動した黒グラビんを追いかけてガブラスのいるエリア8、草むらへ。ここまで来るのは今回のクエストでは初めてだったので、当然のように飛び回るガブラス。さらに当然のように邪魔しにくるガブラス。そして惨劇。こちらに気づいたグラビモスにダッシュで近づいてる最中、きゃつがビームモーションに入る。薙ぎ払いビーム。避けようと右に動いた途端、ガブラスに衝突。くっ、と左に動いた途端、別のガブラスに衝突。二匹と一人がビームに焼き払われる。墜落して炎に包まれてるガブラスに挟まれたまま、とっさに身動きが取れない状態で、遠くでビームモーションに入るグラビモスが見える。う、わー。邪魔邪魔邪魔ガブラス邪魔ーっ。今度は直線でビーム直撃。死亡。


 ベースキャンプで数秒、呆然としておりました。ほとんど何も得るところなく、2落ち。こりゃあどうしたもんかのう。しかし、秘薬を飲み、肉を食らい、鬼人薬グレートで攻撃力を底上げして、また走る。少しでも、こう、得るものがほしかったのである。クエスト失敗に終わるとしても、そう、次につなげるものが。例えばアカムトルムを初めて倒したときのように。


 こ こんなこと人間でねえきさまなんかに
 しゃべってもわからねーだろうがなァ

 だからオレだってなんかしなくっちゃあな…
 カッコ悪くてあの世に行けねーぜ…………

(荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」10巻)




 エリア8に戻る。接敵するもグラビモスはすぐさまエリア移動。追いかける前に、とりあえずしておくことがある。生き残っていたガブラスを撃墜して掃除終了。追撃再開。ビームに合わせては懐に入り込み、一撃を浴びせる。二撃入れると、排熱の熱風が来たときに避けきれずにダメージを受けやすい。ともかく、このときの黒グラビモス、排熱しまくり。よほど溜まっていたのだろうか。おそらくこのクエストが終了したときまでに、ビームの7〜8割に排熱がついてきていた。冗談事でなく、尋常ではない排熱量だというのが何となくもう感じられてきていた。さて、どうしよう。弓ならば、熱風無視の距離から射込むことができる。だが、今回は太刀である。


 ところで話は飛ぶが、ふとした拍子に頭に浮かぶ狩りのイメージがある。それは、ティガレックスでもドドブランゴでもナナ・テスカトリでもナルガクルガでもアカムトルムでもラージャンでも片角のディアブロスでもなく、一頭のフルフル最初のフルフル。緊急クエストで出てきて、帯電防御相手にどうしていいか分からず、なりふりかまわず最終的に倒しに行った相手。初めて、スキル構成からバトルプランから考えて戦った相手。そのとき使った作戦は――


 不意に、身体が動く。視界が開ける。相手は黒グラビモスだった。いくつかの要素の重なり。黒グラビモスはビームを多用する。ビーム発射時にグラビモスの翼は低い位置に下りてくる。翼には当たり判定がある。翼は硬度があるが、こちらには「心眼」がついている。試してみる価値は十分にあった。


 ビームに合わせて側面から回り込み、翼に踏み込み斬り→縦斬り→回転回避。噴出する黒い煙が熱風に変わる。が、ダメージは受けない。避けられる。避けられる。避けられる! オペレーション・チキンウイング、再稼働(チキンに翼を狙って行く作戦)。


 側面から踏み込んだ場合、目の前にグラビモスがいるため、煙の噴出もよく見えます。ならば煙が出なければ踏み込み位置を変えて胸部狙いから一撃離脱に切り替えてもいい。そちらの方がダメージが通るし。しかしながら、前述のとおりこのグラビん、排熱多発。胸まで行くとほぼ確実に熱風を食らう。それはいけません。なので、グラビモスと平行に、翼爪辺りを狙って踏み込み斬り→縦斬り。もう胸部狙い完全捨て。しかもこの方法だと、回転回避が入れやすい。外側にスティックを倒してボタン押せばいいだけだし。横から行くと後ろにスティック入れにくいんだわ。


 ただし、この作戦。ダメージの通りがイマイチ。なのでダメージソースを別系統でも求めてみる。突進を狙ってすれ違いざまに翼に斬りつける、って一緒じゃん。連続攻撃じゃない分少ないじゃん。のそのそと歩いて迫ってきたところにこちらからダッシュで近づき、胸部→腹部→脚部を連続攻撃を叩き込み、相手がショルダータックルに来るようなら尻尾方向から離脱、尻尾振り回しに来るようなら、そのままだと尻尾がかなり高い位置を回るので当たらないから安心して攻撃し続けます。さらに支給品が来たので、いっぺん戻り、支給用大タル爆弾を持ってくる。捕獲用に持ってきてたシビレ罠を草むらエリアで仕掛ける。当然のように草むらに隠れて罠が見えなくなる。アホかーっ、私。向こうで尻尾振ってるグラビモス。一発閃光入れて動きを封じ、時々光って見える罠の辺りに爆弾×2をセット。閃光から回復するグラビモス。んで、来ました。ビームが。無意味に爆発する大タル爆弾。直後、突進してくる黒グラビモス。引っかかって身動き取れなくなるグラビモス順番がー、逆ーっ。しょーがないので太刀でがしがし斬りつける。


 翼を殴り、殴り、殴り続ける。時々ひるんでモーションがキャンセルされる黒グラビモス。着実にダメージは入っているようですが、間に合うのか。足りるのか。残り時間は10分を切り、5分を切り、いまだマーキングはピンク。捕獲可能な黄色にはなっていない。


 が、まあ、自分の仕事をするのみ。これまでほとんど忘れていましたが、タップも頑張っていました。さかんにグラビモスの足下に行っては斬りかかり、吹っ飛ばされる。すでに七転び八起きの術で攻撃力は高まっていまして、ダメージ補強をしてくれてるはず。ただし、退場する度に攻撃力が上がる七転び八起きに備えて防御力は低めに設定しているので、しょっちゅうダメージ蓄積で退場してます。現に、この5分を切った時点でもタップは周囲にいないし。


 場所は、エリア8。左右に長いエリアの右端。エリア4への出入口のそばです。のそのそと歩いてきたグラビモスの懐に飛び込んで攻撃。踏み込み斬りから縦斬りにつながったとき、気づきました。マーキングが、黄色い。捕獲可能のサイン。そこでまず私がしたことは、死なずにこの場から離脱すること。脚に接触してダメージをちょっと受けていて、大きいのを連続して受けたら死にます的状況。そこへ尻尾が振られる。とっさに転がったものの食らって体力が半分以下に。さらに転がって、転がって、エリア4への出入口に何とか飛び込む。あ、危なかったー。アイテムリールをくるくる回して、回復薬グレートを飲、もうとしたら何故か目の前に緑色の煙。何故私はモドリ玉を投げてますか? この煙に包まれたらベースキャンプです。エリア8って、一番遠いんですよ。こ、後退、しようとして、後退するとグラビモスの下に戻りかねないことに気づいて踏みとどまり、そのまま強制帰還。


 ベースキャンプ前にて、ベッドに入ることなく回復薬グレートで回復。ベッドの方が時間かかりそうだったし。トラップツール+ゲネポスの麻痺牙でシビレ罠を作り、ダッシュする。エリア5へ。グラビモスはまだエリア8の右端から動かず。ここで走りながら考える。エリア5→エリア6と抜ければエリア8の左端に行ける。そこから長細いエリア8を走って、罠を仕掛け、黒グラビモス相手に突進を誘い、引っかけることが可能か。しかもエリア8はすでに書いたように罠の位置が分かりにくい草むらである。加えて、少々長い時間エリア8で戦っていた。そろそろグラビモスが移動してもおかしくはない。罠を仕掛けたのはいいが、ビームしか来ない、とか、エリア移動されちゃう、というのは大いにありそうである。


 エリア5からエリア4へ。ああ、そうか、と思い出し、しゃがみこんで砥石を使う。高速砥石じゃないので時間が掛かる。もし罠なしで討伐することになるのであれば、斬れ味は回復させておいた方がいい、と思ったからだ。でクレセントヴァイスに砥石使ってる真っ最中、向こうの方、エリア8との出入口にぽつんとグラビモス出現。そういや、この黒グラビん、遭遇したときもこんな感じで所在なげに出入口に立ってゆっくりと周囲を見回していたっけか。タップはまだ帰ってきていない。斬れ味が回復する。少し前に出て、罠をセッティングしだす。グラビモスはまだきょろきょろしている。こちらを見た。罠が展開。グラビモスが首をもたげ、薙ぎ払いビーム。右に跳躍して躱す。罠を挟んだ位置に急いで戻る。グラビモスが首をもたげ、直線ビーム。横に転がって躱す。タップはまだ戻ってこない。グラビモスが、ゆっくりと、一歩を踏み出した。のそり、のそり、とこちらに近づいてくる。罠から少し後退する。以前ティガレックス戦だったか、罠に引っかけるのと同時に体当たりで吹っ飛ばされてエリア移動かまされ、何もできなかったことがあった。グラビモスが近づいてくる。タップはまだ戻らない。戻ってくるな、と思う。今はまだ。戻ってきたら、グラビモスが標的を変えかねない。グラビモスが来る、一歩、一歩。すでにアイテムリールは捕獲用麻酔玉にセットしている。グラビモスが一歩、一歩、罠に、踏み込み、動きが、止まった――。


 左手ががくがくしている。無理矢理アナログスティックを押し込み、接近する。右手ががくがくしている。無理矢理ボタンを押し込み、麻酔玉を投げる、麻酔玉を投げる。二発目が当たり、黒グラビモスがよろめき、メッセージが表示されると同時に、PSPを置いた。両手ががくがくしていた。復活したタップが駆け寄って来る。手の震えが止まらず、ただ画面を見ていた。一分経ち、クエスト終了。人差し指でどうにかぽちっとボタンを押して報酬画面。数も少なく、たいした素材はなかったが、47分37秒変形チキンウイングでグラビモス、捕獲成功。


 集会所に戻る。受付のおねーちゃんが何かいいたそうにして……ない。あれ? と思ったら、入口付近にいたギルドマネージャーの姐さんが黄色いフキダシつけて待っていた。


 緊急クエスト、発動です。



* * *



【高足焼斬編】


 クエスト関連にしろ、モンスター情報にしろ、データ本には掲載されているのだけれど、自分がまだやってない、倒してないものに関しては見ないようにしている。その方が楽しいからだ。そんな中、集会所上位最高レベルに関して予測していたことがある。


 覇竜アカムトルムの前に、砦蟹シェンガオレンが来る。


 推測した理由のひとつは、ネコートさんのクエストが「最終極秘依頼 覇竜討伐!」の前に緊急クエストで「砦と砦」が来たからである。もうひとつの理由は、集会所上位にカニが来てないということだ。老山龍は★×7で来ていたので、おそらく間違いなかろう、と思っていた。


 ギルドマネージャーはいう。ギルドマスター直々の要請だと。街にシェンガオレンが接近しているのだ、と。


 すでに心の準備は出来ておりますよ。加工屋に行って、青蟹仮面の装備を耐震型に切り替える。「砦と砦」をクリアしたときの素材で抗震珠も追加で作れました。斬れ味レベル+1、攻撃力UP【小】に耐震が発動。タカアシガニめの足を狙うのであれば、震動を無効化しなくてはなりません。弓で行く、というのも考えました。それなら耐震関係なしで遠くからびしばし攻撃できます。が、討伐ではなく撃退するだけなら、慣れた太刀で行った方が確実でしょう。誘導路であるエリア2〜4でひたすら足止めを食らわせて、城門前に到着するのを遅らせて、時間切れを狙うのです。消極的ではありますが、クリアするのが最優先です。


 上位クエストのねーちゃんに緊急クエストを案内してもらう。「迫り来る仙高人」でシェンガオレン、舞台は街。……ん? 街? 街!? おそるおそる一度メニューをキャンセルする。集会所★×8のクエストリストを見る。「灼熱の防衛戦」テオ・テスカトルで舞台は街。街。テオ・テスカトルクシャルダオラが襲撃に来るのを食い止めるクエストが街。


 気づいてぎょっとする。いや街ってのは完全に想定外。街と砦ってマップが違うんですよね。私、予想してたのは砦であって街ではない。大きな違い。何しろ街には戦闘区域が二つしかありません。表門と裏門。テオ・テスカトルなどとはその二つを行き来して戦うのですが、大物になると、表門一ヶ所。最初からそこに来やがります。通路でちょっとずつ時間稼ぎ、ということができません。前にも街で迎撃というのはやったことがあり、ちゃんとクリアしてるんですが、今度はやれるんじゃろうか。


 火属性の軍刀【獅子皇】背負って、爆弾たくさん持って、クエスト開始。キッチンスキルはネコの調理術とネコの逃走術。前者が肉焼きの判定がよくなるやつで、後者がボスモンスターに認識されてる状態でダッシュしたときのスタミナの減りが少なくなるやつ。あんまし今回役に立ちません。まあ、ネコメシ効果はなしってことで、これでダメなら、爆弾強化のネコの火薬術なんかの発動を待つべきでしょう。


 始まるとすぐにベースキャンプから走る。アイテム枠はいっぱいだったので支給品箱に取りつくこともしません。城門を飛び降り、侵入口へ走る。もちろん、悠然と門上でかまえ、近づいてきたところにバリスタを撃ち込んだり、撃龍槍かましたりというのもひとつの手です。が、タカアシガニが城門に到着するまでにちっとでも時間を稼いでおきたい。鬼人薬グレートを飲み、待つ。出入口から先は、靄で何も見えません。待つ。やがて靄の向こうに大きなものがゆっくりと動いているのが見えてきました。次第に形がはっきりしてきます。足の動きが見えます。シェンガオレン。向きをゆっくり変え、足踏みをするように動き、こちらを向き、歩いてくる。歩くだけで震動が起き、通るだけで災害級のダメージをもたらす怪物。


 クエスト開始後、約3分。シェンガオレン、戦闘エリアに侵入――


 シェンガオレンは甲殻種。甲殻種は殻をまとって本体を守っています。盾蟹ダイミョウザザミは一角竜モノブロスの頭蓋骨をヤドにし、鎌蟹ショウグンギザミは鎧竜グラビモスの頭蓋骨をヤドにしています。シェンガオレンのヤドは巨大生物ラオシャンロン。本体が弱点であるから、守っているのです。飛び道具ならば、「貫通」という攻撃があるため、ヤド→本体とぶち抜くことができ、効果的なダメージを与えられますし、通常高い位置にあるのを的にすることもできます。太刀は近接武器です。ヤドには攻撃を弾かれますし、立ち上がってる状態であれば本体に攻撃が届きません。


 。四本のただステップを踏むのみの足。これをひたすらに攻撃するしかない。踏まれたり蹴られたりすれば、当然大ダメージ。前に出ると蹴られるので、追いかけるようにして斬りつけていく。リズムは、二発入れて前転、二発入れて気刃斬り。前転入れるのはそのタイミングで足が前に進むので追いかけるため。足にダメージを蓄積させると、ひるみダウンが発生。城門まで辿り着いてないなら、足が止まり、本体が降臨。立ち上がるのにしばらくかかるので殴り放題です。城門まで行ってるならば、同様にしゃがんだ後、停止。そのまま後退、停止。やがて立ち上がり、再び城門へ向かう、というパターン。この間、城門への攻撃が一切なし。一度ひるみを発生させた足は少し赤くなります。焼けてます。火属性です。まあ火属性攻撃じゃなくても赤くなりますが。四本全部を赤くし、さらに攻撃を加えてひるませると、もっと赤くなります。四本全部をその状態にした後でがしがしなぐると、赤を通り越して黒くなります。それで部位破壊成功。そっから先はもうひるみはないのかと思ってたら、赤くなるんすね。初めて知りました。ひるみも当然発生します。カニが立ち上がって攻撃しようとしたら、タイミングよく足一本を集中攻撃してダウン。ダウンして後退したところに爆弾を仕掛けて起爆。時間が余ってれば本体に斬撃。とにかく足を焼いていれば、城門への攻撃は最小限になります。てか、太刀はそれしかないかと。


 門の耐久度が0%になったら時間がいくら余っていようがクエスト失敗です。しばらく前に弓でラオシャンロンに挑戦して、クエスト失敗したことがありました。弓で一瞬だけ「狙いをつける」というやり方を覚え、それなりに手応えがあり、ドデカイものをびしばし貫通させるというのがすごく気持ちよかったのです。残り時間5分で60%くらいの耐久度が残っており、残り時間3分程度で50%くらいあったでしょうか。これはもう大丈夫だろうとやってたら突然メッセージが出て、砦陥落。愕然としたものです。どんな猛攻したんだかラオ。その後太刀で同じクエストやったら、50%残しのまま撃退しましたが。シェンガオレン相手に太刀を選んだのは、そうした記憶があったからというのもあります。


 うっかりまた回復するつもりでモドリ玉。せっかくなので支給品箱からバリスタの弾を持ってくる。城門上に駆け戻ると、間近にシェンガオレンの本体が見える。うお、迫力あるなあ。とりあえず撃龍槍のスイッチを押して巨大槍をブチ込んでおく。後退したところに今度はバリスタを叩き込み、再び城門下へ。


 残り時間5分で60%。んー、どっかで聞いたような数字。もうとにかく殴るしかない。時間が刻一刻と過ぎ、残り時間1分切った時点で50%の耐久度。こりゃ、もう勝ったな、と思いながらも不測の事態に備えて離れ、砥石を使う。回復もする。準備をしている最中に10秒を切り、そのまま撃退成功。


 まずはひとつ。喜びというよりも一仕事終えた、という感じで。すぐに次が待っています。集会所に戻ると、ギルドマネージャーの姐さんがまた何かいいたそうにしていました。街防衛の功績に対して、ギルドマスターからのお礼である「大長老の感謝状G」をもらいました。話はまだ終わっていませんでした。



* * *



【起源頂点編】


 ギルドマネージャーの姐さんはいう。飛竜とも古龍とも分類される謎のモンスターがいて、それをどうにかギルドメンバーで火山地帯の奥に追い詰めたのだ、と。まだ討伐するまでにはいたらず、危険極まりないので、精鋭のみによる討伐の依頼が来ている、と。ギルドマネージャーの姐さんはいう。あなたを推薦しておいた、と


 なんかこう、どっかで聞いたような話ですが、もちろん、相手は覇竜アカムトルムで、クエスト名は「起源にして、頂点」です。たしかにアカムは飛竜に分類されてるものの、翼があるわけじゃないし、怪獣だし。だいたい姐さんの言葉で表現するなら、


 なんかもう、ゴツゴツバキバキトゲトゲしてる上に、ガリガリボゴボゴギャオギャオするらしいのよ〜。…がんばってね〜。


 ち、力が抜ける〜。たしかにそうなんですがねえ。大変ね〜などといわれて、あんたが推薦したからじゃっ、と内心ツッコミ入れつつ、準備をする。すでに村アカムに3勝2敗と勝ち越し。心の準備はすでに出来ています。耐震装備になってる青蟹仮面を再換装。ノーマルだと砥石使用高速化をつけてるんですが、これを外して、攻撃力UP【小】→【大】にパワーアップ。斬れ味レベル+1はそのまま。防御のマイナススキルの発動も防いでおく。シンプルなスキル構成になりましたが、過去の戦闘で、高速砥石は不要と判断したのです。というか砥石が必要なくらい斬れ味が落ちる前に、たいてい体力回復のためにモドリ玉で離脱してるし。そんときに砥石ゆっくり使えばいいし。さらにアイテム構成も変え、閃光玉そのものは持って行くものの、素材は持ち込まず。代わりにケルビの角と活力剤を10個ずつ。これまで持ち込んでいた秘薬と秘薬の素材はそのまま。秘薬は2個まで持て、上限ごと体力全快にしてくれる便利アイテムですが、素材が5個ぶんしか持てません。うまく調合できても7個です。ケルビの角と活力剤は最大10個分で何が調合できるかってえといにしえの秘薬。これは体力・スタミナを上限まで引き上げて全快、ただしこちらは1個しか持てません。いにしえの秘薬1つで最初から枠つぶすのはアレなので10個分の素材のみ持ち込む。とにかく回復しまくって、戦うプラン。村アカムより強いはずですし。


 黒グラビモス戦でオトモアイルーをタップに設定し、シェンガオレン戦のときに外して控えに戻していました。カニと戦うときにはオトモアイルーを連れていけないのです。なので、まだ育成途中のをレギュラーにしておけば、クエストクリアでちっと育ってくれたりするのです。なかなか数値が上がらないのでちまちまやっていかねば。で、アカム戦。オトモアイルーをまたタップに戻しました。村アカムから推測すると、50分フルに使う戦いにはならないような気もします。なのでタップの七転び八起きが上がりきるかどうかは微妙なところ。村アカムのときがそうだったように、数値的には龍属性のサンチョを連れていった方がいいのかもしれません。でも、まあ、一番長い付き合いであるし、ファーストオトモだし、タップと一緒にクリアしたかったのですよ


 そうして挑んだ「起源にして、頂点」なわけで。20分もたずに3落ち失敗。尻尾すら切断できませんでしたというか、尻尾をあまり攻撃した記憶がない。ううむ、攻撃をちょっと意識しすぎたのかなあ。ただ、高速砥石がやっぱり必要ないなとか回復系はこの構成でいいなとかそういうのは分かりました。決して倒せない相手ではありません


 3勝3敗のタイになり、もう一度挑戦する。構成はすべて同じですとも。まずはモドリ玉から始めて、鬼人薬グレートとクーラードリンクを飲む。改めて戦闘開始。気をつけるべきは大咆吼と牙による突き上げ。これを丁寧にかわし、一撃一撃入れていく。練気ゲージが溜まったらとっとと気刃斬りへ。何のことはない、基本です。ただ、それが大事。


 攻撃範囲の広い突進を食らって1落ち目。腹の下で斬りつけていたらボディプレスから大咆吼を食らって2落ち目。うぐう。まだ尻尾も切れてません、てか尻尾あんまし攻撃してないなあ。


 最後のひとりになったことだし、もう少し余裕持って今度はやってみよう。緊迫感のある「スイッチ」の入った狩りも楽しいんですがね。アカム戦、高速展開してますし、時間はたっぷりあります。ダメージを大きく受けるとモドリ玉で離脱。もちろんアカムの隙をついて回復したり砥石使ったりすることもありましたが、それやってて殺されたら何にもなりませんしね。アカムトルムはすでに相当怒りやすくなっています。怒りモードに入ると同時に立ち上がって出す大咆吼には要注意ですし、怒ってるとスピードもパワーも上がります。ヘタに攻撃入れて反撃されるより、離脱して深呼吸でもしてた方がよろしい。20分過ぎ、尻尾が切れる。最初のひとつを含めて、モドリ玉は11発使えます。それがいつの間にか残り2発。タップも全開で頑張ってくれています。すでに攻撃力は上昇し、アカムに突撃してはダメージを与え、反撃食らっては時々いなくなります。私を追って離脱してきたタップと並んで、しばらく待つ。アイテムの調合をする。秘薬は2つあり、調合素材も3つ分。いにしえの秘薬は1つあり、調合素材が5つ分。余裕があります。死にさえしなければ、戦えます


 深呼吸ひとつ、決戦場に飛び出す。こちらに側面を見せている覇竜に駆け寄る。向き直ったところに閃光玉。突進を防ぎ、間合いに踏み込むまでの数秒を稼ぐ。両前足の爪は破壊しています。安全第一で正面から攻撃を避けているので、牙の部位破壊はなし。左前足と牙の間に飛び込み、回転して右後足の前に抜ける。斬りかかる。


 ああ、と思う。いいリズムで戦っている。反対側にタップがいるのがちらちら見える。こいつを倒せば、G級へ行ける。G級、どんなところだろうか。一年がかりでここまで来た。どんなところだろう


 楽しいといいな…
 プロになっても こうやって
 テニスを楽しんでいるといいな

(羅川真里茂「しゃにむにGO」8巻)



 アカムトルムが立ち上がる。攻撃の切れ目だったので、即座に納刀。そのまま逃げにかかる。至近距離でない限り、ダメージは受けません。少し離れて、バインドボイス【大】の効果で硬直する分には何とかなります。転がって離れ、耳を押さえて硬直。向こう側でタップがコロコロと吹っ飛ばされるのが見える。解除されると同時に再びアカムの懐に飛び込む。斬撃。踏み込み斬りから縦斬りで減りかけていた練気ゲージが溜まる。アカムの甲殻の隙間から出るオレンジ色の光が強くなる。怒りモードに入る。大咆吼につながるモーション。アカムが再び立ち上がりに入り――


 気刃斬りが入った。


 気刃斬りが入った。


 同時に、カメラが変わる。メッセージが出る。アカムが落ちる。そのまま、


 気刃斬りが入った。


 深呼吸をひとつ。アカムトルムの横に立つ。オレンジ色の怒りモードになったまま、アカムトルムは動かない。タップが駆け寄って来る。クエスト開始後29分38秒、覇竜アカムトルム、討伐


 集会所に戻る。メッセージを受け取り、出る。村長オバァが何かいいたそうにしていた。話を聞く。


 ポッケ農場の奥に洞窟があり、一本の剣が突き立てられている。ゲーム開始時には洞窟は氷壁で途中から閉ざされていた。オバァとその兄弟であるトレジィは、長いことこの氷壁を壊す方法を探してたとかいう話が出ます。「絶対強者」のティガレックスを倒した後、その鳴き袋から特製の音爆弾だかを作って氷壁が破壊されます。んで、剣のとこまで行けるんですけど、この剣がデカい。刀身がかなり埋まっているのに、柄を見上げねばならない電信柱みたいなブツです。オバァたちのご先祖が使っていたというこの巨剣、黒いかけら、黒い塊が採集でき、龍属性の武器とかを作成することができます。今、アカムトルムを討伐して、村長オバァがいうのです。ご先祖があの巨剣を使って戦った相手こそ、覇竜アカムトルムであったのだと。アカムトルムをかつて火山地帯に追い詰めたのもご先祖であったと。だから、アカムトルムに関する伝承がポッケ村に残っていたのだとも(辺境の村に伝わる伝承からいくつか特性が判明したという話が前に出ている)。


 何となく、ふうんと頷き、村長から離れる。まだまだやることがあるのです。と加工屋に赴いてアカムトサクンペ(腕防具)を作成して強化する。



* * *



【鳥竜洗礼編】


 集会所のクエストカウンターには3人の受付嬢がおりまして。手前からピンク、緑、黄色の服を着ています。順番に下位クエスト、上位クエスト、G級クエストと分かれており、条件が満たされていなければ「あんたじゃ無理」的な扱いを受けます。その3人目の黄色いおねーちゃんが、ようやくまともに会話をしてくれました。まあ、G級の1レベル、G★1がまだすべて開放されたわけではなくて、アカムトルムを倒したんで、「まずは腕を試させてもらうわ」とばかりに緊急クエスト発動です。


 G★1の最初のクエストは、「ヒプノック二連撃!」で樹海・昼。「連撃」といいつつ、眠鳥ヒプノックが同時に来やがります。HAHAHA、ヒプノックですよ、大得意です、お得意様なのです。何しろ、ヒプノックには負けた記憶がございません。負けたというのはクエスト失敗とかじゃなくて、死んだってことで。


 ……と思い込んでましたが、今回ちょっと前のをぱらりと見てみたら、2月中旬大連続狩猟の話にて「結果、ヒプノックに1死、ガルルガに1死」とか書いてあって、記憶改竄の恐ろしさを知る(がくがく)。


 ま、まあ、イャンクックよりは死んでないですよ、めいびー。大連続狩猟のことはまだ思い出してない状態だったので、自信満々で準備をする。アカムメイン装備をまだ実戦で試してないので、これ行ってみっかなー。ヒプノックは睡眠とかに弱いが、睡眠属性の太刀はないので、ナルガ刀で無属性に殴りに行くことに。アイテムは、二頭なんで片方捕獲も考えて罠とか麻酔玉とか。あー、そうそうタップは控えに戻しておこうか。


 で開始するクエスト。始まった途端、気づく。オトモアイルーの再設定を忘れてた。直前までオトモはタップで、タップをレギュラーから外すとオトモアイルーの設定が解除されます。他のオトモを指定してなかったので、ぽつんと樹海にひとり。何か前にもこーゆーことあったなあ。


 やっちゃったもんは仕方ありませぬ。ヒプノック相手ならどうにかなるでしょう。最初のを見つけたのでペイントして、G級大型との初戦闘。気持ちよく一発目の踏み込み斬りが入り、縦斬りも入る。突きも入れちゃうし、斬り上げもしちゃいます。やあ攻撃当たるなあ。直後、尻尾振り回しをまともに食らう。ぐいーん、と体力バーが減る。え……?


 アカムメイン装備です。上位最高クラスの防御力です。それなのに、何故アカムトルムに殴られたようなダメージが来るのか。慌てて離れていきなり回復薬グレートを飲むことになる私。


 こっちの攻撃は入りますが、あっちの攻撃がすんごく痛い。これがG級パワーか。気持ちを切り替えてまず攻撃を受けないように心がける。とそこへ背後に不吉な鳴き声がし、二頭目降臨。ぎゃー、このクソ忙しいのに合流しやがりました。右に左にジャンピングキックをかましまくるヒプノックス。連続で受けると死にかねないので、隣接エリアに退避。ふひー。


 飛竜種、牙獣種、古龍種などに比べると鳥竜種ってのはやりやすい相手ではあります。イャンクックなどの大型もそうだし、ドスランポス等の中型ボスもそうです。黒狼鳥イャンガルルガとかは手強いというか堅いですが。なのにえらい苦労ですよ、今回。ダメージがデカくなるとこんなにも違うもんかというか、ナメきってた私が悪いのか。オトモがいれば囮になってくれるんで、だいぶ楽にはなったはずですがねえ。ううむ。


 分離したので、ペイントしてた最初のやつを狙ってひたすら攻撃。洞窟に逃げ込んだところをさらに攻撃してどうにか片方を仕留める。ふう。あともう一頭いますな。今度はなりふり構わず閃光玉をかましまくり、ピヨってるところを斬りまくる。調合素材まで持ち込んでおいたのが正解でした。足を引きずるまでダメージ入れて、休眠場所に行かせ、罠に引っかけて捕獲成功。


 いろいろと課題の残る内容ではありましたが、結局1落ちすることもなく、どうにかヒプノックを撃破。G★1の他のクエストが一気に20以上解放され、ハンターランクが7に上がりました。


 施設や武器防具やらを眺めたり、G級素材ツアーをちょびちょびこなしていく。素材ツアーは下位にも上位にもありまして、契約金0、報酬金12ゼニー、最初から支給品箱にあるネコタクチケットを納品すればいつでもクリアになる素材集めのみのクエストです。G級だとフルフルとかゲリョス亜種とかが徘徊しているようですがね。まだコワいのでそういうやつらが来たら逃げ回ることにしています。


 素材ツアーにもクリアマークがつき、クイーンランゴスタのクエストもクリアしたので、さてどうするかと。そろそろ大型と戦ってもいいかもしれません。選んだのは、「挟撃のイャンクック」沼地・昼。イャンクックイャンクック亜種の同時クエスト。沼地なんでキノコ類も採れますが、今回の目当ては洞窟での採掘。武具等の生産・加工のためG級の鉱石類がほしいところです。がしがし採掘して、採掘しつくして、洞窟から出る。10分針になるかどうかというところ。そろそろクックを狩らねば。

 通常種を見つけたので戦闘開始。殴っていると尻尾で殴り返され、結構なダメージを受ける。クック、貴様もかーっ。ハンターたちの「先生」であるクックがこれなら、大型モンスターはあらかた攻撃力がかなり増加してると見ていいでしょう。回復して様子見ながら攻撃している真っ最中、いきなり真横から吹っ飛ばされる。何事ーっ!? 青クックの滑空をまともに食らったようで大ダメージ。亜種が来てることすら気づきませんでした。


 隣接エリアに退避して分離を待つ。その後どうにかこうにか通常種を沈め、亜種へ。この亜種がかなりやっかいな個体だったようで、やたらと滑空しまくりやがります。たしかにクックは他のモンスターの「雛形」的位置にあり、その「子」であるリオレウスなどは滑空をします。しかしここまではいくらなんでもしないぞ。滑空して、ずざざーっ。追いかけてると、また滑空して反対側にずざざーっ。その繰り返し、さすがに5回も6回も連続してやられるとうんざりしてきます。縦斬りで狙って撃墜もできるんでしょうが、当たると痛いので逃げ回る。


 30分針で青クックも弱らせ、捕獲で終了。同時クエストで序盤採掘しまくってたとはいえ、クック相手にずいぶん苦労した印象しかない。1落ちもしませんでしたが、油断したら一気に行かれそうで緊張感がありました。


 さらに次のクエストは「盗まれて密林!」で密林・夜。登場モンスターは毒怪鳥ゲリョスに黒猫メラルーの群れ。どっちもアイテムを盗んでいくニクいやつらです。メラルー対策でマタタビを持って行く。武器は火属性の軍刀【獅子皇】で。


 始まったら同じエリアにゲリョスはいるわメラルーはいるわで大騒ぎ。ゲリョスにペイントしてとっとと避難。各エリアをめぐって採集したりメラルーの掃除をしたりしていく。あらかた終わったところで、ようやくゲリョスにとりかかる。ゲリョス、毒怪鳥、モンハンでトップクラスのブサイクさのモンスターです。上位ゲリョスまでは、お客さんでしたが、ここはG級です。1発1発のダメージが違います。しかもゲリョスの動きが速い。アホみたいに駆け回るのですが、その速度、振り返ると反対側の壁まで辿り着いています。何だか怒り狂ったモノブロスとかディアブロスの突進を思わせるスピードです。ゲリョスのやっかいな攻撃であった閃光もやはりそのまま。立ち上がって、けくっ、けくっ、けくっ、と鳴いた後、トサカから強烈な光を発します。結構範囲が広く、浴びるとピヨってしまいます。タイミング合わせて回転回避かけると避けられたりもするのですが、なかなか難しい。やりましたが。やりまくりましたが。3発に2回くらいはどうにか避けました


 軍刀【獅子皇】で斬りつけていると、いきなりブサイク鳥、倒れました。動かなくなります。えーと、こりゃ久々に見ますが、あれですよ、ゲリョスの得意技、死にマネ。うん、そうだ。だってゲリョス退治のクエストなのに終わってないってことは、ゲリョス死んでないわけだし。メニューからクエスト確認でモンスターの狩猟状況を見てみる。「ゲリョス: 0/1」になってます。倒してません。って、私ゲリョスのそばでなにやってますかーっ。倒れているゲリョスのトサカがぴりぴり光り、いきなり謎の死にマネ起き上がり攻撃。体力をごっそり持って行かれる。アホか私は。慌てて逃げて体力回復。くっそー。


 ゲリョスは閃光使いです。イャンクックヒプノックは、閃光玉からのゴリ押しで倒せますが、ゲリョスには効果がありません。なので、隙見て飛び込んで殴るしかない。あんまし近づいていると、閃光が来たときに効果範囲外まで逃げられないので、タイミング合わせて転がるしかありませんし、足下だと突進が避けにくいのです。ようもお客さんとかいってられたものよ。


 それでも、どうにかダメージを与え続け、ゲリョスが倒れる。ってまた死にマネーっ。今度は剥ぎ取りにかかる。上位以上のゲリョスの死にマネは剥ぎ取りまで可能なくらい堂に入ってます。剥ぎ取った後は離れ、謎攻撃を避ける。さらにその後、もっぺん死にマネ→剥ぎ取り→謎攻撃回避、というのをやる。ゴム質の特上皮に毒怪鳥の石頭。って頭剥げてるしーっ。何だか素材をちょっぴり得した気分です。


 斬って斬って斬りまくって、ついにブサイク鳥轟沈。ふひーっ。集会所に戻る。それにしても何だか疲れました。これがG級か。


 G★1のリストを見れば、まだまだたくさんのクエストがあり。ゲリョス亜種とかはともかくとして、G級でようやく登場するババコンガダイミョウザザミの亜種までいます。フルフルもいるし、フルフル×2の同時狩猟とかもあるし。うう、赤い悪魔……。先は長くたっぷりと楽しめそうですが、その前に装備を整えないといかんですよ。









* * *



 ついにG級に昇格した狩人。しかし鳥竜たちの手荒い歓迎を受け、上位以上の強者たちが闊歩する世界におののく。G級武装を得るため、素材を求め沼地、密林、そして雪山へ。次回「白猿牙巡編」で上位雪獅子を狩りまくる……って、上位?


 
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。



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 来月の新刊案内を眺める。小川一水、新城カズマあたりの新刊は当然チェックするとして、メインはFPWの新刊ですともさ。「始末屋ジャック」最新刊が発売です。うう、これかなり今冊数溜めてる状態なんですよなあ。そろそろまとめて読んでおくか。あと、今月はまだ宮本昌孝の文庫版『風魔』もまだ出てないんで、他の本ももっぺん読みたくなりつつあります。楽しみー。




 購入した本:
  平坂読『ラノベ部2』、藤田宜永『鋼鉄の騎士(上・下)』、山田風太郎『警視庁草紙(上・下)』

 読了した本:
  五十嵐貴久『ダッシュ!』、大樹連司『勇者と探偵のゲーム』、平坂読『ラノベ部』『ラノベ部2』、三浦しをん『風が強く吹いている』、佐藤多佳子『夏から夏へ』、森見登美彦『恋文の技術』、葵せきな『生徒会の六花』、橋本和也『世界平和は一家団欒のあとに8』



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