2017年5月。


下旬。


 南の島に住む弟から電話が珍しくかかってきまして。親の老後の話とかいろいろしておったのです。そんときに、ふと思い出して、「おう、そろそろ甥っ子の再検査じゃね?」と問う。えっと去年の地震の後くらいですか、甥っ子が腎臓を悪くして突然入院した話を書きました。手術がいるかもしれないけれど、とりあえず一年は様子を見て、再検査をしようということになっていたのです。このため、甥っ子は甘い物とかそういったものの制限をかけることになってました。「うん、そう明日検査」なんちゅうタイムリー。で、検査の結果が思わしくなかった場合、バイパスを作って尿が逆流するのを防ぐ手術を考えるそうで。弟が手術で治るものなら治したい派、義妹と甥っ子本人は手術はあんまし受けたくない派。私は、去年も書きましたが治るなら治せよと思ったり。部外者の意見ではありますが。


 さて。その甥っ子の誕生日プレゼントの話。私が使ってたお古の3DSをくれてやろうという話でした。えーと、私が使ってたやつは、前に載せた画像がありましたな。

  

 ↑これこれ。「モンスターハンター4」の発売と同時に出た同梱版の

 

 ゴア・マガラブラックです。同時発売はもうひとつアイルーホワイトというのがあったんですが、好み的にはこちら一択でしたっけ。シリコンカバーをかけて使っていたので、本体はまだキレイっちゃキレイでございますよ。


 これにソフトをつけようと。んで、ソフト選択の基準としましては、お子様が楽しめる+私がやって面白かったと思ったものです。自分が面白いと感じたものじゃないと自信保って勧められないですしねえ。いくつか候補に挙がってましたが、最終的なラインナップは、

   

 「ズーキーパー」「ファンタジーライフLINK」「モンスターハンターダブルクロス」に写真を撮ったつもりが撮り忘れていた「ルイージマンション2」の4本。これらを段ボールに詰め、ようとして、ふと気づく。段ボールのスペースがまだ余っておる。いやある程度新聞丸めて緩衝材にしたりとかしてますけどね。それでもちょっと物足りない。うぐぐ。もう一本くらいつけるか。


 考えるポイントとしましては、先に書いた通り、自分が楽しめたものかつ子どもでも遊べるようなものです。例えばここでいきなり「メガテン」とか持ってってもトラウマになりそうです。複雑なパズル系とかシミュレーションもどうかと。


 とか考えつつ、自分が甥っ子くらいの年齢の頃はどうだったかってえと。趣味的には、水木しげる読んでましたなあ。ええ、もちろん「ゲゲゲ」ではなく「墓場」で。小学館辺りから出てた入門系のものもむさぼるように読んでました。教室で友達が持って来てた「地獄大図鑑」はすごかったよ……。どんな内容だったかはさっぱり覚えてませんが、ぞくぞくするような奈落の底が抜けてくような感じはくっきりはっきり覚えております。試みに検索してみましたら、密林で5000円くらいになってましたよ「地獄大図鑑」、なんたる小学生。ちなみに水木御大だけじゃなく、日本や世界の民話や伝説などの本も読みあさってました。あれはどこのシリーズだったのかねえ。もっと成長しましてから、自分が読んでたのがラフカディオ・ハーンとか「ベオウルフ」の子ども向けバージョンだったことに気づきました。牡鹿館とかグレンデルとか出てきてました。なんたる小学生。その後は、ルブランや乱歩やSFにもハマっていくのですが。


 ……なんか「メガテン」でもいい気がしてきた。いやいやいや待て待て待て。落ち着いて考える。「メガテン」なしな方向で、あとひとつソフトをつけるとして、何にするよ? ジャンルがあんまりかぶるのもよくないよねえ。中古ソフト屋をいくつかハシゴしまして、値段など確認しながら考える。候補としては「マリオカート7」とか「パズドラ」とかそんなのが出てきましたが。「マリオカート7」中古でも高ぇよ。3000円以上、場所によっては4000円くらいしやがります。逆に「パズドラ」の「クロス」じゃない古い「Z」だと400円くらいで売ってたりもするんですが、どうしたもんかねえ。


 私個人の好みですよ。レースとかスポーツ系とかあんまりやらないのです。これらは対人戦が楽しいと思うので。同様に集める系もやんない。「ポケ」とか「デジ」とか「ウォッチ」とか。乗り遅れたら、例えば友達がもうやってないとか他の人も誰もやってないとかなったときに、モチベーションが保てるものなのか。だいたい、プレイしてないので、例えばたくさんある「ポケモン」のどれがいいのかとかさっぱり分からんのです。特にスポーツ系なども含めて最新作が出たらそっちに移行していくしねえ。興味あるなら、自分で友達と一緒に遊べるようなやつ買ってもらう方がいいっしょ。


 てことで、迷いに迷った末、先に書いた基準を満たすものとして、

 

 ↑有名RPGを放り込む。DS版はやってないですが、移植前のやつはプレイしてますしね。基準を満たしたことにしましょう。「Z」だと自信持ってプレイしたとはいえませんし、「[」は途中で売っぱらってますし、「\」や「]」はそもそもやってない。ここが限度か。正月に「W」「X」をあげたので、天空三部作の最後としてここまではつけましょ。


 これで5本。内容としましては、がちがちのRPG、アクション要素の高いRPG、RPG風のアクションハンティング、アクション、パズルとそこそこ棲み分け。で、正直このラインナップなら来年くらいまでは満腹で遊べる気がします。


 で、モノとしてはひとつの誕生日プレゼントとしては多くね?という気もひしひしと。なので一計を案じ、3DS本体をクリスマスプレゼントとしました。半年間いい子にしてたらクリスマスプレゼントになるすんぽー。いい子にしてなかったら没しゅーと。それまで貸しておくので自由に遊べと。ソフトの方が誕生日プレゼント。これなら、弟夫婦がシツケをするネタにもできましょう。私も甥っ子の分はクリスマスプレゼント考えなくてすむし。その旨紙に書きまして「保護者の方へ」とタイトルして段ボールに入れる。甥っ子にも手書きでその旨書いて入れる。「保護者の方へ」の方にはケースに書いてある4Gのカードや説明書などが入ってないことも記載。4Gカードを使うなら市販のものを購入の上、本体に差し込んである32Gカードと入れ替えて使って下さいと親切に書いておきました。さらに内臓ソフトの「思い出きろく帳」にはいつ何をどれだけの時間やったかの記録が残るので時々チェックしたらシツケのネタになりましょうと付け加える。


 これだけじゃちと足りないなあ。よし、と手書きでくっきりはっきりと、

 

 うん、格言格言。でもそれを一枚ぺらりとめくりますと、

 

 とりあえずオチをつけてみました。うん、人間ってそうよね。筆ペンでてきとーに一気書き、あ、画像は一部塗りつぶしてます。「にんげん」の方がよかったかね。でもスペースが足りなかったよ。ちょほほ。


 こうしたものを詰め込んで、日付指定で発送して帰宅。弟から父母に連絡があったようで、手術をすることになったそうです。夏休みの後半。入院付き。元々両親が8月に遊びに行くという計画を立ててたようなんですが、弟もそれに合わせて休みを入れてキャンプとか目論んでたのが全部ぱー。休みは入院とかに合わせることになったようです。両親も来るなと。ううむ。これはあれですよ。入院とかなっても、寂しさとかをゲームで紛らわせてくれればいいという先見の明。びばオレサマ。


 まあ甥っ子がどのゲームを楽しむかは分かりません。が、ドラクエやってたんなら、ドラクエまたやるだろうと。甥っ子が「W」だか「X」だか「Y」だかをプレイしている頃、私は多分「]T」を手にしてる気がします。まあ7月なんでちょい先の話ではありますがね。さよう、最新作が出ます。といいましても、私、ドラクエってだんだんしなくなっていった方ですしねえ。先に書きましたが、「Z」はよく覚えてない。「[」は途中で売り、「\」は様子見してて終わり、「]」はオンラインだったので買う気もなかったという。じゃあ何で今度はといいますと、今回の「]T」は原点回帰を目指してる風でありますよ。PS4と3DSで出ますが、プレイ途中で3Dの立体絵と2Dドット絵の切り替えが可能という。何より、先日公開されたWEB特別映像「あの頃、僕らは勇者だった」にどきどきしました。公式サイトトップページで見れます。ファミコンのカセット入れて、スイッチオン。次々に歴代のタイトル画面が出てくる序盤(ちなみにタイトル画面を映しているテレビもだんだん変化していく)。プレイステーション発売20周年の特別映像「みんなのゲーム愛にありがとう。」での「僕たちは、今まで、何度、世界を救っただろう?」もかなりキました。映像的には後者の方が上だと思いますが、ドラクエの「僕らは、夢中で勇者だった。」はいいなあ。


 とりあえず、この流れから来て、「]T」の画面につながっていきますんで、私のように離れていった人たちに向けた部分もあるんでしょうね。例えばFFが「[」の後「\」のときに原点回帰を謳ってたように、今度のドラクエは古い世代も面白いと思うかも。という期待があります。とりあえずやってみようかなあ、とりあえずだけど。


 で、今やってるのは甥っ子にも送りつけた「ダブルクロス」でございます。前回獰猛な連中を相手にしてましたが、今回は心機一転といいますか、そのうちやろうと思っていた鎌蟹ショウグンギザミを相手にしてました。えーとだいたい6匹くらいは狩りましたか。遺群嶺というマップでの対戦をメインにしておりました。私は太刀を使うのですが、ギザミ装備でついてくるスキルの会心率を上げる「見切り」や切れ味が鈍るのを防ぐ「業物」などとは使い勝手がいいので、以前から愛用してます。つーか、下位でも使ってたし、上位でも使ってましたな。で、G級ギザミですが、わりと戦いやすかった。理由のひとつは、遺群嶺のマップで、明るい場所でギザミと戦闘になることが多かったせいもあるでしょう。過去の記憶だとどうもギザミは火山や沼地など雰囲気暗いとこでの戦闘が多かった気がします。で、明るいとこで見ますと、見やすいわこいつ。で、もうひとつがG級になって加わった新動作。後ろに下がる→両の鎌をこすり合わせる→大ジャンプして両鎌を叩きつけるという動作。この攻撃、何より予備動作が分かりやすい。不自然なくらいいきなり後ろに下がる。で、叩きつけの後に鎌が地面に突き刺さるためしばらく動きが止まります。隙ばりばり。しかもこの攻撃しょっちゅうしてくるのです。いいカモ。


 そうこうするうちに素材も集まったので、ギザミXシリーズを揃え、またちょっと強くなる。いろいろとスキル回りをいじってましたら、いい感じに。さらに何かないかなと防具を調べて、マギュルXシリーズを作成。カボチャ装備です。このシリーズ完成でつくスキルは「火属性攻撃強化+2」「集中」「スタミナ休息回復」の3つ。スロット6個空いてます。耐性としましては、完揃いで火−15、水+5、雷0、氷+10、龍0。えと水と氷に強く火に弱い。で、火の攻撃が強くなるそんな装備。うん、雪山とか良さそうだ。これに護石や空いてるスロットを利用して調整。2つほど登録しました。どっちも火属性の太刀(スロット3)を持たせ、発動したスキルは、

 「耐氷・火攻撃」:氷耐性(大)、火属性攻撃強化+2、寒さ無効、集中、スタミナ急速回復
 「耐水・火攻撃」:水耐性(大)、火属性攻撃強化+2、集中、スタミナ急速回復、捕獲の見極め

 前者は氷耐性が35に跳ね上がり、後者は水耐性が25になっています。後者の捕獲の見極めは、余ったスロット5つで何かできないかと考えてくっつけたもの。代用も可能です。


 といった感じで装備を試してクエストをやってましたら、緊急クエスト発動。いよいよ老山龍登場! ラオシャンロンです。ラオはPSPの「2ndG」では何度もやってますが、お久しぶり。こいつの苦手耐性なんだったかなあ。龍か火じゃないかと思うのですが。で、マギュルシリーズで挑むことに。ラオのクエストは迎撃戦で、ひたすら侵攻してくるラオの足を鈍らせ、最終的に体力を削りきるか、35分の時間切れで撃退。んで、挑んで敗退。敗因は2つですね。ひとつは、マップがよく分からなかった。迎撃用のバリスタ探したりとかしてたし。いくつかの迎撃兵器はよく分からないまま。なのでラオの足止めをするために、直接殴りかかったのですが、これが2つ目。何がいけなかったかってえと、「耐震」スキルつけてなかったせいで、脚やら腹やら切りつけるのですが、歩くラオの脚が踏み下ろされますと、振動発生で動きが強制的に止まっちゃうのよ。攻撃回数がだいぶ削られてしまいました。結果。34分ちょいで砦が破壊されてクエスト失敗。あ、あと1分が守れなかった……。でも、「クエスト確認」のウインドウを開けて、カウントダウン見ながらってのは、昔もはらはらしながらやってましたっけ。


 で、どうしたわけか、緊急クエスト以外にもG2級で、獰猛な連中が解放されやがりました。とりあえずラオは置いといて、獰猛なやつとか、まだ残ってる上位やG1、G2をぼちぼちやっておりますよ。


 そんな感じでまあぼちぼちやってるんですが、6月には、「ラジアント・ヒストリア」のリメイクが出ます。7月には「ドラゴンクエスト]T」が来るわけです。ええと、あと、こないだ買った「ファイヤーエムブレム外伝」のリメイクはプレイしてませんねえ。やることてんこもりですわ。まあ、昔はこんなにソフトが手元で有り余ってるなんて想像もできなかったので、ありがたい話ではありますが。


 そろそろ昼とか30度越えだしてきましたが、何やら朝とか寒いです。窓開けて寝てたら寒くて毛布かぶってましたよ私。体調崩してる人も多いので、頑張って生き延びねば、ゲームもできません。ま、ぼちぼちで。




 購入した本:
 秋田みやび/グループSNE『竜伯爵は没落しました!1〜2』、大森藤ノ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか12』、犬亥『蒼戟の疾走者』、池上永一『黙示録(上・下)』、刈野ミカタ『異世界ならニートが働くと思った?5』、迷井豆腐『黒の召喚士4』、天沢夏月『時をめぐる少女』、九曜『佐伯さんと、ひとつ屋根の下2』、笹木さくま『女神の勇者を倒すゲスな方法2』、高見梁川『アラフォー社畜のゴーレムマスター1』、川井昴『傭兵団の料理番3』、唐澤和希『転生少女の履歴書4』


 読了した本:
  水城水城『サイコメ2』、十階堂一系『資格の神様』、秋田みやび/グループSNE『竜伯爵は没落しました!1〜2』、日向夏『薬屋のひとりごと5〜6』、熟練紳士『愛すべき『蟲』と迷宮での日常2』、迷井豆腐『黒の召喚士1〜4』



←少し過去へ    少し未来へ→

 戻る