2010年3月。


上旬。


 最近雨が続いてげんなりな気分ですが、いかがお過ごしでせうか。気温も何やら寒いのか暑いのかよく分かんないしなあ。とかいってたら、雪降ってるし。さーむーいー。


 こないだ朝起きてネット見てたら、弟が住んでる南の島で地震。やあこれは大変、と父母に報告してみる。が、信用しねえ。さらにはニュース速報とかにも出てねえ。結構デカかったようなのに。釈然としないまま、ミッションに出かける。その後母が、南の島に電話をしたらしい。日頃タダでは起きない弟が飛び起きたくらいの揺れだったようで。地震の30分くらい前に甥っ子が起きてぐずりだしたのを義妹があやしてる最中に揺れ出したそうだ。「むちゃくちゃ怖かったですヨー」と義妹はいってたらしい。弟は何事もなかったように定時に仕事現場に出かけ、残されたところに余震があったりして結構怯えてたらしい。「ほら見てみなよ」と勝ち誇る私。いや別に勝ち誇るとこじゃないですけど。父も帰宅してから「スゴかったらしいな」とのたまいテレビでやってるかもしれんとスイッチを入れる。ところがニュースはチリの地震一色。なんぼ南の島でも南米までは行かないのです。結局南の島の地震などかき消された感じで、やっぱり釈然としない。まあ弟一家が無事でよかったですが。


 ところでこの頃、ちょうど山本弘の『地球移動作戦』を読んでまして、近未来の話なんですけどねこれ、昔の巨大な小惑星みたいなのが地球に接近して来た、というストーリーを今風にしたもの(「妖星ゴラス」とか)。シンプルで面白かった。そのクライマックス付近で、地球を災害が襲うのですけど、チリの大地震も登場。前回の地震のときの津波の話とか、そうしたことが述べられ、もし起こったらという状況からホントに起こって、という展開。私が読んだまさにその日くらいに現実にチリで地震が起こったのでした。ま、またこの手のシンクロ。小川一水の復興ドラマ『復活の日』も読もうとするたびに大地震が起きてるので、いまだに読んでないんすよねえ。


 ミッション場が忙しくて手が足りないってんで、派遣会社から人を呼ぶことに。条件として前にミッションを経験したことのある人優先ってことで5人ほど。経験者ってことで、何だか見た顔ばっかりです。ん、あれ、アントニオじゃん! かつて2回ほどネタにさせてもらったラテン系のアントニオです(2008年8月中旬2008年12月中旬)。まさかこいつが来るとは。それにしても前はセミロング(のボサボサ)だった髪がずいぶん短くなってます。また出稼ぎに日本に来たんでしょうか。「まさかまた会うとは思いませんでしたヨ」「そりゃこっちのセリフだわい」などと休憩時間に会話をしてみたり。ところで、今やってるミッションではたくさんのファイルをいじり回すのです。パートのおばちゃんとかもいるので、例えばエクセルでどのファイルをやったとか入力するのではなく、紙の管理表を使っています。つまりファイル名と場所の一覧が紙に打ち出してあって、そこに日付、作業時間、終了日、名前などを記入するのです。こないだ、いくつかのファイルでひとまとめになってるのを私が途中までやって、翌日その続きをすることになった、と思いねえ(続きがある人は続きを優先してやる、という指示あり)。一番上のファイルのとこに書いてある作業者(つまり私)は変わらないのでそっからの残りのファイル名の作業者のとこを↓引いて、新しい日付を書着込む。で作業開始。40分くらいやって、保存しようとしたらいつもと違うメッセージが出ました。ん、これ、もしかして、と思ったら変更したファイルの保存場所に私が取ってるファイルと同じ名前のものが先に保存されてやがります。なんてこったーっ。しかも中を見てみるとちょっと処理が粗かったり。そういや、仲のいいパートさんが、同じような目につい最近遭ったっていってましたな。やろうと思って取ったファイルを先にやられた上、勝手に管理表の名前も消されて書き直されてたとか。慌てて管理表を探すが、管理表そのものが見あたらない。誰か持ってってるらしい。上の人にいって、管理表を探してもらう。アントニオの野郎でした。しかも、私の名前の下にある矢印を消した上で自分の名前を書き込んでやがりました。うがーっ。先に保存された上に名前まで書かれたので、そちらが優先ということになり、40分の作業がすべて無駄になる。アントニオめーっ。てか、よく分かってないんじゃないのかアントニオ、作業工程とか。大丈夫だろうかと修羅場にて心配になる。


 上の人とかも死んだような目して作業してたりします。相変わらず修羅場ってるミッション場でございますよ。まあ、私はというと、死なない程度に頑張ってる感じで。上の人はがんがん作業をしてほしいようですが、無理して倒れてもしょーがないですしねえ。守ってくれるわけでもないんで、自分で調整とかしないとね。ふらふら。家に帰れば帰ったで、時間見つけてパソ内の整理もしないといかんし。ふらふらーん。


 疲れてるからって、事故とかには注意しないといけません。わりと慎重に行き来しております。ところで、たまに通る街角にでっかいモニターがありまして、そこに天気予報とかニュース速報とか広告とかが流れるのです。信号待ちで眺めておりましたところ、何やらティラノサウルスレックスみたいなのが走ってる絵が出てきました。ん、手前には箱が並んでて揺れてる。車? 荷台? と、文字が出ました。スピード出し過ぎ注意。っておい、これは出すだろスピード、後ろからティラノサウルス追いかけてきてんですぞ。エンジン焼き付くまで逃げるっちゅーねん。何だかコマーシャルが間違ってる気がする今日この頃です。


 TSUTAYAで、「北斗無双」のデモを見る。う〜ん、どうなんだこりゃ。まあ「北斗の拳」を使いながら、アニメの声優さんが参加してないという時点で、そりゃ北斗のファンは首を傾げると思うのです。爽快感がどうのと謳いつつ、動きを見てるとあんまし爽快っぽくないですよ? 例えば通常のパンチやキックで雑魚を倒すと血しぶきに変わります。血しぶきあげて死ぬ、とかじゃなくて血しぶきだけ残していきなり消える印象。その血がまた妙にどろっとした感じで飛び散ります。何かこう、違う……。例えば「ぐべらっ」とかいいながら吹っ飛んで砕けたり潰れたり倒れたり飛び散ったりするのがそれっぽいのであって、血しぶきエフェクトのみってどうなん? また北斗神拳を使うときには、相手の動きがスローになる感じで周囲に紫色の枠がかかり、あたたたたーっとかやるのです、が、自分たちの周辺では牙一族とかがフツーに飛んだり跳ねたりわきゃわきゃしてるのでいろいろ台無し。北斗+無双というコラボは間違った処理されてる気分です。売れるんじゃろうか、これ。


 ファミ通とか見てたら、いよいよ発売が迫ってきた「ゴッド・オブ・ウォーV」の記事が掲載。何号か連続掲載されるようで、歴史を変えたアクションゲームみたいな感じでシリーズが紹介されてますが、わあ、「T」や「U」とかのときとえらい違いです。それはそれとして、今号にてようやく「ゴッド・オブ・ウォー・トリロジー」の説明が入りました。私がすでに予約してたやつで「T」と「U」をまとめた「コレクション」と「V」の同梱版です。で、これにアートブックとダウンロード特典×2が付くとか。えーっ、と思ったファンも多いんじゃないですかねこれ。2月の終わりにすでに「コレクション」は発売されてるのですよ。「V」に備えて「コレクション」買った人もいるでしょう。その時点では「トリロジー」の内容がほとんど分かってなかったわけです。それを今更……。これに比べると例えばカプコンの「スーパーストリートファイターW」なんかはすげーユーザーフレンドリーです。特典内容をすべて公開した上、どの特典とどの特典が同じだとか違うとかまでやった上で、ワンクリックでそれぞれの予約ページに飛べるようになってます。まあ「GOWV」が楽しみなことに変わりはないんですがね、方法が間違ってるような気がする。「T」のときもそうで、告知とかないし、ローカライズ発売したカプコンにもあんまし宣伝する気なかったので、必要以上に隠れた名作化してましたな。


 前回届いたときにはしばらく封印する気でしたが、うっかり始めてしまったのが「デモンズソウル」すげー面白え。事前情報としていくつか私が知っていたのは、「最初のボスを倒すまでレベルアップすらできない」「最初のボスを倒すまでに心折れる人がいる」とかそういうもの。あと値段がなかなか下がらないのですよ。去年2月に出て、一年後の中古価格がだいたい4000円台から5000円くらい。もちろん単純比較するわけにはいきませんけど、ついこないだ出た某有名RPGの中古が2000円台に比べると高いのがお分かりいただけるかと。んで、このたびめでたくベスト版が出て、3000円くらいで買えたのでした。ついでにいうとこのゲーム、宣伝費ほとんどかけずに口コミで広がり、去年のゲーム大賞受賞しました。何だかアレです、ファースト「ガンパレード・マーチ」みたいな経緯。


 プレイしてみんとす。マニュアルをざっと見て、起動。SCEのロゴとかが出てくるのですが、その後にFROM SOFTWAREの文字が浮かび上がり、すべて分かった気になる。発売はSCEですが開発はフロムです。はははなるほどフロムですかフロムですよ。つまるところこれは新世代キングスフィールドです。キングスフィールドといえば、PS初期のアクションRPGで、最初のセーブポイントに辿り着くまでに死にまくるゲームでした。納・得。んで、このゲームで最初に感心したのは、キャラメイクの前に輝度の設定が入るんですよ。どうするかってえと、中央右に竜を模したマーク、左に盾を模したマークが表示され、竜は見えないけど盾は見える状態に調整します。でまともにこれをすると、画面が相当に暗くなるのです。これがミソ。このゲーム、ダークファンタジーな雰囲気でして、全体のトーンが暗く、やたらと物陰や死角から奇襲されたり不意打ちされたりモンスターサプライズドユウだったりします。暗闇が暗闇として機能しており、屋内に入ると明かりが腰につけたソウルの輝石によるぼんやりしたものだけ。通路にたまに松明などありますけどね。死角が増え、初めて行くエリアだとどきどきものです。た、たのしーっ。


 背景をざっくり説明しますと。まあよくある話といえばそうなんですが、昔「古い獣」と呼ばれるものを呼び出したせいで世界が滅びかけたがどうにか封印した、と。でも最近霧に包まれたまま訳が分からぬ状況にある北の王国でその封印が解かれたっぽい。どうにかしてください。古い獣はまだ完全覚醒してないようですが、配下のデーモンが湧き、北の王国内の人間のソウルを奪ってってると。ソウルを奪われた人間は凶暴化して理性を失い、ソウルを持っている人間を襲い、とどんどん国内世紀末状況。人間から奪ったソウルをデーモンは体内に溜め込んで濃縮、そのデモンズソウルと呼ばれる濃縮ソウルを奪えばものすごい力が得られるという。霧は次第に国外へも広がり始め、一攫千金・名声・救国を志して入って行った者も戻ってきていない。そんで、プレイヤーキャラが最後の希望として北の王国に入っていくのだった、と。


 基本、5つのフィールドがありまして、最初は王城の1エリア目しか選択できませんが、そこのボスを倒すと封印解除され、王城の2エリア目、他のフィールドにも行けるようになります。で、面白いのは、ソウル。敵を倒すとソウルが得られます。これがお金兼経験値のようなもの。これを用いてレベルアップしたり、モノを買ったりできます。ただし前述のようにレベルアップできるのは最初のボスを倒してから。ふむふむ。戦闘はいたってシンプル。R1ボタンで右手通常、R2ボタンで右手強、L1ボタンで左手防御、L2ボタンで左手攻撃。アナログスティック右でカメラ回し、左でキャラ移動。○で決定、×で回避かダッシュ、□でアイテム使用、△で両手持ちと片手持ちの切り替え。十字キーは右左がそれぞれ右手装備、左手装備の切り替え(2つまで登録できる)、上は呪文、下がアイテムの切り替えです。これらを駆使してバトっていくのですけど、基本的に複数の敵を同時に相手にするとダメです。当たり前といえば当たり前ですが袋叩きですぐ死にます。なので、キーになるのはいかに敵を分断して各個撃破するか。雑魚敵はフィールドを変えたり死んだりすると再配置されます。襲われて敵の位置を覚え、戦闘に有利なように動いていかねばなりません。ああ、キングスフィールドですな。かのゲームでも、相手の攻撃を見ながらどんどん後退していき、戦いやすい場所に敵を呼び込んでから撃破していったものです。3DのアクションRPGで後ろに向かって移動していくのは異様な感じでしたが(相手に背を向けると追いかけてきてるのも攻撃も分からなくなるので)。


 さらにこのゲーム、面白いことに、死んでも終わりではありません。死んだフィールドのエリアの開始地点で復活します。ただし、ソウル体として。ソウル体ってのはこのゲームのポイントで、生身からソウルをぶっこ抜かれた状態と思えばよろしい。名前や説明からするとソウルだけのようにも感じられますが、どっちかってえと影を失ったような感じ。声や足音がほとんどしなくなります。また体力も生身のときの半分(あるアイテムを装備すれば2/3)が上限となります。ソウル体のときに死んだらソウル体のまま。生身で死んだらソウル体になります。いずれにせよ死んだら持ってたソウルは0に。集めていたソウルは、死んだ場所に血痕として残されています。この自分の血痕は最新のものしか残されず、接触すればそこで失ったソウルをすべて取り戻せます(生身には戻りませんが)。なので、死んだときのペナルティというのがあまりありません。死んだ後で、ソウルを取り戻すまでにまた死ねば血痕が上書きされて失われてしまいますが、そのくらい? ソウル体から生身に戻る方法はいくつかあって、儚い瞳の石というアイテムを使うというのがひとつ。各エリアのボスであるデーモンを倒すというのがひとつ。


 何日かかけて6時間ほど楽しくプレイしまして、思いました。このくらいで心折れるかよ。暗い階段下りてて足踏み外して死んだこともあります。いきなり火竜に焼き殺されたり、火竜の尻尾にはたかれて即死したりもしました。でもねえ、楽しいよこれ。キャラのレベルアップはしません。武器の強化は少しならできますが、それはまああんまし変わらない。でも、敵を倒すのがどんどん楽になっていくのです。受賞インタビューか何かで開発の人だかがプレイヤーがレベルアップしていくゲームみたいなことをいってたかと思いますが、そんな感じ。「モンハン」もそういうとこがありました。キャラが強くなってゴリ押しで行くんじゃなくて、敵を見て、自分の動きをコントロールしていくことにより、強くなっていく。飛びかかってきたゾンビをすれ違いざまに斬り捨てるとか、敵の攻撃を華麗に躱して背後に回り強力な一撃で仕留めるとか。純粋に戦闘が楽しい。ぶっちゃけ今回はモンハンの方でこそ心折れそうになってたんで、「デモンズ」は楽しかったデス。堪能しまくった6時間、ついに最初のボスと対面。見事に仕留める。これで無事生身に戻りました。というのもこのゲーム、チュートリアルの最後でほぼ初心者だと死ぬでごわす。私もいきなり対面したボス相手にちょっと回り込もうとしたらぶん殴られて一撃死、以来ソウル体でした。んで、ようやく生身に戻りましたが、想像以上に足音やら動作音やらが聞こえます。殴られたときの呻き声とか。うわ、生きてる。生きてるってスバラシイ。とはいえ、逆に怖いです。だって死んだらまたソウル体ですよ? なんてこといってると新しいフィールドに入り込んでいって岩にツブされてあっさりソウル体。ぎゃー。


 ところでこのゲーム、ネット要素もあります。つなげて起動すると自動的にサーバ接続されます。このときおそらくレベルによって振り分けが行われているようで。同じサーバの同じフィールドの同じエリアにいる他のプレイヤーキャラの動きが幻影としてゲームに自動的に表示されます。動いたり戦ったり死んだりしています。他のキャラの動きで罠や待ち伏せなどが分かったりすることもあります。また、あちこちに血痕が残っていまして、これが他のキャラのもの。それに触れると死ぬ直前までのおおよそ10秒ほどの動きが幻影としてリピートされます。つまりどうやって死んだかが分かる。これ結構いい。走ってっていきなりダメージ食らって戦闘に入ったってんならそこに敵が出るってことですし、罠の位置なども分かります。また、ネットにつないでるとメッセージを残すことができます。定型文や単語の組み合わせですが、例えば「この先の敵、炎が有効」とか「ここは安全」とか「待ち伏せ注意」とかあるとすごく便利。役立ったと思ったメッセージは評価することができ、評価されたメッセージを残したキャラの体力が全快します。なので役立つメッセージを残すことって自分のためにもなるんすわ。一方で「苦しいです。評価してください」とかあったりするとうんざり。苦しいのは貴様だけではないわ、とか思う。


 またネット要素でこのゲーム最大のものは、つまるところファントムなのです。同じサーバの同じエリアにいて、とあるアイテムを持っていますとソウルサインというものを出せます。このサイン、他のキャラ(生身限定かつそのエリアにデーモンがいる)には見えます。で条件を満たしてるキャラはソウルサインを出してるキャラを2人までファントムとして召喚できます。ファントムの目的は召喚者を死なせないこと、そのエリアのデーモンを倒す、です。無事に目的を達成した場合、ファントムはソウルを得て、元の世界に生身の身体で復活します。協力プレイですな。召喚者が死んだらソウル体のまま元の世界へ帰還です。もうひとつが黒いファントム。ソウル体であるアイテムを持っていて、なおかつ相手が生身だったとき、黒いファントムになることができます。相手の世界に黒いファントムとして侵入するのです。黒いファントムの目的はひとつ、相手の抹殺。生身の相手を殺すことでそのソウルを奪い、元の世界に生身で復活できます。つまりPVPです。対戦です。マニュアルにも載ってます。逆に相手に倒されると自分が蓄えたソウルは奪われちゃいます。侵入された側は、対抗策として2体までファントムを召喚して戦うことができます。最大3対1のプレイヤーバトルになるのです。生身でいた時間が短かったので、いまだ黒ファントムに侵入されたことはありません。がいずれどっかで遭うような気も。ファントムや黒ファントムがケーブル通じてこちらの世界に入り込んでくる感じっていいなあ。実際はサーバ場で展開されるわけですが、イメージとしてはこちらの方が楽しい。あ、ソウルサインはいくつか見ました。絶賛ソウル体状態の今はもう見えませんが。


 これらの要素や、ネット接続することでフィールドのソウル状態が変化することとかで、誰かがどっかでプレイしてる、このゲーム世界で生きてるというのが感じられます。フィールドが黒くなるとデーモンたちの力が強まったり、逆に白くなると力が弱まったり、アイテムのドロップ確率も変化し、敵も変わったりします。12日からはベスト版発売記念兼ホワイトデーでしばらく全フィールドが白くなるので、楽しみ。ちなみにベスト版が出る前は、発売一周年兼バレンタインデーで全フィールド真っ黒だったそうです。


 現在プレイ時間は10時間。レベルアップとか強化にいそしみつつ、王城エリア2を攻めておりました。レベルアップといっても任意のパラメーターに1ポイント加えるだけで、それに関わるポイントが変化していくという形式。例えば筋力に振っていくと、物理攻撃力や防御力が上がります。でも技量に振り分けるとやっぱり攻撃力や防御力が上がり、落下軽減とかがついてきます。頑強に入れればスタミナや装備重量が、体力だと所持重量、HP、防御力が上がったりします。どのパラメーターに振り分けるかでわりと個性が出てくるかと。私はというと、ドロップ確率が上がる運にひたすら投入。あと頑強、技量とか。頑強に入れてるのは、装備重量がほしかったため。何といっても最大装備重量の半分の重さになったら、動きが極端に鈍くなる世界です。初期状態だと、金属系防具をひとつふたつ入れたらもうダメでした。硬い防具は重いので動きが鈍くなり、軽い防具は防御力が高くないのです。そこそこ上げたので、プレート系の装備にしてますが、左手の第二装備(盾を通常つけてる)を外すとかで重量調整しないといけませんねまだ。そんでようやくエリア2のボスに遭遇。最初のボスは初見で倒しましたがね。そこであっさり死ぬ。頑張ってまたそこまで辿り着いて、散々あがいて死ぬ。死ぬ前に自分の血痕には触る。1度目のと2度目ので合わせて6000くらいのソウルが血痕に残ってます(今だと2レベルくらいアップできるソウル量)。最低限そこに行くまで死なないこと、ボスとの戦闘の最中にソウルを回収しておくことを守れば、そこにソウルがどんどん蓄積されてく感じで。まあ戦い方も見えてきたし。そのうち何とかなるでしょう。楽しみー。


 だいたい、1日あたり、モンハン1クエスト、同じくらいの時間でデモンズってとこでしょうかね。まあこれも息抜きですともさ。本は本でライトノベル脳状態なので、そこそこ軽めのものとか再読系で。ということでいつものモンハン話で。




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 「モンスターハンターポータブル2ndG」な話。 第57回


 ついに降臨した黒龍ミラボレアスをライトボウガンで討伐したのです。って話でしたな前回。その続きから(←ほぼ前回のコピペ)。



* * *


【紅龍流星編】


  ミラボレアス亜種、紅龍、ミラバルカン。次の標的はこやつです。黒龍ミラボレアスの亜種であるからには、めちゃくちゃ行動パターンが変わってるってことはないでしょう。まずは太刀と決めていたので、装備をG級ズッチーに切り替える。高級耳栓でバインドボイスを、霞皮の護りで風圧を無視できます。武器は龍属性の龍刀【劫火】で。ただ、まだ匠珠の製作が終わってないので、斬れ味レベル+1は発動せず、攻撃力UP【小】で。アイテムは、決戦場であるからには、クーラードリンク。同じ理由からモドリ玉セットも。爆弾も効きそうだから持ってきましょうかね。


 クエスト「終末の時」開始。ムービーが始まる。遠くに火山。手前に決戦場。岩に囲まれた決戦場の向こうにのそりと出現するドラゴン。んん、紅龍というわりには何だか黒いですよ? べろりと黒い舌で舌なめずり。それからこちらを認識したのか翼を広げ、こちらに向かって滑空してくる。や、ちょっと赤っぽい。というか、これ、アカムカラー。覇竜アカムトルムは溶岩のイメージで、全体は黒いのですが、下腹とか隙間とかが光る赤でした。それに酷似してますな紅龍。もしかしたら怒り状態だと赤い光りが強くなるのかも。飛んできた紅龍が着地、戦闘開始です。


 黒龍戦では、ミラボレアスの左位置からスタートして、即認識でした。今度はいきなり真っ正面に紅龍がいます。きゃー。とりあえず回り込んでクーラードリンクから鬼人薬グレート。いきなり向きを変えたバルバルさんの尻尾にはたかれ、ダメージ。ぎゃー。回復回復。さて、仕切り直しです。黒龍とはどう違うのかな。おもむろに近づいたところ、いきなり右前足でフック。まともに食らってまたしても回復薬グレートのお世話になる。ふ、いいパンチしてやがるじゃねえか。今度は慎重に二足歩行状態のバルバルさんの太股に斬りつける。がきーん。弾かれる。硬っ。斬れ味が増してないとはいえこっちは白ゲージですよ? 紅龍にしては推定かなり柔らかい部位であるはずの脚に弾かれるとは。いやいや少し後ろから斬りつけるような形だったので、尻尾に当たったのかもしれません。黒龍は尻尾ハードでしたもの。


 なんてことをいいつつ殴ったり、打ち上げタル爆弾を叩き込んだりしてましたところ、ジャンプ一番ホバリングへ。すかさず下に転がり込んで爆弾設置。着地に合わせて起爆する作戦。起爆用にペイントボールも持って来ています。が、そこへ尻尾がだらりと垂れ下がる。ぐ、このパターン。尻尾の先端が追尾するようにこちらを向き、風圧が起こりますがそちらはスルー、でも尻尾にはたかれる。同時にはたかれた爆弾が起爆。尻尾でダメージ、火ダルマでダメージ、さらにそこにダメ押しのブレス着弾。あえなく1死。


 決戦場の外で復活。砥石、秘薬、鬼人薬グレート、こんがり肉、クーラードリンクの順で使っていく。強いなあ、バルバルさん。2人目で挑む。ミラバルカンはミラボレアスと違って這いずりもせず、基本二足歩行です。なので足下にまとわりついて斬りつける戦法が有効なのですが、前述の通りがんがん弾かれます。弾かれモーションがいちいち入るため、攻撃回数そのものも減少しています。うぐう。そのうち、突如ミラバルカンの体色が変わる。わ、ホントにアカムカラー。内側からマグマレッドに輝いていますよ。で、足下は足下で実際はかなり危険でして。這いずりで前進しないかわりにやたら前後移動したりします。で蹴られてざっくりざっくりダメージが入ってきやがりますよ。気がついたら体力ゲージ半減してまして、こりゃいかんと慌てて離れようとしたところ、背中に右フック叩き込まれて2死


 またドーピングをすまして、挑む紅龍ミラバルカン。この紅龍、変な動作をするのです。前に一歩進んで咆吼、多分立ち状態からブレスを吐いてるんだと思いますが、接近しすぎてて首の方が見えないのです。で、5発くらい爆発音がした後、一歩下がる。この動作をやたらします。ふうむ。ん、ブレス、ブレスなん、これ? 突如、私の後方で爆発が起こる。火ダルマになってまた転がる。何、何、何が起こったのさ!? 大混乱になる私。紅龍がこちらを見る。


 余はもう十分に楽しんだ…
 そろそろこのくだらぬ戦いを終わらせる時が来たようだ

 りゅうせい…

(藤原カムイ「ロトの紋章」21巻)



 一歩前に出て咆吼。赤黒い地面が白く輝き、そこへ岩が落ちてきました。め、て、おーっ!? 1回の咆吼で紅龍の周辺に5発着弾。ひ、ひーっ。怒り状態のメテオの直撃を食らい、即死。所要時間、10分ちょい。つ、つえー、バルバルさん。


 村に戻って考えた。黒龍のホバリングって、尻尾垂らす方と垂らさない方を比べると、まあ印象なんですが、垂らさない方が多かった気がします。そこに爆弾でつけいる隙ができたわけです。紅龍のホバリングってパーセンテージが逆な印象を受けました。尻尾が来る方が多い。てことは、ホバリングからの爆弾攻撃ってあんまり必要ないんじゃ? あと、あのあまりにも攻撃を弾かれるポイントをどうにかしないと。どこ殴っても弾かれる気がします。そうした点を踏まえまして、装備一新、アイテムもいじりました。武器は【劫火】のままですが、防具はカイザーに変更。炎鱗の護りなんていりませんが、見切り+3でクリティカル率を高めてダメージを増やすとともに、つけてる心眼で弾かれモーションを打ち消す方向で。アイテム類は大タル爆弾系を外しました。このため、起爆用ペイントボールも必要なし。代わりに体力・スタミナMAXになる秘薬といにしえの秘薬の調合素材をフルに持ち込む。秘薬が最大5個、いにしえの秘薬が最大10個調合できます。余った枠には打ち上げタル爆弾×10と打ち上げタル爆弾G×10で。


 紅龍第2戦。カイザーは当たりのようです。風圧無効がないんで、ホバリング時にはひるみが入ったりしますが、もうそれは諦めてます。黒龍のときとちょびっとタイミングが違うようで、尻尾にはたかれても、尻餅ついてる無敵時間中にブレスが着弾することが多いっぽい。第1戦のときのごとくたまーに直撃して大ダメージ受けたりもしますが。尻尾だけなら即死ってことはないし。見切り+3でクリティカル率40%となった【劫火】は(おそらく)びしばしとダメージを与えて行きます。心眼で弾かれることもありませんが、本来はげいんげいんと弾かれてるわけで、攻撃回数が増えた分斬れ味の損耗率がシャレになりません。もう、びっくりするくらいすぐ斬れ味が落ちます。ダメージを受けまくったらモドリ玉で退避して、回復、ということを繰り返す。結局1死もしないまま26分半、紅龍を初撃退。ところが撃退の報酬がすべて黒龍素材だったのでちょっとヘコむ。


 村に戻って考えた。回復アイテムとかの消費が尋常じゃありません。戻ってきた時点で、残り回復薬が4、回復薬グレートが3。ハチミツ×10、薬草×10、アオキノコ×10とか跡形もありませんし、いにしえの秘薬の調合素材もゼロ。モドリ玉作るドキドキノコも5個ほど失いました。くーっ。ま、現状これは考えても仕方ありませんな。ガンナーにすれば消費は抑えられるのかもしれませんけど、まずは太刀で紅龍を討伐まで追い込まねば


 ネコメシ食ったら招きネコの激運が出たのでG級ナルガクルガを退治に行ったり、迅竜の天鱗を引いてG級ナルガ剣士仕様装備が完成したりしましたが、それはそれとして。紅龍に挑む。


 紅龍第3戦。距離を置くとバルバルさんは滑空して詰めてきます。これがホバリングのときになると、ホバリングしたままばっさばっさと追いかけてきてやっかい。うぐう。やっかいなのは、つまるところホバリング→尻尾→ブレス、足下で斬りつけてるときの蹴り、メテオあたり。メテオは、落下地点の地面が白く光る→着弾→爆発という流れになるんですけど、爆発時に炎と煙を吐きます。見た目より炎の当たり判定が広いので、これくらいなら大丈夫とか思ってもダメージを食らったり。あと、煙。1クエスト中に3回程度、メテオ後の煙で画面が見えなくなります。密林とかの木で画面が見えなくなるという経験はありますが、爆発エフェクトで視界が遮られるとは……! 一瞬どうなってるのか分からなくなるので、煙が晴れると目の前に紅龍がいて蹴られたりとかします。蹴られて逃げようとしたところに方向変換→尻尾が飛んでくるという攻撃で仕留められる。1死。さらに決戦場の足場の悪さを利用され、壁際に追い詰められて蹴り殺される。2死。さすがに慎重になり、動きをよく観察しながら回復とかにも努め、28分、撃退に成功。ほっ。報酬に紅龍の鱗とか。


 第4戦。ここまであまり影響出なかった「勝手にHOMEボタン」が悪い方向へ。いきなり画面が切り替わり、すかさず戻した直後にメテオ直撃、ということが続き、あっさり2死。シャレになりません。殴っても殴っても紅龍が死なず、さすがにうんざりしてくる。黒龍戦はそうでもなかったんですがねえ。あんましこいつ相手にしたくないなあ。メテオってわりと隙が多いんですよね。アイテム使ういいチャンスにもなります。ところがアイテム使うってことはこちらも動けないわけで、砥石使ってる真っ最中にマイキャラが立ってるとこに白い輝きが。メテオ直撃で大ダメージ。まあ紅龍の気分次第なんすよね、ダメージも。気分、つまり怒ってるかどうかでダメージが違ってきます。真っ赤に輝いてるときとかはヤバいです。余裕がなければモドリ玉で避難して砥石使ったり回復したりしてバルバルさんが落ち着く時間を稼ぐ。25分を経過。黒龍ミラボレアスのときは、第4戦が延長になり、そのまま倒したんですが、紅龍ミラバルカンではどうざましょ。そろそろかなあ。てか、あと1回殺されたらこっちが討伐されてしまうし。もうそろそろ撃退か討伐だろうと思って、モドリ玉調合しないまま出てきたし。ホバリングの着地に合わせて下がってきた紅龍の顔面を横合いからぶん殴る。同時に27分、紅龍撃退。


 第5戦。1回目がクエスト失敗だったとはいえ、5戦するハメになるとは……。さすがにげんなりしてくる。が、ともかく討伐まではやろうとクエスト受注。装備、アイテム構成変わらず。げいんげいんと明らかに本来は弾かれてるであろう音を響かせながら、ひたすらバルバルさんの太股を殴る。げんなり。何だかすげーきついですよこれ。いつ終わるんだか。と思った第5戦、10分過ぎ、突如紅龍が倒れる。同時に「目的を達成しました」の表示とファンファーレ。うーん、やっと終わりましたかー。何だか嬉しさというよりはずっしりと疲労が残った感じです。倒れた紅龍に剥ぎ取りを敢行すべく近づいたら断末魔の声を上げて首を振りました。バインドボイス。耳を押さえる動作。ぎゃー、最期の最期で何しやがりますか


 8回剥ぎ取り成功で、ついでに招きネコの激運も発動してたせいで、むちゃくちゃ報酬も多い。ううーむ。しかしあんまし紅龍素材ってあんましいらんよなあ。ああ、そうそうちなみに黒龍素材だと防具はそのものずばりドラゴンシリーズ、紅龍だとミラバルカンシリーズになります。剣士ドラゴンだとスキルは業物、心眼、見切り−1、悪霊の加護。ガンナードラゴンだと自動装填、通常弾・連射矢威力UP、見切り−1、悪霊の加護。スロットは全部で4つなんであんまし動かせないですか。剣士ミラバルカンだと斬れ味レベル+1、ランナー、防御−20、悪霊の加護、ガンナーミラバルカンだと装填数UP、ランナー、防御−20、悪霊の加護でスロット数はやっぱり4つ。それぞれG級になるとまた違ってくるんですが、上位にこれだけ手こずってるんですから、G級とかはまだやりたくないなあ


 とりあえずひとつ肩の荷が下りた気分です。ライトボウガンで紅龍に挑むのはまたいつかってことで、ラオシャンロンを相手にしたり、鎌蟹ショウグンギザミを狩りに行ったりして素材を整えるのんびり狩猟生活に移行。まあ、紅龍戦だけで都合5日かかりましたんで、そのくらいはやっていいかなってとこで。次はどうするかなあ。











* * *



 紅龍を倒し、落ち着きを取り戻した狩人。そろそろ待ちぼうけさせっぱなしの相手に会いに行くことに。次回「鎧竜貫通編」でまず鎧竜っ。


 
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。



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 損保の会社から電話があり、こないだの事故による靴やら着衣やらの被害の算出が終わったそうで。8000円くらい戻ってくると告げられる。ほう。てことは、マイナス5000円くらいか。でもバッテリーも充電して、メンテもしてもらったと思えば、まあそのくらいか、という気もする。これにて事故話は多分終了。




 購入した本:
  井上堅二『バカとテストと召喚獣7.5』、山田風太郎『地の果ての獄(上)』『明治十手架(上)』『明治断頭台』

 読了した本:
  山本弘『地球移動作戦』、恩田陸『私の家では何も起こらない』、井上堅二『バカとテストと召喚獣7.5』、古川日出男『僕たちは歩かない』、機本伸司『神様のパズル』、小路幸也『僕たちの旅の話をしよう』、川上稔『機甲都市ベルリン1〜4』



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