2016年7月。


中旬。


 あーつーいー。梅雨明けしまして、ええ、一層暑苦しい感じでひとつ。皆様いかがおすごしでしょうか。


 そんな中、我が父母は、久々に南の島に行きました。一週間くらい。その期間、私も朝早いし夜遅いしで、祖母は施設にショートステイ。南の島には、弟一家が住んでおります。まあ、父の方は取引先がそちらにあるんで、商売上の出張という名目で一週間ほど、大半は弟の家に滞在ですが。母はそれにくっついていくパターン。父母が出発した日、私が遅くに帰宅してのったりしておりましたら、宅配便。受け取ってみれば南国フルーツ。南の島の、父の取引相手から。うむ、がっつり入れ違いですな。当の取引相手と御飯食べてるところに電話してその旨伝える。あとは熟すのを少し待ってから食すことにしましょ。


 一週間くらいして、父母帰宅。「孫はどうだったかね?」と問えば「大変だった」との返答。暴れ盛りだからねえ、と思いきや。まず下の甥っ子があまり体調が優れなかったとのこと。次いで上の甥っ子が脚が痛いといっておりましたそうな。多分、走り回って疲れたのだろうかと。で、姪っ子が体調を崩し、義妹が寝込み。ええ、ようやく疑問に思ったようで病院に行きまして、診断の結果インフルエンザ。父母、特に母は看病に終われていたそうです。てか、あんたらよもや、とぐったりしてときどき咳き込んでいる父と、顔色が優れない母を見る。インフルエンザ感染の上、飛行機等で無差別にばらまいてきたんじゃあるまいか?


 さて一人暮らし一週間の最中、ケータイに着信。ああ、古馴染みの双子の片方。結婚したのを黙っていやがった方ですな。「おう、どしたのさ? 合コンの誘い?」「いや違うって」苦笑する気配。「いやね、今度披露宴をしようということになってね」「あー、入籍だけだったんだっけか?」「そうそう。で、都合つくようならぜひ出席してほしいんだけど」いや私でいいのか? 結構職場の人とか多いんじゃね? という疑問も湧かないではなかったものの、まあガキんちょの頃からの付き合いである。日付や場所を聞きもせぬうちから「慶んで出席させてもらうわ」と返答。「ところで、双子の片方はちゃんと来るんだろうね?」「そりゃもう親族なんだし」「いや貴様ら、宴のときなかなか揃わないじゃん」と軽口を叩く。めでたいことである


 その翌日、ミッションでとある熊本市内の新しい分譲に近辺を通りかかる。ふ、と横を見ると、新築の工事看板にどっかで見たような名前が書いてある。ところで、家を建てたりするときには、夫ではなく妻の名義とかで建てることも多いそうである。ともあれ、前夜に話したばかりの双子の名があったわけで。ふむ。結婚した、子どももできた、そろそろ一周年である、家建ててもおかしくはないわな。さらりとメールしてみる。「まさしくそのとおり」と返事。後から電話もかかってきまして。だいたいこいつ久留米の職場に通ってたはずですが、新しい家は高速にも近いしいいのかねと問えば、「いやあ、こないだの4月から熊本に転勤になって戻って来まして」「早ういえやそんなこと!」またも黙っていやがりました。おにょれ。


 ボスが海外出張するってんで、留守番役になる。とはいえ、事務所にずっといるわけでもないので、転送用のケータイを持たされる。さらに、ボスとやりとりをしたり、写真を送ったりするために、ボスの娘さんからスマホを借りることに。ええ、つまり、①プライベートケータイ、②ミッション用のケータイ、③転送用ケータイ、④ライン用のスマホの計4台を持ち歩くハメになる。ええ、3台同時に使うなんて目に遭ってとほほですよ。げんなり。しかもスマホなんて自分じゃ使わないですからねえ。しかも妙齢の娘さんのですよ。ロック解除したとたん、娘さんのドアップが壁紙で、えーとこれ壁紙変えるのはどうすりゃいいんだ? タップとか広げたりとか縮めたりとかもまだ慣れねえ。


 慣れないといえば、同僚のひとりが所持してるプライベートパソコンがいつの魔にヤラ、じゃない変な変換かかりましたな、いつの間にやらWin10にアップグレードされてたそうで。その人の息子さんのもいつの間にやら以下同文。で、それが地震の頃だったようで、無料お戻し期間も経過後でした。「それで困っているのがね」とおっさんがいう。「DVDが見れなくなったんだよねえ」あー、どっかで聞いたような話ですなあ。「じゃあ、私が探してきたフリーソフト、持って来ましょうか?」と提案。USBメモリを借りて、ソフトを入れて返す。数日して、「おお、こないだのソフトいいね! メディアプレイヤーより使いやすいわ」自動再生の方法なども伝授しておく。DVDも見れたようでめでたしめでたし。


 梅雨明けしまして、復興作業が進み出したようで。以前写真載せたダルマ落としにあったようなビルはすでに解体されて瓦礫の山。別の場所で、ミッションで現場に行きましてやあパチンコ屋の駐車場に停めていくか、と駐車しにいったら、パチンコ屋のビルそのものがなかったりとか。で、前回載せた交差点近辺でも、

  

 解体が進んでおりまして、瓦礫が一般道にはみ出してきて、渋滞をさらに生んだりといった混沌状態。で、さらに別件で南阿蘇村に行くことになりました。旧長陽村の辺りでしてね。ええ、大橋が落ちたり、アパートがつぶれたり、コンビニが落ちかかったりといった場所の少し先。しばらく前に大回りしていったところよりもさらに回り込まねばなりません。集合時間の1時間半前に到着する。すでに大半のメンバーが現地に揃っていた不思議。その場所、

 

 赤丸が現場付近。一番上の黄色丸の上に見えるのが橋が落ちたところやら何やら。他は崖崩れ。西側から見えないそうしたものが、現場からだと爪痕のようによく見えること見えること。自然の力に打ちのめされる。空が青い。自然は人を見てないよね


 かくしてげんなりしたり、へろへろになったりしつつミッションやら事務処理やらやってる最中、ふと頭によぎったこと。「筋肉男の不死鳥チームで、筋肉男不死鳥以外の4人って誰だったっけ?」どこをどうつついたら、そんな設問が出てくるのか。ええと、マンモス男、プリズム男、最後の男、あれあとひとり? しばし考えて答えが出る。1人だけど2人の人だ。解決してほっとする。疲れている


 柳川市を通っているときにふと見た看板。首を傾げる。ほら、機械などを売ってるとこで、目玉になるものをでっかく書いてあったりするじゃないですか、おそらくあの類い。私が見ましたのは、「全自動乾海苔製造装置」えっと、看板商品なのかしら文字通り? 売れてるのかな?


 夜も寝苦しいのが続きまして、げんなりですよ。早く涼しくならないもんか。ならないよね当分。がんばるべ。




 購入した本:
 佐島勤『ドウルマスターズ04』、しろやぎ『ワールドトークRPG!3』、ハセガワケイスケ『いのち短しサブカれ乙女。』、長岡マキ子『絶対にラブコメしてはいけない学園生活24時』、新海誠『小説 君の名は。』

 読了した本:
  天沢夏月『拝啓、十年後の君へ。』、夢猫『元令嬢様の華麗なる戦闘記』、朱雀新吾『異世界落語1』、天城ケイ『アサシンズプライド』



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