2019年7月。


上旬。


 延々と雨が降ったり止んだりしてまして、最初の一週間くらいで雨が降りまくり、警報とか出まくってた気がします。天気予報「大雨」とか。でそれが一段落。あー、結局梅雨って一週間くらいだったのかしら、てな気分になりましたが、大きなミステイクでしたよ。すぐまた雨が降り出してくる模様。中旬に入ったら3連休がありますが、雨っぽい。うわ。


 ミッション場で雑用統括してたアシスタントの女性が、8月いっぱいで退職されるそうでして。実際に出勤するのは8月のお盆くらいまでで、後は有休消化みたいな予定のようです。で、それにともなって、7月中に送別会兼ねて何かやろうという話が出てきております。ぼんやりとその話が私にも伝わってきていたのですが、現場で私事実上隔離されており、ボスから「まだいってませんでしたよね?」と声を掛けられたのは他のメンツの数日後。昨年台風の頃にやったバーベキュー再び。あ、このリンク1月になってますが、実際にやったのは9月ですよ。ただ1月の方に多少詳しく書いてるので。「あー、いいですよ、参加で」と私がいうと、「だと思ってすでに〇つけてあります」とにやり。まあ、ただひとつ心配なのは、やっかいさんでしょうか。やっかいさんがバーベキューのときにやったことは、上のリンク先に書いてありますよ。多分別のミッション場にいれば声すらかからなかったと確信していますが、今、同じミッション場にいますからねえ。あ、別のミッション場にいるバッハ氏やおーさんとかは問題なく呼ばれてると思ったり。


 で、上記のようにミッション場で私が隔離されてる理由ですが。ええ、ひたすらひとり黙々とできあがったブツの検査をやっておりますよ。だだっひろい場所の一角で、他のメンツも正確には同じスペースにいるんですが、接触が朝と夕方くらいしかありません。しかも最初は時間を結構かけてやれるって聞いてたのでそのつもりでいたら、急遽予定が変更になり、ひたすらやるはめに。しかも援軍なし。あ、でも援軍の打診はありました。翌日の予定表とか見ますと、誰がどこのチームで何の作業をやるかが分かるのですが、私だけ表の数行離れたとこに書いてあったりします。で、他のチームにやっかいさんがいるんですが、同じとこにいるたいちょーが「あ、検査大変そうですね、ひとりこっちから出してもらいましょうか?」予定表見ながらいわれ、そこにボスもいまして。即座に「人によりますな」と返答。「そこの一番下に載ってる人なんてどうです」「お、いいですね異動させましょうか」「絶対いらねっす。検査の手間が二重三重になりますよ」冗談で相槌打ってくるボスに即答しておく。まあ、一番下に書いてあった名前が誰であるかは推して知るべし。


 ちなみに今旬やっかいさんがやらかしたこと。何故か隔離されてる私にも伝わってきました。チームでも別行動のようにブツ作りを図面に従って作っておりまして、先日応援に来た別の人と隣で同じものをやってます。他のメンツは一日遅れで合流して、やはり同じものを作る。結構数があります。で、他のメンツがパーツの不足に気づきました。まったく足りないものがあったようです。散々探して行き着いた先がやっかいさん。2人がかりで抱えるようなブツを図面ひとつにつき4個使うようです。やっかいさんが自分のためだけに確保したそのパーツ、22個。そりゃ足りないわ。つか、そんなデカいもの5倍近く持ってって数も分からないとは思わなかったので、他のメンツが探り出すのに時間がかかった模様。やっかいさんに尋ねても「ちゃんと自分の分取りましたよ」といってたらしい。そのやっかいさん、一緒に組んでた人によく分からないトコとか聞かれると「図面通りやれば大丈夫ですよ」お前がいうな。やっかいさん、バーベキュー来るのかなあ。声がかかったら、間違いなく肉喰らいに来ると思う。


 先日のこと。「ゲームセンターCX」のDVDボックス5でしたか、鑑賞してまして。特典映像としてファミコン版「ドルアーガの塔」が入っておりました。「カイの冒険」が収録されてるのでその関係でしょうか。「ドルアーガ」といえば、60階、宝箱を出してアイテムを確保しつつ進んでいくゲームで、「CX」では、ADが出すヒントを元に進めていき、見事60階を突破してエンディング到達するのですが、そこで特典映像は終了。……あれ?

 上下左右下上右左左右下上右左上は?

 こんなのよく覚えてたな私、コナミコマンドより長いぞ。裏ドルアーガに行くコマンドですな。60階追加。宝箱の出現方法なども変わりましたっけか。やるならそこまで見せてほしかったなあ。


 先日のこと。図書館に行きまして、棚を眺めておりました。ふむー。図書館というのは、まあ自分の読みたい本だけじゃなくて、読まない本もありますな。興味があるものもないもの、その境界線にあるものも。あるいはどこが訴求先だかよく分からないトンがったものとか。ええ、何を見つけたのかといいますと、いいヒントを出しましょうか。国書刊行会の本です。それだけでヒントになるってすごいですが、実際のブツは、

  

 どうよ、これ? ちなみに、

 

 非売品!? 結構なメンバーが書評書いてますよ、これ。小説家、翻訳家、書評家、詩人、文学者等々の肩書き。で、ラストには、国書刊行会の本のリストが! 五十音順で! 値段付きで!? ただ、シリーズ名とかは各タイトルじゃなくてシリーズ名そのものでリストアップされてるので、例えば私が持ってるダンセイニの『ヤン川の舟唄』は探すためにはどうしたらよいのか。答:は行→「バベルの図書館(全30巻)」→「26 ヤン川の舟唄 ダンセイニ卿」で辿り着きました。や、やりにくい。


 前に施川ユウキの「バーナード嬢曰く。」読んで、水玉螢之丞読みたくなるみたいなことを書きました。その後、あー、もっと似てるのがあるなあ、と思い至る。cocoの「今日の早川さん」だ。ところで、その後、

  

 「サナギさん」6冊買っちゃった。週刊少年チャンピオンのコミックスなんですが、1冊160ページくらいの量なんですが、読み進めるのにめっちゃ時間がかかります。なんか濃ゆくてボリュームがありました。面白かった。他の本も読みたいなあ。


 さて、本の話を続けます。本の整理を少しやってて、発掘したもの。

  

 ロバート・J・ソウヤーの三部作。邦訳が完結したのが2005年。相当ほったらかしでしたな。ソウヤーって最近聞かないけど、出てないんかいな。と検索。そこで見つけたもの。

 

 はるこん書房から出てる「見上げてごらん。」です。つーか、これ、密林で1冊だけ売ってたんですがね、即買いしました。はるこんって、SF大会みたいなことやってる組織じゃなかったっけ? 調べてみると、SF大会に呼んだゲスト・オブ・オナーのSF作家について未訳本を年に1冊出してるっぽい。すでに7冊かそこら出てて、おおっぴらに出回ってるわけでもないのでフツーの書店では入手困難。密林でも入手不可が結構ある。で、これどうにかならんもんかとはるこんのサイトにアクセスしたら通販やってました。ソウヤーとかはすでに通販リストに載っていなかったので危ないとこでしたよ。何冊か通販を申し込む。


 届いた青背そっくりの『見上げてごらん。』の解説を読んでいて、あーやっぱり「アフサン」の残り二部は出そうにないなあとがっくりくる。解説してんのハヤカワでソウヤー訳してた内田昌之ですよ(『見上げてごらん。』ははるこん翻訳班の訳)。そこでもうソウヤー読もうと。別の本棚で発掘作業に入る。発掘に成功したのは、

  

 

 5冊……? ちょいと思い出してみる。『ゴールデン・フリース』はその昔ミッション場の同僚に貸したっきり、私がそこを辞めて結果として借パクされた状態。宇宙船を舞台にした倒叙モノ(殺人犯人は宇宙船を統括してるコンピュータで、その一人称で話が進む)だったんで、ミステリ好きの同僚に貸したんでした。あれ、『ターミナル・エクスペリメント』と『さよならダイノサウルス』はどこ行った? 『ターミナル・エクスペリメント』もミステリ好きに貸したんじゃなかったっけか? 『ダイノサウルス』はどっかに埋もれてる可能性が高いですが、その化石状態のものを発掘にはいまだ成功せず。どっかで見たんだけどなあ。てことで、もういっそと3冊とも買いなおすことに。買い直す3冊は出版順でいったら最初の方なんで、次回それらが届いてからキャンペーン開催ですかのう。


 ソウヤーの翻訳が進んでおらず、「アフサン」も出ないってことに、出版業界の状況が暗澹たる感じがするんですがどうよ? 人気ないのかねえソウヤー。ソウヤーに限らず、私の好きな作家って、結構翻訳停止してますよ? 扶桑社から出てたF・ポール・ウィルスンは2011年12月以来停止中ですよ。「始末屋ジャック」のシリーズ、出そろってから読もうとだいぶため込んでるんですがねえ。あるいはハヤカワから出てたダン・シモンズもずいぶん出てない上に、文庫落ちしてない本がだいぶあります。いやはや。


 捜索中に見つかって確保したものが他にもありまして。

 

 ヨコジュンの「こてん古典」。だけじゃなく、「新こてん古典」も発掘。ヨコジュンの訃報のときにちょこっと書いてるやつですな。明治・大正期のとっぴょーしもないSF的な本を紹介したもので、第一回は「炭素太功記」で、炭素の炭吉が成り上がっていく理科読本。うひょー。ちまちま読みたいところ。


 あ、ソウヤー話のところでちょいと書いたはるこんサイトでの通販購入ですが、どうにか今旬に到着しました。

 

 銀背風で。赤のSFマークの上にある数字は出版年ですかね。『見上げてごらん。』は2011ですね。んで、予想してなかったですが、ジョー・ホールドマンはサイン本でした。とかいってたら、『ゴールデン・フリース』が同日届いて、おおう、予定よりちょい早いけどソウヤー祭り突入でございますよ。読んでるうちにぼちぼち他のも到着すると思われ。


 さて、いつもならここでゲームの話になるんですが、あんまし記憶がありませんぞ。ちょいとローグライクいじったりはしてますが、むしろミッション疲れで寝落ちしてるパターン多め。肉体的な疲労というよりは、検査は神経使いますのですよ。うむむ。てことで、今回はゲームの話省略


 なんか梅雨で雨で気候がアレなせいか、体調崩してる人が多め。同僚で土日の休み明けから、火曜まで来なくて、水曜に来たら、顔は土気色、目の下に隈、異常なくらいの汗、咳、声涸れ、意識朦朧、いやお前帰れよ。昼に早退してそのままその週休み。研修生でも昼過ぎくらいにぐったりして熱出して早退とか、そういうのが何人か出てます。体調管理には気を付けましょう。




 購入した本:
 ロバート・J・ソウヤー『見上げてごらん。』『ゴールデン・フリース』、アレステア・レナルズ『武道館にて。』、アン・レッキー『彼の歌の示す処』、ケン・リュウ『天球の音楽』、ジョー・ホールドマン『我は四肢の和を超えて』、ハンヌ・ライアニエミ『テュケーと蟻』


 読了した本:
 物草純平『スクリューマン&フェアリーロリポップ2』



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