2014年1月。


下旬。


 ウィンドウズのアップデートしたら、何やらグーグルマップが使えなくなりまして、こりゃ一体どうしたもんか、な今日この頃皆様お元気でしょうか? 私は元気じゃないです


 前回のをUPしましたところ、掲示板に書き込みがありました。

 >Date: 2014/01/24(Fri) 15:45:52
 >Name: 大佐(親方ではない)
 >
 >誰がやなせ先生やねん・・・おそれおおいわ!

 えー。違うの〜? てっきりそうだと思ったんですが。大佐というからには赤かったり角がついてたりするんでしょうか。え、そっちの大佐じゃない? ばるす。


 身内に不幸があった同僚の肩代わりで、スケジュールが変更になりまして。最初、福岡にトークのリハーサルに朝から行くはずだったのが、終わったら大分にも行くことに。前日に福岡の方の依頼主から、資料として印刷して持って行ってくれとメールでPDFを送られる。ところが前日も私事務所に戻らなかった(というか遅かったので直帰した)ので、自宅に送ってもらう。印刷できる環境ではなかったので翌日事務所に早めに行って印刷してから福岡へ向かう予定でありました。


 その福岡の現場まで、事務所から高速+都市高で1時間半かかります。集合時間が9:30、リハーサルと打ち合わせが10:00スタート。こちらの心づもりとしては7:00くらいに出れば多少渋滞があったとしても、8:30、つまり集合の1時間前には現地に着いているというもの。朝っぱら6:00くらいには事務所に行って印刷などをする。7:00前に出る。高速乗る前に、電光掲示板見て血の気が引く。そこにあったのは「広川−福岡 ユキ通行止め」広川→久留米→鳥栖→筑紫野→太宰府と行って都市高に切り替えるはずができなくなりました。広川から下りるとなると、3号線なりを北上。それもヘタするとただでさえ混む朝のラッシュ時の久留米の真ん中を抜けると。7時の時点で、遅刻確定。慌てて依頼主などに連絡を取る。「遅れるじゃ現場が困ります、どうにかしてください」どうにかなるわけなかろうが。「天気予報ぐらい見ておくのが当然でしょう」熊本めっちゃ晴れてるっちゅーねん。ちなみに私以外の人たちはみんな福岡に住んでます。広川インターの出口に向かうとこから、広川インター出て3号線に出る1キロもない区間で20分くらいかかる。広川も久留米の大渋滞。結局集合1時間前に着く予定が1時間後に着くハメに。この時点で、大分も危なくなっていましてね。凍って陥落してるのは、広川−福岡(九州道)、鳥栖−東背振(長崎道)、鳥栖−日田(大分道)、さらに日田−別府(大分道)は冬用タイヤ規制入りました。つまり鳥栖を中心に壊滅。ついでに福岡都市高は南側が陥落。


 昼前、リハーサルまでどうにか終わらせ、関係各位に謝り倒し、車に飛び乗って高速道路情報をケータイで確認。九州内のすべての高速が復活してました。大分の現場は14:00だったのですが、遅刻は確定。まあこっちは事前に連絡していた段階で、雪なら遅れても仕方ない、夕方までに来れるなら来てほしい、どうしても無理なら別の日でも、という方向になってたのです。1時間遅れくらいでどうにかなりそうだったので連絡してひた走る。と、不幸のあった方の同僚から電話がかかってきまして、「大分終わったら八代行ってくれないかな? ミッション受けておいたんで」はぁ!? 何勝手なことしてくれちゃってんのさ? ええ、行きましたともさ。大分を15:00過ぎに終わらせて、一度事務所帰って依頼書と地図確認して、18:30八代にいましたともさ。大分道、また雪が降り出してましたよ。しーぬー。グーグルで移動経路見せられないのが残念です。600キロ越えました


 翌々日、朝っぱらから出水。ええ、前回行き損なった出水市です。8:30くらいから17:00までずーっと現場のチェック作業。ひたすらチェック作業。途中頭がくらくらしてくる。この日、金曜日でして。すでにこの時点で土曜日、日曜日のスケジュールがおかしなことになってました。


 実は、前々回くらいから持ち越してる話、お役人様や旧支配者様と飲み会という計画が、土曜日に発動することになっておりました。これに伴いまして、土曜日17:00以降NGという申請をしていました。それが15:00の現場×2で終了することに。まあこれはよし。んで、日曜日は配送ミッションの予定で、これは1日かけて配送をすればいいので、多少時間がズレても大丈夫、つまり前日飲める、という計画。ところが、配送ミッションからトークミッション、それも朝っぱらから小倉行きに変更になりました。うわ、飲めるのかこれ?


 飲み会当日、死ぬ気でミッションを片付け、事務所に報告書出して、16:30くらいには帰宅しました。そっから車置いて、バスで飲み会へ。少しは飲めるような状態に持って行く。つーか、この日飲み会に至るまで口に入れたのはコーヒーと柿の種一袋のみという状況。なんつーか年末年始の「俺はバイキング王になる!」みたいなバイキング三昧が嘘のようです。会合の予定は19:00スタートで、文芸部の先輩が開いているお店にて。18:30くらいに周辺に到着。さてどうしたものか。お役人様にメールしてみる。いつ頃来られます? と「もう来てるよ」てな返信。はやっ。即座にお店の中に入ると、まったく変わってないお役人様の姿が。ひとりで、もう飲んでます、食べてます、「るーみっくわーるど」読んでます。黒縁眼鏡をあげ、「おう」と挨拶されました。お店の中は本棚がたくさんあり、趣味で集めたとおぼしき本、文学から雑誌からSFからマンガから置いてありました。高いとこにある本棚の隙間から黒猫が顔を出し、にゃーと鳴いてます。旧支配者さま未着のまま、乾杯をして始める。店主様にも挨拶をして、紹介していただきました。お役人様の同級で、文芸部を逐われた方だとか。文芸部の他のメンバーの話もしだすと、お役人様がメモ帳を取り出され、「忘れるわけにはいかぬ」とばかりに書き込み書き込み。てか、そんなに私らのこと忘れてたの気にしてらっしゃるのかしら。年明けに私が送ったメール見て、マジで考え込んだらしいですよ。何のいい訳も思い浮かばず、「忘れてた」になったらしく。いやー、別に私ら気にしてないんですけどね、こうして会えたわけだし。


 近況など話していると、旧支配者様登場。飲む、喰らう。話す。「こないだ『柳生忍法帖』を読んでみた。すごかった。一気通読した」とお役人様。そりゃあれ面白いもの。『魔界転生』とかもいいですよ、「バジリスク」も読まれてはどうですかと勧める。また、お役人様はオススメの本とか作品とか延々語る語る語る。その語り口調も昔と変わらずほっとする。よく飲み会とか部室とかでこうやって話してましたっけか。おそらく、だけど、今の環境だとそんなに語る相手がいないんではないですかね。旧支配者様ともそういう話をしましたけど。私は読んだ本とかゲームとか映画とか諸々のことをこのサイトにぶつけて垂れ流してますけど、そういうことできない人もいるでしょうしねえ。


 そこで出た話が、文芸部の卒業生とかで何かやろう企画。まあ、昔宮崎行ったときとかにも出てましたが、そんときはネットでサイトやったりしたらどうかみたいなことだったような気がします。あ、そうそう、あの頃小学生にあがったくらいで画期的なしりとりをされていたお嬢様は「ハリー・ポッター」にはまってらっしゃるそうです。「あのときのしりとりが〜」という話がお役人様から出てましたが、このサイト見てる旧支配者様が「あれか、あのことか」と頷いておられたり。それはともかく、お役人様曰く「卒業生の部室がこうしてできたわけだし」このお店のことのようです。「ここでやっていいんじゃね?」まずは読書会をという方向へ。と、その前に会の名前をどうするかという運びとなり、なし崩しに「オトナ文芸部(仮)」となる。これが次回までに「オトナ文芸部(真)」になっているか「オトナ文芸部(笑)」になってるかお楽しみという感じですが。読書会の候補をまず挙げろということになり、ヘミングウェイやら出てくる中、「お前も何か出せ」と強制され、短編とかあんまし読まないのでどうしたものかとぐるぐる考え、出た名前が牧野修。いやぁ、私が好きなマキノの短編は「電波大戦」とか「踊るバビロン」とか「逃げゆく物語の話」なんですがね。最後のやつとか面白いと思いますよ。「館系スプラッタホラー」と「女教師系ポルノ小説」の純愛物語です。悲恋です。ええ、「 」の付け方間違ってませんよ。というようなことをうっかり話しましたら、お役人様が食いつく。旧支配者様はマキノの名に覚えがないようでしたが、作品名を挙げていくと「ああ、『傀儡后』の人か」と頷かれてました。店主様も興味を示され、現代のSF作家等の方が最前線みたいな感じでいいんじゃないか、あんまし読んでないし、とりあえず読んでみようということになる。こうしてマキノに侵食されていくのです。さてどうなることやら。まあ、読書会とかだったら、例えば掲示板借りてやるとかでもいいんじゃないかなあ。ちょっとずつこうして集まる人数とか増えていくといいですなあ。


 飲み食いし、解散となる。商店街の中を旧支配者様と帰る。配偶者様を召喚され、恐れ多くも家まで送ってもらう。だいぶ遠慮したんですが、押し切られました。ありがとうござりまする。帰宅後、お二方にはメールにてお礼などを送っておく。


 ちょっと寝て、暗いうちに起きてネットで天気+高速道路情報を確認し、小倉へ向かう。9:00過ぎ小倉着。現場は小倉北→小倉北→遠賀→小倉北→行橋で終わり。小倉北はすべて徒歩3分圏内に集中しているので、ぶっちゃけ遠賀邪魔。どうにかこなし、行橋を終了させる。ふいー。だいぶ疲れてたので、熊本戻る途中で休憩を画策。古賀SAで休もうと思ったものの、そこまで保たず、もっと手前の鞍手で撃沈。いやもう下の道でもふらふらしてましたもん。30分ほど爆睡する。


 その後も着実に無茶なスケジュールを組まれ、また無茶じゃないスケジュールでも蓄積疲労でヒットポイントが真っ赤っ赤な感じでひとつ。えーと、ベホマでもなくケアルガでもなくマディがほしいところです。順番に有名RPG(Dがつくやつ)、有名RPG(Fがつくやつ)、有名RPG(Wがつくやつ)の回復呪文。ただしマディは状態異常までひっくるめて回復させてくれますので。


 ところで、どのくらいバテてるかという話をひとつ。夜遅くに車で帰ってました。前に車が走ってまして、ブレーキランプが点いたので、こちらも停まりました。しばらく経って、ほんとにしばらく経ってから、ん? と思いました。状況としましては、片道一車線、交差点でなし、信号なし、右折する道なし、左折する道なし、歩行者なし、横断歩道なし、対向車なし、渋滞してるでなし、左後方から合流車線あり。私の前には車二台が停車。……、なんでこいつら停まってんの? 私の後ろに何台か車があり、溜まりかねて、私がクラクションを鳴らす。すると前の車の陰からおねーちゃんが走ってきまして、反時計回りに回って運転席に飛び込み、左ウインカーを出して車を寄せ出しました。おねーちゃんが出てきた時点でようやくもしやと思ったんですが、どいた車の先、べこべこになった先頭の車の尻が見えました。ええ、さっきまで走ってたんですよ我々。一台前の車がべこべこになるくらい追突してるんですよ。目の前ですよ。夜ですよ。音響きますよ。現場に居合わせてるわけですよ。おねーちゃん車から降りてるんですよ。まったく気づきませんでした。居合わせたものの目撃はしてないので車二台がどいたらとっとと帰り、メシ食って寝る。ぐがー。そんな話。HP真っ赤。多分状態異常「くらやみ」とかかかってる気がする。あと毒。


 夜遅めの現場に行き、セレモニーとかあってる中、外で待つ。終わったら中に入ってトークをするのです。だんだん寒くなってきたので、とりあえず街灯の下踊る。れっつだんしんぐないとの夜は更けるのです。しゃかしゃかやってたらぽかぽかしてきました。傍目からは不審者です。トークが始まると子どもには懐かれてましたが。そんな日々。


 ゲームの話やらもしようかと思ったんですが、ちと時間と体力がありませなんだ。また余裕があるときにでも。今回はこのくらいで〜(ばったり)。




 購入した本:
  大竹みゆ/F.E.A.R.『ピアニィの不思議なオルゴール』、イケダサトシ/冒険企画局『戦禍の五芒星』、古川日出男『聖家族(上・下)』

 読了した本:
  河嶋陶一朗/冒険企画局『災厄の王子』、大竹みゆ/F.E.A.R.『ピアニィの不思議なオルゴール』、大高直樹、河嶋陶一朗/冒険企画局『辺境王国とチーズの森』『辺境王国と滅亡のキッチン』



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