2010年5月。


中旬。


 宮アの牛とかで騒ぎになってますねえ。他の都道府県でも対策とか研修とかやってるようです。ところで件の疫病、NHKでは「口てい疫」と表記して報道してましたが、漢字の「口」の左右下がはみ出してる字体なのでカナの「ロ」に見えるのですよ。ぶっちゃけ、あの表記、ひどく分かりにくいと思うのですがどうよ? 「口蹄疫」ってワープロでも一括変換される漢字ですし、口や舌や蹄付近に水疱ができることから来た病名なんで、どっちも漢字にした方が感じが出ると思うのは私だけか。それにしてもスポーツの人やら歌い手の人やらが寄付したりしてます。いろいろ対応をしているようですが、新型インフルのようなおかしな対応にならないことを、そんでとっとと終息することを祈りませう。


 先日、ふらりととあるTSUTAYAに寄ったときのこと。何となく、違和感があったのです。むう? と思いながら店内見回し、気づきました。書籍・CDとDVDレンタル・CDとDVD販売を行う店舗だと思って下さい。以前の配置は、こんな感じ。とてきとーに作ってみる。


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 文字書いてみたものの、まともに表示されなかったので、表示内容を見ながらちょっとずつ変形。えーと左のスペースがCDとかの販売、真ん中が書籍、右がレンタルの空間。販売−書籍、書籍−レンタルの通路、及び2ヶ所の出入口にはセンサーが置かれていてタグに反応するようになってます。これが、こないだ行ったときには、


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 間違い探しみたいですが。書籍のレジの場所が変わったのでした。前そこにあったのは雑誌のコーナーだったのですが、そっくり入れ替わりです。例えば文庫のコーナーが一部変更になるとか、そういうのは前々からあるし、どこの本屋だろうと売上向上のためにディスプレイを変更ってのはあることでしょう。でも、レジ位置変更ってのはあんまし見ない気がします。これをするメリットって……と立ち読みしながらしばらく考えて分かりました。不景気です。現在の位置に書籍レジを持ってくるとどうなるか。CD販売等のレジと事実上合体できます。つまり、人・員・削・減・可能。これか! 実際見てみると、二つのレジに多くて2人、少ないときには1人で対応しているようです。以前は最低2人だったわけですよ。まあ、元々ディスク販売部門にはあんまし力入れてないというか、客が入ってないしね。さらにはレジ台動かしたり、書架動かしたりするだけなので、大規模な店舗改装というわけでもないでしょう。ううむ、TSUTAYAも結構大変なのかもしれませんね。


 休みの日にカップ麺でも食そうと買い置きされたものをがさごそ。似たようなパッケージのものを発掘してみる。「塩」と「みそ」と「しょうゆ」3種。えーと、あれです、どっかの商品をパクったような自社製品を出してるお安い店のやつ。まあ不景気ですし、安いというとこに意味があるんでしょうな。好みとしてみそを転移取る。カロリー表示とかアレルギー物質表示とか重さとかいろいろ記載されてます。スープと具材が変わりました、とも。それはあれですか、転生前はとんこつラーメンだったとか。いやそれもう別商品だし。でも、スープと具が変わったら別物のような気もします。一部変わったのかしら。具体的なことが書いてないので分かりませんな。ぺろりと開けてみる。麺と小袋がひとつ。具とスープは袋まとめているようです。これがコスト削減でしょうな。と思ったら、そのことがでっかくパッケージに書いてありました。ふうん、いろいろ工夫しとるんですなあ。袋を開け、お湯を注いでいるときにふと思いつく。もうそこまで来たらですね、いっそ、スープと具材、麺、カップを別売りにしてはどうか。客に好きなもん選んでもらう。例えば今日は焼き豚×2を入れてみようとかトッピングに工夫することも可能ですし、麺×2を入れて、とか大盛りを実現してみるとか、みそ:しょうゆ=1:1でスープを作ってみるとかいろいろできるかと。自宅で食す人にとっては、カップってないならないでいいような気がするのです。別にどんぶりとかお椀とかそういうのでも作成できますしね。ただ、野外で食べるとかどんぶり環境がないとこで食べるときには必要なので別売りにするとか。で、ついでにお金取って自動販売機みたいにパッケージングもそこでやっちゃう。どうせ混ぜるんだから、そもそも麺と具材・スープを別にする必要なんてないような気もしますが、保存を考えると用途に合わせてパッケージングできた方がいいかと。って何で私はカップ麺の新作こんなとこで考えてますか? えーと、くだんのみそラーメン、味と満足感についてはコメントを控えさせていただきます。


 まあかように不景気なわけですが、ネットでこんな話も。「ベネズエラ大統領、ツイッターへの返信のため200人雇用こういう雇用ってありなんですな。えーと、これ、公務員になるんすかね? 大統領の代筆やってるような感じ? えーと記事によれば9日間で5万通以上のメッセージ? ツイッターはやってないのでよく分からないのですが、5万として9で割って、1日あたり5555くらいですか。これを200で割って、27.8くらい。1日あたり30くらいの返信をする職業ですな。ああ、そうか、メッセージに対する返信だからコピペとかじゃいかんのか。大統領っぽく適切な内容なものを30返信ってキツいかもしれません。ヘタなものを返信するとイメージダウンだったり炎上だったりするかもしれませんしねえ。


 まあ、需要と供給といいますか、金銭面に余裕がなかったりすると、何を控えて何を優先させるかとかそうしたことを考えますわいな。モノの値段にもそりゃ反映されます。先日とあるTSUTAYAに行ってゲーム売り場をぷらぷらしておりましたところ、年末くらいに出たPS3ゲームの有名RPGが中古でずらりと並んでおりました。TSUTAYAって中古価格高めなんですけど、それでも2000円切ってました。ついでにいうとその棚にファミ通のクロスレビューの切り抜きが貼ってあり、39/40点だとか定価9000円ちょいってのがあいたたたな感じで。てか、PS3のソフトで9000円オーバーってすげーなあ。ふと思いついたのでAmazonで調べてみる。えーと新品が3280円、中古が1419円……。ところで、プレイステーションストアで有名RPG9がダウンロード販売開始ってことで、こちらが1500円。調べてみたら、有名RPG9って2000年販売のソフトですか。ソフトがAmazonでは新品7980円(!)、中古130円。2006年の廉価版だと新品が2625円、中古1771円。市場価格がよく分かんない……


 で、そんな有名RPGと一切関係ないところで、とうとうパッケージの封を切りました、「ゴッド・オブ・ウォー・トリロジー」です。でもやってるのは、

 

 右が北米版、左が日本版。北米版の「T」が一区切りついたので、日本版の「U」をば。これ、PS2版も持ってるわけですが、途中までしかやってないのです。元々持ってた古いPS2だとうまいこと読み込めなくて、薄型買ったらパソのテレビソフトの状態があんましよくなくて、先に進みにくかったという(暗くて通路がよく見えなかった)。なので序盤はわりとよくやってるのです。ん、あれ? これ、PS2版と違うですよ? 何となく敵が多いなあとか思ったんですが、それはそれとして、公衆浴場にエロシーンがあります。おねーさん×2が壁の向こうにいて、そこに行けるのです。でCS攻撃(喘ぎ声とかに合わせてボタンとかスティックぐりぐり)してると、画面はそこにある小便小僧にクローズアップされてて、出てる水だかお湯だかが変化したり像が揺れたり、「やっぱり神様だわ、すごーい」みたいなセリフが入ったり。これ、もしかして、規制が緩くなってる? PS2版のパッケージ取り出してみましたが、どちらもランクDで17才以上対象。うーん、でもPS2版何度もやってましたが、壁の向こうに行けるとか記憶にございません。画質がよくなったんで、壁のヒビとか向こうに何かありそうなのが見えるようになったからかなあ。で、そのまま先に進んでいると、セイレーンだか出てきて、そいつの首をへし折ることにより断末魔で扉を破壊するシーンへ。で、セイレーン片乳乳輪まで丸見えです。いや、これ昔規制あったと思うよ。「コレクション」は規制がかなり緩い気がします。


 せっかく「トリロジー」のパッケージを開けたってんで、ついでに「V」も開けてみる。まだプレイはしてません。えーと、特典ダウンロードはどうなってるのかな? 通常のだとコスチュームがひとつダウンロードできる特典が入ってるはずですが、「トリロジー」は2種類入ってるとか。えーと。

  

 シンプルに紙が2枚ありました。どっちかは通常版にも入ってるんでしょうな。ただこれ、どのモードでもいいからクリアしないとゲーム内では使用できないっぽい。ダウンロードはできるようなので、とっととやっておこうかなあ。まだ未プレイ。いつプレイするんだ私。ふんふん、と何気なく裏返してみる。すると「ファントム・オブ・カオス」の裏に、

 

 「インファマス」体験版ダウンロードのコードが。ああ、このゲーム、「GOWV」の体験版目当てに購入してすぐ売っ払ったやつですな。い・ら・ねー(ワタシ的には)。てことは、「ファントム・オブ・カオス」の方が、おそらく通常版の特典でしょうな。そっちの方が数は出るだろうし。


 いや、「GOWV」もやりたいんですよ。こないだ何故かカプコンの辻本良三プロデューサーが「GOWV」をプレイする販促ビデオを眺めてましてね。プレイステーションストアでダウンロードできるんですが、何故辻本さん? この人、モンハンシリーズのプロデューサーですよ。「U」までと違って「V」はカプコンローカライズじゃないのですし、あんま関係ないんでね? あれか「3rd」発表後の販促とか兼ねて出てきてるのか。それはともかくとして、プレイしながらしゃべれない辻本氏。しゃべってる余裕がないといいますか、コメントの最中に「おお!」とか声が出てセリフがぶっち切れるし。うむ、「GOW」シリーズのコメントとしてはこれが一番いい形じゃないでしょうか。クレイトス先生が動く様子よりも集中するためにしぇべれず、時々感嘆の声あげながらプレイするとこの方がスゴさが出てくるかと。うわ、プレイしてえ。でもその前に「U」だすなー。


 と、ゴツいゲームをする一方で、最近ちょっと気の迷いから始めたのがこちら。

  

 ↑タイトル「れとろ」ってとこで。下にあるのが見えにくかったんで、右に拡大してみました。「サクラ大戦1&2」は元々サターンだかで出たシリーズで、それを2つまとめてPSP用に移植したもの。このシリーズ、これまで一度もやったことなかったんすわー。で、えらい昔に中古で入手してたまま放ってあったのです。もうひとつは、ゲームボーイアドバンス用のソフト「新鬼ヶ島」で、元々はファミコンのディスクゲームだったもの。まるしーのとこに見えにくいですが1987−2004ってありますな。すんげー昔ですなあ。


 まず「サクラ」の方から。まだ途中ですがやってみた感想を。こっちは、シミュレーションRPGっぽいものかなあと思ってたのです。「サモンナイト」系のアドベンチャーパートで選択肢とか出てきて、シミュレーションパートがメインになるという感じかな、と。全然違いました。これ、メインはアドベンチャー部分じゃね? シミュレーションRPGの場合、重要なのはキャラクターの成長ですわい。経験値を入手してユニットをレベルアップさせていく。これにストーリーがからんできたりして、徐々に仲間(ユニット)が増えてったり、強くなったりとかするわけで、「大戦略」のような単なる「駒」ではないところにプレイヤーが感情移入したり、お好みのキャラができたりとかするのですな。てっきり「サクラ」もキャラがいろいろいるんでそうしたもんだとばっかり。任天堂の「ファイヤーエムブレム」シリーズとかだと、経験値は敵ユニットを倒したキャラにしか入りません。なので、いかにお気に入りのキャラにトドメを刺させるかとか考えるのです。これが「サモンナイト」になると、経験値はまとめて入り、プレイヤーが任意にユニットに分配し、レベルアップさせることができます。システム面での違いですが、この違いにより、前者は「戦って鍛え上げていく」という感じになり、後者は「お気に入りを臨機応変に育てていく」あるいは「経験値を溜めておいて、必要なときに使用する」というプレイになります。年代的に見れば、「ファイヤーエムブレム」の第一作が1990年、「サクラ大戦」の第一作が1996年、「サモンナイト」の第一作が2000年ですか。で、「サクラ」のシステムはといいますと、まずユニットの成長がありません。なので経験値もありませんし、ステータスとか能力値の表示もありません。それぞれのユニットには攻撃範囲や攻撃手段や移動に違いがあります。プレイしてたら防御重視とか攻撃重視に改造ができますが、それも防御重視を選ぶと防御力(プレイヤーには分からない)が高くなり、HPが上昇。攻撃重視だと逆という感じ。で、アドベンチャー部分で、選択肢によりキャラの好感度・気分を上下させることができます。テレビアニメのように第一話→次回予告→第二話てな形で進み、各話における各キャラの気分は毎度リセットされますが、同じように上下する好感度は残ります(プレイヤーに確認はできない)。多分好感度はエンディングとかに影響するんだと思いますがね。見ることのできる気分は「気力充実!」とか「ごきげんななめ」とかそんなやつで、戦闘パートに入ると、この気分によりユニットの攻撃力や防御力が変化するすんぽー。実際、かなり与えるダメージとかが違ってくるのですが、毎話リセットされちゃうのですよ。成長とか関係ない。経験値がないから、誰が敵を倒しても一緒っつーか、倒さないですむなら倒さない方がよろしい。シミュレーションRPGだったらメインになる戦闘部分が、めっちゃ作業感に満ちています。世界観自体は嫌いじゃないですし、どうにかならんかこれ。まあシリーズを重ねるとよくなるのかもしれませんがね。あと、ゲームシステム面では、セーブがかったるいです。セーブしようとすると、まずシステムデータのセーブをするかどうか問われ、そのセーブが終わって、次にセーブファイルにセーブするかどうかを問われます。一緒にできんもんかねこれ。やたらとロードが入るのも鬱陶しいし。


 まあゲームにしろ小説にしろそうしたエンターテイメントは、どこを楽しんでもらうかというポイントがあるわけです。「サクラ」はシミュレーション的な部分より、ギャルゲー的なアドベンチャー部分でライトノベル的に見せようとしてるのかなあ(レッドの作品だし)。私が好きなゲームポイントとは少し違うようなんですな。もうちょっとプレイはしてみようかと思いますが、途中で止めるかもしれません。どっちかってえと「ファイヤーエムブレム」とかだったら、今でもハマると思います。


 で、もう一本の「新鬼ヶ島」これも古いゲームですわいな。笑ったのは、Amazonのカスタマーレビューの中に、「テキストアドベンチャーという、ちょっと変わったシステム」というような記載があったこと。そのレビューは2006年の記述ですが。ああ、そうなんだ、そんな風に感じるんですな。私なぞは、アドベンチャーゲームといったら、こういうのだと思うのですが。コマンド選択式だったりコマンド入力式だったりで、ちょっとずつ話を進めていくやつ。まあ歴史的に見れば、古いアドベンチャーゲームは、パソコンで、コマンドを入力していくやつですよね。安田均などの古いパソゲーの本などを私は持ってまして、そういうの読むの好きなんで、分かります。read bookとか、入力するわけです。あらかじめ設定されてる言葉が入力されると、ちゃんとしたメッセージが返ってきますが、そうでなければエラーになるのです。これを楽にするために、使用する動詞の一覧表があったりするわけです。で、さらにこれを楽にするために、コマンドが最初から表示され、それを選択していく形にしたものが登場。ファミコンの「ポートピア連続殺人事件」です。「見る」→「死体」とかそんな感じ。ひとつ選ぶとその下位選択が表示される仕組み。これが今はどうなってるかといいますと、選択肢が表示されるノベルタイプとか、アイコンを動かして調べたいものとかに合わせてボタンを押すとメッセージが出るタイプとかですかね。DSだとタッチペン使ったりしますが。まあ、ゲームにも歴史があって、時代の流れとか要請によって変わってきてるってことですかね。


 で、「新鬼ヶ島」これは、コマンド選択式。ファミコンですから絵も今から見れば色数・ドットともに少ないです。やってみると、面白いわこれ。今のゲームをやり慣れてると、正解探しがめんどいのですけど、メッセージが楽しいので間違ったこととかもついやってみたくなります。シナリオは複数の昔話をミックスしてったもので、例えば第一章ではおじいさんは山へ芝刈りに行って光る竹を見つけ、おばあさんは川に洗濯に行って流れてきたカップ麺を拾ってきます。カップ麺にお湯を注いだら男の子が生まれ、竹からは女の子が生まれ、この二人が主人公。じじばばの奪われた魂奪還のため、二人が鬼の棲む砦に行くシーンで、天狗が出てきまして、この天狗が「かくれみののはい」をくれるのです(うっかり燃やしちゃったとか)。で灰がどっかのじいさんから入手した別の灰とごっちゃになりまして、赤い袋の灰と青い袋の灰を選択するのです。間違った方の灰をかけてもらうと、主人公が花になります(花咲じいさんの灰だった!)。で、語り部(ナレーション)が時間を巻き戻してくれます。もっぺん間違った方を選ぶと「じかんをもどすのもたいへんなんですからね、もう」みたいなぼやきが加わったりするのです。むかーし、このゲームクリアしてるんですが、いまだに覚えてるメッセージとかありますもんねこれ。「かなしいよるがあけました」とか何気ない文で「ああ、あったあった」と。まあ一気にやるんじゃなくて、ちょびちょびやってくかなと。


 それにしてもこの「新鬼ヶ島」はゲームボーイアドバンスに移植されたものですけど、DSでフツーにやれるわけです。さらに調べてみましたところ、スーパーファミコン版もあり、現在ではWiiのバーチャルコンソールでダウンロード販売されてる模様。てか、素直に任天堂すげー、と思う。以前も書いたような気もしますがね。さすが京都の会社です。バーチャルコンソールのラインナップとか見ますと、ファミコン、スーファミ、PCエンジン、メガドライブ、マスターシステム、ニンテンドー64、ネオジオ、MSXって。PSのアーカイブって、PSとPCエンジン止まりですからね。他社他機種のゲームがそのままフツーにできるってすげーことですよ。ここまでやったら大統一して、PSのゲームもできるとか、逆にPS3などにファミコンのゲームダウンロードできるとかやってほしいところですが。バーチャルコンソールのリスト見てると、これやるためにWii買ってもいい気がしてきます。まあ、完全にすべてのゲームができるわけじゃないんですけどね、これも。「新鬼ヶ島」があちこちやれるんなら、「遊遊記」もやりたいですし。こちらは「西遊記」をモチーフにしたアドベンチャーでやっぱりファミコンのディスク。印象に残ってますよ、「一生楽して暮らす方法」という本を求めてスクーターに乗って旅立つ三蔵法師、そのセリフが「ぱ〜らだいす〜」とかだったような。あれまたプレイしたいなあ。たまにはこういう古いものもいいんじゃないですかね。


 こないだネットで眺めてたらこんな記事が。木星の縞が一本消えたとかいう話ですが。写真も見てみました。おお、ホントに消えてる。へえ、前にもあったんですなこういう現象、20年にいっぺんくらいの現象? えっと、参照サイトへ飛んでみますと、もっといい感じの写真が。ほうほう、別写真には縞が消えて、でも大赤斑はちゃんと写ってますな。いや、おもろいおもろい。世の中奥が深いといいますか、知らないことっていっぱいあるなあ。昨日まで知らなかったことを今日知り、明日にはもっと知らないことを知るわけで、ううん、楽しい楽しい。


 ということでレトロのもばっかりじゃなくてモンハン話も。




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 「モンスターハンターポータブル2ndG」な話。 第64回


 延々焦げ魚を狩り倒しまして、どうにかラヴァXをコンプしたところまででしたかね。うーむ。



* * *


【曲折急回編】


 どうにかヴォルガノス装備のラヴァを集め終えました。ラヴァってのは、恋人でも革でもなく、溶岩(lava)ですな。グレー系の防具のあちこちに赤が混じってるのと同時に、防具の端々にクリーム色のひらひらみたいなのがついてます。何じゃこりゃ。ま、それはそれとして、これに千里珠などをを叩き込みまして、発動スキルを地形ダメージ無効、集中、根性、自動マーキング、としました。


 がふー。弓は氷属性のグラキファーボウU。属性攻撃を重視していく方針なので、攻撃力を増す強撃ビンとか毒を与える毒ビンなどは持って行かない(ビンつけると属性が変わるため)。そうすると、そもそもボウガンと違って弾丸&調合素材も必要ないため、アイテム枠にかなり余裕が出てきます。回復アイテムなどを多めに用意して準備万端。自動マーキングのおかげで、場所もモンスターの向きも分かります。あとは、合流したときにどっちがどっちだったかをちゃんと見てればばっちりです。


 ところで。自動マーキングがない状態で、ペイントをしたとき、モンスターの位置はピンクの●で示されます。他のエリアにいるときにはマップが拡大されませんので、●はわりと大きめだったりします。自動マーキングがある状態だとモンスターの形をしたアイコンが●の代わりに表示されます。ラージャンだと顔・胴・両手両足がついたアイコンなので、向きが分かるというすんぽー。●だけだと例えば2頭同時にペイントしてた場合、重なるとどっちがどっちか分からなくなるんですが、自マキだとそれも防げます。


 ……そのはずでした。この根性弓のターンで起こったこと。ラージャン×2がまず合流しました。片方は追いかけ回して氷弓でダメージをぴしぴし入れてます。わりと入れてます。かなり入れてるんじゃないかと思います。で、合流しちゃったと。隣のエリアでラージャンズのマーキングを睨みながら、離れるのを待っておりました。えーと左にいる方、左にいる方、左にいる方。同じエリアに狩人もオトモアイルーもいないので、しばらくしたら戦闘状態が解除され、合流時に認識されてた方のラージャンもマーキングがオレンジ→青に戻る。えーと左、左、左。標的がいないのでラージャンは大きな動きをしません。左、左、左……。だんだん左のラージャンが動いて行きます。お、移動、するのかな。と思ってたら、2つのマーキングが同じ位置に。ま、まだ向きが違います。下向いてる方、下向いてる方。下向いてたラージャンがゆっくりと転回し……、ぴったり重なりましたよラージャンズ。そ、そんなことが。それからゆっくりとマーキングが離れました。うわー、どっちだこれ!? これまた狙ったように、片方のラージャンがエリア移動。完全にどっちがどっちか分からなくなってる状態です。残ってたラージャンに射かける。そこそこダメージ行ってるはずなんで、しばらくぶちかまして怒ったらアタリってことで。うんうん……びしばし、びしばし……びしばし、びしばし……ハズレかよくそーっ。慌てて山の麓の方にいるラージャンに向かおうとし、モドリ玉をアイテムリールに合わせてる最中に殴られ昇天。戻る手間が省けました。ベースキャンプでドーピングして狙いのラージャンへ。


 ……3落ち。いや、もー、なんちゅーか。つまるところ、最大の敗因はってーと、弓の扱いに慣れてないことですか。まあ、使用頻度から見ても、

 太刀:約840
 ライトボウガン:約200
 弓:約50

 という状態なんすわー。で、それぞれの武器でモーションやらタイミングやらが違うのです。そんなわけで、弓の展開・収納のタイミングがいまひとつつかめないままでして。ラージャンの動きを止めるのに閃光玉を使ったりするんですけど、そのためには武器の収納・展開をどうしてもしなくてはなりません。そのタイミングが、ライトボウガンと異なっているようで。ライトボウガンだとラージャンの攻撃を避けて振り返りざま弾丸を撃ち込むのもやってましたが、弓だと射線が違うためなかなか当たらない。ぎゃー。


 村に戻って考える。まず、マーキングが重なってどっちがどっちか分からなくなったことについては、解決策としては2つ。1)運がなかったと諦める。2)自動マーキングを諦める。完全に重なるというのはなかなかないことだとは思うのですよ。ただし起こってしまったなら、諦めて運頼みです。自動マーキングを諦めた場合は簡単で、ペイント玉とかでマーキングするわけですから、狙ってる方のみにマーキングをすればいいだけのこと。ただしこの場合は、合流・分離が同じエリアにいないと分からない、もう片方の動きがつかめないというデメリットがあります。ふうむ。よし、自マキ外そう


 ……あれ? これ、最後まで攻撃が保つんなら、別に同時狩猟じゃなくてもいいんじゃね? いっそ、行くか、G級ラージャン単品狩猟。単品なら自マキもさほどいらねーですしね。装飾品をつけかえ、自動マーキング→ランナーに変更。回復アイテムとかしこたま持ってG★3「破壊と滅亡の申し子」受注。


 クエストの舞台となるのは旧火山でした。移動するといきなり視界にいるラージャン。ただし、そう、G級クエストの、ラージャン、単品は、


 激・昂・ラージャン!


 最初から金色の戦士です。動きが速いです。ぴしぴしと矢を当てて行きます。当たります。うむ、これまで雪山でラージャンに挑んでいた甲斐があったってもんです。閃光玉を浴びせてこちらを見失ったところに矢を射込んでると、金色のラージャンが、もう一段階進化、激昂ラージャンになりました。ひゃっはー。金色のオーラをまとい、両腕には稲妻が這い、その攻撃は、一・撃・必・殺。体力満タン状態でかすっただけで根性が発動して体力が1に。つまり、根性入ってなかったら即死です。で、根性入ってようが、回復しなければ二度目の攻撃には耐えられないのです(一定量の体力がないと根性は発動しない)。当然のように回復する暇もなく逃げるところを狙い撃ちされて死亡。さらに、旧火山って移動可能領域が狭いのです。そこで激昂ラージャンのデンプシーに追いかけられる。

 選択肢1)デンプシーの範囲外へ大きく右か左に避ける→そんな隙間はありません。
 選択肢2)弓を収納して猛ダッシュぶちかます→収納してる間に追いつかれます。
 選択肢3)回転回避でかわしてみる→可能性があるのはラージャンに向かって転がることですが、振り返った途端に拳が来ます。

 で、迷ってるうちに追いつかれて殴られ(根性発動)、ピヨったところに次の攻撃を入れられて死亡。最後のひとりは壁際に追い詰められたところにデンプシーでとどめ。つ、強いぞう、ラージャン。


 ど、どうしたもんかのう。またスキルをちょっと考えてみよう。一番これまでで感触がよかったのは、自動装填つけたライトボウガンでした、つーか、これでしか倒してねーよG級ラージャン。これを入れた装備はナルガXで実現したわけですけど、回避に特化した装備なんで、自動装填入れたらもういっぱいです。自動マーキングはいらないとしても、根性は保険として欲しい。んじゃ、他にないかなあとデータ本をぱらぱら見て探してみる。あ、これいいかも。と目をつけたのが、ブランゴZ。砂漠とかに出てくるドドブランゴ亜種の装備です。ブランゴZの剣士仕様はすでにコンプしておりまして、業物や攻撃力UPとかがついてますな。ショウグンギザミ亜種の装備と合わせて山岳民装備として使っています。んで、ブランゴZのガンナー装備を何故かすでに2つほど持っていたので(いつ作ったんだ?)、あと3つ。久々に砂漠で3頭ほどドドブラ亜種を斬りまくって素材をゲット。ブランゴZガンナー仕様完成。これに装飾品を入れ、

 ブランゴZ装備+金華朧銀の対弩:自動装填、通常弾・連射矢威力UP、気絶確率半減、根性


 弓よりもアイテムは持てませんが、ま、そりゃ仕方ねえです。頑張ります。つーか、すんげー回り道してた気分です。結局自動装填とライトボウガンに戻ったわけですからねえ。んで、「鬼の哭く山」受注。結論から申しますとですね、このクエスト、クリアはできませんでした。ただし、G級ラージャン討伐数は+6。前に倒した分も加えるとG級のみで通算7。すべて3回ずつ剥ぎ取りまして、7頭トータルで、

 金獅子の黒荒毛×7
 金獅子の重牙×5
 金獅子の剛爪×4
 黄金の煌毛×1

 を獲得。実際の流れでは、新たに3頭倒した時点で、

 大鬼薙刀(攻撃力912、雷属性240、会心率+10%、斬れ味ゲージ青)→大鬼薙刀【羅刹】(攻撃力1248、雷属性250、会心率+15%、斬れ味ゲージ白、スロット1)

 と上位雷太刀をG級雷太刀に強化。んで、6頭倒した時点で、剛爪がたまったので、

 鬼哭斬破刀(攻撃力960、雷属性540、斬れ味ゲージ青、スロット1)→鬼哭斬破刀・真打(攻撃力1200、雷属性560、斬れ味ゲージ白、スロット1)

 と望んでた強化がかないました。で、もうちょっと素材が集まれば、無属性太刀の砂猿薙【ゴゴ】→砂猿薙【ゴゴゴ】への強化も可能、なん、です、が。何か、こう、違うなあ、と。強化しといて何ですが、なんちゅーか、チープでチキンな方法なわけですよこれ。以前フルフルを初めて狩ったときとかにもチキンな方法を採用しましたが、それとこれとはちょっと違うんじゃないかなと。だって、やってたら、だんだん慣れてきてまして、1死せずに20分ちょいでラージャン狩れるのです。でもその後弾丸がどうせ足りないからとまともにラージャンの攻撃を浴びて3落ちして帰還するのです。何か、つまらんのです


 鬼哭斬破刀・真打を背負って「絶対強者」のティガレックスに再チャレンジしたのですが、いまひとつ気が乗りません。尻尾斬ったのですが、その剥ぎ取りが限度。3落ちして村に戻る。


 G級オオナズチ狩りに行って、うっかり2回で討伐しちゃったり(←3回目で激運+剥ぎ取り名人装備で素材をたくたんゲットしようと思ってた)。下位ラオシャンロンを倒しに行って、対巨龍爆弾を使い損ねたり。


 うん、そうですな。これは、やるしかないでしょう。決める。決めました。「絶対強者」の前に、どうにか「破壊と滅亡の申し子」のクリアを目指しましょう。チキンな方法で作った武器があるからいかんのです。売ったりはしませんが、当面使わない方向で。まずはフル体力のG級ラージャンをどうにかしようかと。とかいいつつ、もしかしたら「鬼の哭く山」制覇の方向に行くかもしれませんが。どっちかをクリアしないとつまらん気分が抜けないような気がするのですよね。











* * *



 三度、狩人は旧火山にて怒れる金獅子に挑む。果たして激昂する怪物相手に攻撃は通じるのか。稲妻をまとわせた左右の拳を封じることができるのか。次回「金鬼迫撃編」で頑張ってみるっ。


 
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。



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 「のだめカンタービレ」の24巻を立ち読み。外伝の1冊目だそうで。つーか、読んでみたら、23巻の続き、フツーに。しかも主人公たちが帰国、オペラを作るってんでまた集合してどたばた。えーと私の好みからすると、ようやく本編に戻った気分なんですけど……外伝? 正直、完結編より好きだったり。23巻の続きは読みたいとは思わないが、外伝の続きは読みたいというのはシリーズとしてどうなのさ?




 購入した本:
  久住四季『七花、時跳び!』、上栖綴人『はぐれ勇者の鬼畜美学』、樋口司『ダブルアクセス』

 読了した本:
  京極夏彦『続巷説百物語』『後巷説百物語』『前巷説百物語』、アサウラ『ベン・トー5.5』、西尾維新『佰物語』、久住四季『七花、時跳び!』、哀川譲『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』、六塚光『Le;0-灰とリヴァイアサン-』『Le;0-灰とリヴァイアサン2-』



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