中旬。
とりあえず、
風邪がひどくてですねえ。熱は平熱で頭ははっきりしてるんですが、やたらと咳が出る。止まらない。
何日かはほとんど眠れませなんだ。うぐう。まだちょいと咳は残ってはいるものの、まあ、眠れぬほどではなくなったし、昼間気を張ってたら問題ないくらいです。やはり、寒暖の差が激しくなってきたせいでしょうか。結構、周囲にもミッション先にも風邪ひいてる人がいる模様。ということで、まだちょいと咳に悩まされつつ、ミッションをこなしていく毎日でございます。
先日、ミーティングなぞありまして。まあ出張費とか遠征費とかそういった諸々のことに関する取り決めの改正とかがあったのです。その席上でのこと。これまではミッションの現場から現場への距離などが基本になっていたのですが、拠点からの距離となり、さらに熊本→佐賀・長崎・福岡へ行った際には最初の一件にのみ出張費をつけるという形に。福岡にいるスタッフが熊本に来たときは逆になります。ただし、福岡との県境を厳密に取ると距離が合わなくなってくるので、その境界線を、みやまインターと八女インターとし、八女から行ったら近い方は福岡のテリトリー、みやまの方が近ければ熊本のテリトリーとして換算です。大牟田などは福岡県ですが、熊本から行った方が近いのですよ。テリトリーを越えてミッションをしたときにはたいてい複数の現場をこなすことになるので、そうした場合に最初の一件だけ遠征費がつくということで。でもそこで、ふと私が手を挙げて質問。「例えば二往復した場合とかでも一件分なんすか? 私
こないだ太宰府→大分→太宰府→大分→太宰府→熊本って行きましたけど」700キロくらい走って由布岳を一日4回見たんでしたっけ。すると「
そんな変なことさせられるのはあなただけです。特殊な例なのでそれはそれで考えましょう」
ちょっ、待てーっ。おかしいおかしいとは思っていたけど、そんないわれるようなことをさせられてたのか私はっ。いろいろと思うところがあったものの、ミーティングは何事もなかったように流れていったのでした。
ところで、
私の友人にスガ氏というのがおりまする。漢字で書くと「菅」でしたか。結構長いつきあいになりますかね。それはそれとしまして、先日のこと。メールが来まして、
うっかり吹き出しました。
見えない隙間にどんどんスガ氏が入っていく姿がぱっと浮かびまして。いや、そういうのできそうな気がしてくるから怖い。まあ、漢字の見間違いですわい。でも知ってる名前とかってもちろん自分の知り合いとかのイメージがあるので、変な風にツボったりしますなあ。こないだ、
SUZUKI系の看板出したバイクショップサトウという店を見かけました。スズキでサトウ……。これも少しツボった。娯楽に飢えてるのかしら。
そんな娯楽に乏しい中、最近ちまちまやってるのがPSP「
ダンジョントラベラーズ2」でございます。去年でしたか、これの前作にあたるのもこっそりやっておりました。前作は「ToHeart2」のスピンオフ作品で、元々パソコン版のファンディスクか何かに入っていたのを、フルプライスリメイクしたものでしたかね。ただ、前作もそうだったのですが、パーティー組むのが全員女の子だったり、モンスターが女の子で脱いだりするとかそういうギャルゲーだかの要素があるんですが、
本質はダンジョン系のがっつり楽しめるゲームです。「2」になりましたら、「ToHeart2」関係なしで、オリジナルデザインのキャラによるオリジナルストーリーになっておりまする。まあ、パーティーメンバー女の子ばっかりで、女の子モンスター多めなのは変わらずですが。
このゲームでオートマップついてるし、見た目は緩いので、初心者向けのダンジョンゲームのように見えますが、まったくそんなことはなく。開発者が
オート戦闘なんぞしてると雑魚相手に全滅しかねない、という判断を下したためその機能がついてないそうな。実際やってみますと、
ちょっと間違えるとマジ死にかねないバランスが、ずーっと続きます。素晴らしい。
重要なのはスキルの使い方になってきます。スキルはいくつか種類があり、自動発動しているパッシブ、技系のスキル、術系のスキル、かな。技と術の違いは、技はその手番で即座に発動、術はその手番で詠唱開始、次の手番で発動。なお、技は状態異状「凍結」で、術は状態異状「沈黙」などで使用不可になります。術は効果が高いのですが、手番を2つ消費するのがポイント。その間に攻撃を受けると詠唱中断になったりすることがあります。逆にいえば、モンスターの呪文を防ぐには攻撃を掛けるというのが必要になります。パッシブ以外のスキルは使用するたびにTPというのを消費。これは、地上に戻れば回復しますが、ダンジョン内では通常
自動回復はいたしません。ほうほう。にも関わらず、
スキルを使わないと全滅しかねないバランス。
スキルにはレベルが設定されており、キャラがレベルアップすると割り振りできるスキルポイントがもらえ、それを振ることによってスキルレベルがアップします。もちろんレベルが上がると効果が大きくなりますよ(ダメージが増えるとか回復量が増えるとか)。その一方で、これが面白いとこなんですが
レベルアップすることで消費TPが増えたり、詠唱時間が長くなったりします。なので、闇雲に上げていくとえらいことになります。強いのはいいがなかなか発動せず中断かけられまくる術とか、消費TPが大きすぎてなかなか使用できないとか。なのであえてスキルのレベルを低いところで止めてバランスを取ることが肝要。この辺りが個人差が出てくるところかなあ。
あと、職業(クラス)は、下級クラス-中級クラス-上級クラスに分かれており、レベルが15からそれぞれキャラクターに決められた中級クラスにクラスチェンジ、30で上級職にチェンジできます。ウィズ系の他のゲームと異なり、
パラメーター依存でチェンジするわけではありません。戦士キャラなら戦士系と最初の下級クラスが決まっており、中級はそこから2ないし3つのルートに分かれます。さらに上位はそこから2つくらいにそれぞれ分かれまする。ただし、2つに分かれた場合などは、上級職は3つになり、どちらの中級クラスを通っても選べるクラスが出てきます。例えば下級がファイターなら、中級で防御に優れたパラディン、攻撃に優れたバーサーカーになり、上級で防御を極めるヴァルキリー、攻撃を極めるダークロード、どちらからでもなれる侍に選択肢が分かれます。自分が選択してきたクラスのスキルは後からでも取得が可能なので、
どのルートで上級職に至るかというのもポイントになる場合があります。
ただし、ここが面白いところなんですが、
レベルリセットがこのゲームできます。1レベル、15レベル、30レベル、50レベルの選択が可能(もちろん現在よりも低いレベル限定)で、リセットをすることによって選んでたスキルが全部取得前に戻り、そのレベルで持っているべきスキルポイントの状態に戻ります。なので、スキルの選び直しができる寸法。レベル1リセットだけは違っていて、これをするとリセットかけたときのレベルによってパラメーターにボーナスが付加され、キャラが強化される仕組み。何度も繰り返すことによってキャラのパラメーターが底上げされていくようです。なので同じキャラ使ってても、そのとき最適なスキルを選んだり、強化していったりが可能なのです。
現在の私の構成だと、前作もそうだったんですが、
メイド系キャラ必須。メイド系はダンサーとかバードとかにチェンジしていく支援キャラ。特徴としましては、
TPを回復させるスキルを持っていること。戦闘終了時にHPとTPをある程度回復させる「奉仕の心」や手番が回ってくるたびにTP回復をさせる術系の歌「至福のコラール」や即座に相手のTPを回復させる「料理」さらには自分のTPを丸ごと譲る「献身」などなど。これらはTP消費0ですべて使用できるため、自分はTPをあんまし使うこともなく、TPの値が高ければ「献身」も実用に耐えます。いや便利。
……とかいってますが、
実際はメイドキャラ使わなくてもいいわけで。TP回復をアイテムに頼るのもありかと。ただそうしますと、スキルをがんがん使うのが難しくなるってだけで。同様にHP回復をアイテム頼りにしたりというのもできます。私のパーティー構成だと蘇生やダンジョン脱出のスキルを使えるのひとりだけなんで、そいつが倒れたら大騒ぎになります。蘇生アイテムや脱出アイテムは非常事態に備えて持っておかねば。また、戦闘バランスもかなりシビアなので、
ボス戦以外でも戦闘中にメイドキャラや回復キャラが倒れると一気に持って行かれることもしばしば。さらにレベルリセット掛けたらレベルが下がってしまうわけで、それを補ったりもせねばなりません。なので
戦闘が面白くなります。
他にも装備品にTP回復の機能がついてたり、
流しの鍛冶屋(ダンジョン内でランダム遭遇)に機能をつけてもらったりもできるので、やっぱりメイド必須というわけでもないなあ。この機能追加は、装備ひとつに6回まで、マモノの封印書が必要となり、装備によって追加できる機能の数に限度があり、鍛冶をするたびに上書きされていきます。このときに使用する封印書の入手方法も前作から変わりましてね。前作では敵を弱らせた上で封印書を使用してようやく封印できました。これをキャラに装備させるとパラメーターが上がったりとかしてたのです。もちろん今作でも封印書の直接装備は可能ですが、装備品の強化にも使えるというわけで。ああ、入手方法ですな。マモノを倒すと、主人公の持ってるライブラの書だかに吸収されます。9体分を使うと、マモノの封印書がひとつできます。封印書を作ることによって(9体以上倒して)、マモノの能力などが見れるようになれますし、封印書は図書館の封印書室で作るので、任意のタイミングで作成が可能、まとめて作ってもOKです。こーゆーの地味に改良されてていいなあ。
ただ、まあいくつか納得できないことも。ダークゾーンはともかくとしまして、
魔法封印ゾーン。これは戦闘中でも移動中でもそこにいると表示がされてるので分かりやすいのですがね。技系のスキルは使用できますが、術系はかき消されます。最初から選べない、ではなくかき消されるので、詠唱した挙げ句無駄になる=手番2つ空振りとなる上、
モンスターはがんがん魔法使ってきます。つまり、魔法使えなくなるのはこちら側だけ、という。いや、そこはルール平等にすべきでしょうに。それから前作もそうだったのですが、
アイテムの効果が分かりにくい。特にマモノから入手するそのマモノしか持ってないものになると、どんな効果がついてるのやら紹介文からは分かりません。店で売ってようなものは「TP回復(中)」とか書いてあるんですがねえ。その辺は効果をもっとほのめかすものにするか、直接書いた方がよかったなあ。それくらいかなあ。思わず語っちまいましたが、
ちょこちょこちまちまやるのにいいので、当分楽しめそうだなあ。
小路幸也の『オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ』が文庫化されたので購入。そろそろかと思い、帯を見ると、今月
下旬に「東京バンドワゴン」最新刊が出るようです。たーのーしーみー。それにしても最近ばたばたで図書館にも行けてないなあ。ゆっくり本を読みたいです。
購入した本:
榎宮祐・暇奈椿『クロックワーク・プラネット1』、川原礫『ソードアート・オンライン12』、宇野朴人『天鏡のアルデラミンⅢ』、小路幸也『オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ』、大平しおり『リリーベリー』
読了した本:
京極夏彦『後巷説百物語』『前巷説百物語』『西巷説百物語』