2019年8月。


上旬。


 気のアレな人、といったらここ最近ではミッション場でお馴染みのやっかいさんですが……というと思ったでしょ?


 ここしばらく、昔の「旬」とかぱらぱらやってましたら、パソコンのロック解除が分からず2時間机の前で座ったままだった人の話(2008年6月上旬)とか仕事で送られてきた段ボール3箱を放置しつづけていたり傘に関するコマンド入力をマジされる話(6月下旬)とか、2年くらい前に頻発するポンコッツ一味のぬらりひょんの話とか。


 いつの世、いつの場にもこうした人は存在しうるのだなあ、と思う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。てか、昔から私の芸風が変わってないことに安堵していいものかどうか。まあ10年くらい前の話のミッション場の面倒なことは、おそらく上の方にもおかしい人がいたため、段取りが二重になって相反する命令が下りてきたりとか、人事周りが突如おかしかったりとか、会議に書記としていきなり呼ばれて一時間パソのスクリーンセーバー対策でマウスと数分おきに動かすミッションをしてた(会議はひたすらおっさんらのののしりあい)とかとか。今のミッション場は、といいますと、そんなに上の方は悪くはないかな、とは思いますよ。ええ、上の方は。


 ミッション場にて、異例の指示が二度出ました。先週の朝礼時「夏だし、暑いんだから、クリーンスーツは汚れもそうですが、汗もかくでしょう。前よりもサイクル短めに洗いましょう」んで、お盆休み前の夕礼時「夏だし! 休みなんで! クリーンスーツの洗濯をしましょう! してください!」半ば悲鳴。今の作業場所は精密機器も扱う関係上、クリーンルームになっており、クリーンスーツ、クリーンシューズの着用となっております。エアコンはつけてますが、それでも作業時には暑く感じます。作業場所によっては風来ないし。5月くらいまでは、例えば私の場合、週末に持ち帰って洗濯しておりました。暑くなってきた頃、替えのスーツが来たので、現在はおおよそ2日にいっぺん持ち帰っております。だいたいみんなそんな感じで、肉体労働系作業で大汗かいたときなどはその日のうちに持ち帰りです。置いて帰るときには、消臭スプレーなども用います。そんな中、一ヶ月くらい前に来た派遣の人、もっさりした男性ですが、この人には現在女性陣を中心に誰も一緒に仕事をしたがりません、といいますか寄りつきたがりません。特に風下には警戒です。この人、多分ミッション場に来てから一度もクリーンスーツ洗濯してないっぽい。もはや物理的な破壊力といっても過言ではない臭気に対して、女性陣だけでなく、男性陣からもクレームがボスに殺到しており、それが朝礼夕礼の指示というか命令につながったのでしょう。ただ、私その夕礼の後、くだんの人物に帰り際遭遇しましたが、手ぶらでしたね。休み中ロッカーの中でクリーンスーツの発酵が進むと思われ


 さて本命。やっかいさんの話。前回温和なサブリーダーから根こそぎ気力を奪った状況をば。パーツのひとつにカバーがあり、全体を覆う壁みたいなそれらのパネルには大小あり、それぞれ保護フィルムが貼られています。組み込んだときの障害にならぬようフィルムの周辺を切り取る作業があるのですが、それをやっていたのです。たいていはひとりでやります。研修生の子らでもメーター級のパネルをひとりで処理していくのですが、あまりに大きいのだとまあ複数で持ち運んだり、向かい合って一気に処理したりもします。やっかいさん、最初から最後まで研修生の子と組んでおりまして。ええ、一辺20センチくらいのカバーを2人で処理しておりました。パーツ持って、それぞれハサミ持ってフィルムを切ってくわけですよ。しゃべりながら。ただでさえ処理速度遅いのに。


 翌日。前日に他の人たちが作ったパーツの取り付け開始。その日のスケジュールを見た途端、私はげんなりしました。3人組で、ひとりは研修生の子でまあよろしい。もうひとりはやっかいさん、よくない。研修生の子は前日の作業が残っているので、そちらを終わらせてから合流することに。筐体が全部で3グループに分かれており、それぞれが1グループずつ担当するスケジュールになっておりました。ええ、図面が理解できないどころか図面を見ることすらあまりしないやっかいさんにできるわけがなく、実際にひどいことになりました。まず私はやっかいさんをときどき眺めつつ自分の作業を進める。結果、私のグループは昼までに工程の半分を終わらせる。やっかいさん、自分のグループの作業というか、全部で50コくらいのパーツのうち4つをつけ終わらず。昼前に合流してきた研修生が怒濤の追い上げを見せ、てかこの子私が何度かその作業を教え込んでたしなあ。昼過ぎに私に追いついてくる。その時点で、ボスが介入。「あ、もう検査の方に入ってもらえます」私ら以外にも別種類のパーツを取り付けていってる連中もいまして、それらを含めて可能なとこから検査に入るようにとのこと。研修生の子に私の残りも託し、にこにこ顔で引き受けてくれたのでほっとする。さらに別の研修生×2がやっかいさんのところに投入され、やっかいさんが7コ目を取り付ける間に、他のとこ全部終了(私のとこを任せた研修生も完了)。検査でやっかいさんのとこだけすべて位置違いでハネられる


 さらに翌日。検査が終わった筐体からカバー取り付け開始。検査は途中からたいちょーなどの人員増加もされたので、すごい勢いで進み、同時に取り付け要員も数が突っ込まれる。やっかいさんも。大型の筐体で、人数がかかっているため、脚立などの足場が足りなくなる。みんなして融通しあっての作業となる。もちろん、検査の方でも使っております。検査しながら、ふと見て、近くにいたたいちょーにいう。「あれ、ひとりでいいよね?」天井へのカバー取り付けやってんですが、研修生の子とやっかいさんがやってます。やっかいさん、向かい側でネジしめてる研修生を見てるだけ。ええ、脚立使ってます。ネジしめるとこでカバー押さえてるだけとか。さらに進み、反対側で作業してる研修生の後ろ姿を塀から顔出すような姿勢で見てるだけ。「覗きか!?」これでずーっと脚立占めてるわけですよ。研修生からパーツを持って来るようにいわれたのか、該当パーツのところに行き、手ぶらで帰り、行き、手ぶらで帰り、行き、手ぶらで帰りと繰り返し、どうやらパーツが分からなかったらしく、とうとう研修生自ら取りに来たり。この日も残業で、残業合間の休憩時間にたいちょーがいう。「殺してぇ」マジ顔で。「あーゆーのが自衛官だと思われるのがイヤすぎる。あー、殴りてえ」その日の仕事が終わりまして、とっとと日報入力の列に割り込もうとしているのを見て、たいちょーがやっかいさんを呼びつけ、隅っこで「お前、仕事やる気あるの? 辞めたいの? それとも続けたいと思ってるの?」「続けたいです」「とてもそんな風には見えないんだけど」から始まり、20分ほど説教かます。


 さらに完成したやつの検査がもっぺん入り、出荷準備に入る。その中にやっかいさんも組み込まれており、重量物をみんなで運ぶときには、指いっぽんかけただけで「重量物注意でーす」さらに「足下注意でーす」といった瞬間、自分で躓いたり、入ってはいかんスペースにわざわざ入り込んでみんなの動きを止めたりと作業妨害を繰り返す。ので、途中からそうした運搬時には声をかけられないようになったにも関わらず、集団のときにはのこのこと顔を出し、負担の増える少人数のときにはまったく来ませんてなていたらく。この人がいればいたで役に立たないてか周囲の負担激増しますからねえ。つまり、四角い重量物を運ぶとして、四隅に2人ずつ入るとします。やっかいさんが入ったとき、当然そこで持ち上げる力は皆無に等しいので、一緒に入った人は他が2人で支えてるものをひとりで持つハメになります。正直、研修生の女の子たちも最近では重量物の移動に積極的に協力してくれてるのですが、そちらの方がよっぽど役に立ってますわ。


 んで、別筐体を組むことになり、私や研修生の子らは小さいパーツの処理に回りました。その日の朝、たいちょーが来るなり私はいいました。「今日は頑張ってくださいね!」途端、たいちょーが膝から崩れ落ちる。「……やっぱりですか」やっかいさんがたいちょーの組に。たいちょー+できる方の研修生の子×3+やっかいさんでグループ。「研修生で中和する感じですかね」「やつがいない方がはるかにはかどるんだけど」ただ、その日はパーツが足りなかったため、私らの方に手が空いた人から手伝いに来ることに。真っ先にたいちょーがこちらに来ました。研修生たちも来ました。あれ、やっかいさんは? どうやらたいちょー、もうひとつあった筐体組みのグループにやっかいさんを押しつけた模様。てか、やっかいさんが独断で勝手に向こうに入り込んでるようで。そちらを仕切っていたのがやはり自衛隊出身で、元人事さん。結局やっかいさんがこちらにやってきたのは終業直前。「どうしたらいいですかね?」とたいちょーに聞き、聞かれたたいちょー曰く「そこらでゴミでも拾ってろ」まあ来られてもこちらはパーツの処理やってるんで、やっかいさんにできる作業ひとつもないからね。ただ、ゴミ拾いつっても、やっかいさんがやるとリスクが発生します。過去、必要なパーツを入れた袋を確認もせずに捨てて、ゴミ回収者が来る直前のゴミ置き場から我々が発掘したという事件がありましたので。あ、そうそう、元人事さん、日報入力のときに目の下に隈ができており、相当にへばっておりました。「大丈夫ですか?」「あんまし大丈夫じゃないですねえ、昼前には終わる予定だったんですが」実際は定時まで+残業3時間やっても終わってない。最後はやっかいさんを追い出した形だったようで。「何をそんなにやってたんですか」元々作業速度自体が遅い上に、勝手に別のパーツを別の場所から持って来て間違った場所に取り付けていた、さらにネジなどを混在させて使っていたようで。別のパーツというのは、まあネジ穴×2のパーツを取り付けるところに、ネジ穴×1のパーツを2コ使ってたってことのようですよ。しかもひとつやふたつではありません。しかも後者のパーツはその筐体ではまったく使わず、別の筐体のもの。そのパーツ自体は外から見えない部分に入り込むやつです。何故判明したかといいますと、正しいパーツがすべて残っていたため。要は図面を見ずにつけてたいつものことで、指摘されたら部品番号が少し似ていたため、「いやあ、惜しかったですねえ」そんな問題じゃねえ、まったく別のパーツだ。


 パーツの処理がこちらは無事終了したので、パーツの筐体への取り付けがまた始まる。たいちょーを始め、男衆は隣のスペースで次の筐体のパーツ仕分けに入る。やっかいさんは取り付けの方に配属。ただ、例によって自分では何もやれないので、研修生にくっついてエサをもらうように指示を仰いだり、楽そうな仕事だと「私がやりますよ」と奪い取ったりと野良犬、ハイエナ呼ばわりされる行動を繰り返す。たいちょーと話して、仕分けの別行動をさせようということになり「今やってるネジ締め終わったらたいちょーのとこ行って」と私が指示。その1本締めるのに5分くらいかかりましたが、何故か私のところにやってきやがりました。「終わりました」「いや、終わったらたいちょーのとこ行けっていう指示だったでしょ?」初めて聞いたような顔をされる。たいちょーのとこに追いやる。指示が出る。私とたいちょーの会話「できると思います?」「できないと思います」「でもパーツの取り付けさせたくないし」「かといって仕分けもさせたくないしなあ」与えられたパーツを前に10分以上うろついたまま、何もできない姿を眺めつつ。んで、しばらくしてから私のところに戻って来まして、「たいちょーの仕事の方終わりましたのでこっちに戻るよういわれました」とか。いや終わるどころか始まってもいなかったじゃねえか


 戻って来てやっかいさん。たいちょーのとこ行く直前まで一緒にいた研修生のとこで何やら作業している。私は検査を続けていていたんですが、くだんの研修生から「次、この作業をしていいのか」と聞かれる。「ん、ああ、いいよー。どんどんやってー」と返す。すると何やらうるんだ目+真顔で「私がこの作業やる」……? 「やっていいよー」私の返事に納得いかなかったらしい。言葉の壁。「私がやる」「……?」「私ひとりでいい」くいっ、と親指で背後で何かやってるやっかいさんを示して、「いらない」ああ……! いやマジ涙目。「分かった」区切りがついたのかまた近づいてきたやっかいさん。涙目でこっち見てる研修生。「あ、こっちのパーツについてる保護フィルム、こちら側がかんでるんではがしていってください」保護フィルムの剥きが甘いところが多かったのです。その指示を出すと何故か嬉々として作業し出すやっかいさん。ただその剥き方がおそろしく雑で汚く、周囲でそれ見かねた研修生たちが次々に参戦、綺麗に処理していく。「何やってるのか」と処理の雑さを問われたのをやっかいさん「いやー、天野さんにこれをやれといわれましてねー」とご機嫌。言葉の壁というか、意志の疎通ができてない。


 どのチームに配属されても同じ扱いになってきているので、そのうち誰かマジ切れして、「隅っこで息でもしてろ」みたいな扱いになる気がしてなりません。多分それが被害を最小限にする方法じゃないかなあ。戻り作業やり直し作業が多すぎるし、それ自分でやるとエラいことになるんで他の人がやるし。カバーの取り付けもNGが続発し、一緒に作業してた研修生が私とすべて手直しをしてます。やっかいさんは何がNGだったのか説明しても理解してなかったし。組んだ筐体は、ホッチキスの針が散らばってる上で引きずり作業でもしてたような細かい傷が無数についてて、ボスを愕然とさせたし。残業が続いていて、みんな疲れて気が立ってる時期ですからねえ。例によってそんな一部を除いて和気藹々なのは変わらずですが。


 研修生の子が私のとこにやっきて、白紙に書いた文字を見せる。「やか」とある。「これ、分かる?」分からんわ。途端、絵を描き出した。「これベッド」「うんうん」人の形を追加「寝る」「うんうん」その上に何か端に二本角ついた四角を書き、斜め線を中に入れる。あ、分かった。「それは『やか』じゃねえ、『かや』だ」手書きのひらがなだと似ている。どうやら寮の部屋に蚊が入ってきて悩まされている模様。「これほしい」つーか、イマドキ蚊帳って見ないよねえ。ホームセンターとかアウトドアの店とかでは売ってるんじゃねえかな。つか、そばにいたたいちょーと二人して聞き取り調査を続けると、どうも窓に隙間があるようで、まずはそこを塞げと指示。さらに虫コナーズなどを案内しておく。翌日、虫コナーズを購入して投入したようです。結果はまだ聞いてない。


 ミッション場にスイーツ好きの男性陣がおりまして、スイーツといいましてもコンビニスイーツが多いのです。で、そのうちひとりが私に最近のオススメを紹介してくれました。300円くらいのアイスだそうで、別に園長さんもハマっているということでした。ほうほう。残業続きで疲れておりましたので、休みの日に自分ご褒美ということで探してみました。

  

 セブンイレブンの「マンゴー氷」ですよ。約300円。食べてみたところ、かなりのボリュームがありました。この写真だと分かりにくいですが、普通のアイスのスプーンだと底まで届きません。パナップ用が必要になります。最初は上に転がってる切り身を凍った状態のまま食しましたが、味濃い。うまいわこれ。さらに進めていくと、夏のこととてだんだんとろけてきます。とろけても水っぽくならず、濃いまま口の中につるりと入っていきます。最後までマンゴーの濃さを保ったまま完食。なるほどこれはいいものだ。毎度毎度食べるには金額的に私にはキツいかもですが、自分ご褒美にはいいもの。ススメてくれた人は、お店で大きなかき氷が売ってても、こちらを選ぶ、と断言してました。同感。なお、「マンゴー」の隣には「白桃」のもありましたが、そちらはまだ。てか、多分「マンゴー」より先にそちらを食うべきだった気もします。コンビニスイーツは基本期間限定だろうから、食べられるうちに食っておく所存。


 んで、お盆期間になりました。ただ、ミッション場のカレンダーでは12日と13日は出勤ですよ。まあ連休は連休になりますがね。その休み初日本屋に行きまして、

 

 ついに3冊揃いましたよでんじゃらすびじょん。じっくり読みたいなあ。


 さて、文芸部の先輩とお盆辺り飲もうということになりまして。おおう、そういや地元の火の国まつりって、お盆の前だよなあ、からんでないよなあ。飲むのは街の方なので、祭りやってるなら混みますからねえ。多分10日前後でしょう。と確認に入ったのが8/5の朝。ええ、2−4ですでに火の国まつりすべて終了しておりました。ぎゃー。残業続きで新聞からもテレビからも隔離されていたので知りませなんだ。ま、まあ結果おーらい。んじゃ飲み会にからめて、福岡方面から親方様を召喚しようかとメールでやりとりをしておりました。が、お盆時は忙しいそうで。近況などもおうかがいしましたが、うん、毎度毎度TRPGの話になってる気がするのは何故だろう。前にマッパーの話とかしましたっけなあ。今回はTRPGはジャンル的にはホラーがメインなのか、みたいな質問でした。あ? となり、猛烈に反論させていただきましたが。ともあれ、変な方に話が流れ、ホラーの領域に足を突っ込みつつあられるようなので、ホラー本のオススメなどいくつかしておく。たまたま、新潮社からいい感じで、ラブでクラフトな短編集が出てたので、暑さとラブとクラフトとネットなお仕事でSAN値を削っていただきたい。あとは、スティーブの『IT』とか某作家三人の『三人のゴーストハンター』など偏ったものをススメておく。その後返答が来ませんが、これはあれですか、へんじがないただのしかばねのようだ、的な? そのうち日記が出てきて、窓の外に何かいる、おお、おおお的な? まあ、親方様の近況は土産話になるのでよしとする。


 さて、その飲み会に備えて、オキシタケヒコを読んでおりましたが、無事6巻まで追いつきました。うん、多分、この人、各巻の切り方にリズムがあってよいというか、とっとと次を出せという感じですよ。内容的に盛りだくさんで、途中「おいおいおい」と話がぐわっとなっていった挙げ句、もっと行きそうなクライマックスで巻が終わります。話はSFです。以下次号です。ぐわーっ。


 とりあえず昨年『筺底のエルピス』はオススメしておりましたが、今年はもっぺん俎上に上げますかね。で、他にネタとしましては、

 施川ユウキ「バーナード嬢曰く。」「サナギさん」
 高野秀行・清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』
 二宮敦人『最後の秘境 東京藝大』
 グレゴリウス山田「竜と勇者と配達人」
 デニス・E・テイラー『われらはレギオン』
 海道左近『インフィニット・デンドログラム』

 辺りでしょうか。ラノベ少なめで。まあ、ラノベは似たような話、似たようなタイトル、似たようなネタが多い気がして、あまり手に取る気になれなかったですなあ。もう少し訴えかけてくるものがほしいと個人的には希望。グレゴリウス山田は『十三世紀のハローワーク』でハマったマンガの人。ただ『ハローワーク』ちまちま読んでたんですが、現在行方不明中インマイルーム。シミュレーションRPG風に中世ヨーロッパの職業を紹介した本です。そちらが本命かな。先輩からまたオススメ本を教わって、どかっと買い込んで読みたいですよう。びばびば。


 ゲームの話。といいましても、わりと寝オチしてることが多かったので、あんまりプレイ時間進まず。前回2時間ちょいプレイしたといってる「蒼き翼のシュバリエ」ですが、

 

 真ん中辺りに出てるプレイ時間は6時間ちょい。てことは+4時間ってとこですか。なんかこう、この画面見ただけで、何となく分かってもらえる気がしてきましたよ。これよりも古い作品であるこないだまでやってた「デモンゲイズ2GE」ですが、

 

 こんな画面でした。なんつーか、新しいのに見にくくね? あ、そうそう、前回書いてたダンジョン内で隊列変更する方法がとうとう分かりました!

 

 手順1:キャンプ画面を呼び出します。
 手順2:みんなの様子、を選択します。
 手順3:キャラ選択画面から主人公を選択します。

 

 手順4:隊列変更を選択します。

 

 手順5:並び順を決定します。てかここで一番面倒。キャラを選ぶとそのキャラが下の枠から外れます。選んだキャラが前から順番に入っていく形式なので、例えばこの画面だと5人パーティーですが、前列左にいたキャラを後列真ん中のキャラと入れ替えたい、となったときには、全員の並びをいったん解除し、前左に入るキャラを選択、前中に入るキャラを選択、前右に入るキャラを選択、後左に入るキャラを選択、後中に入るキャラを選択、という手順になります。うわ何これめんどくさっ。単純な入れ替えができませんぞ。


 このような分かりにくさというかデザインセンスの悪さは他にもありましてね。自室で好感度が上がった生徒と面談をすると絆のレベルがアップし、これは攻略に絶対必要な部分になってきます。で、面談の前に生徒と食事をすると好感度をさらにアップすることが可能になります。ただ、生徒には好みがありますわ。てことを踏まえて、自室のコマンド。

 

 「生徒を呼ぶ」は面談とか食事につながるコマンド。ここで他の場所でも選べる「みんなの様子」を選んでみます。

 

 キャラ選択画面になりました。吹き出しがあるキャラは絆のレベルが上がったり、何か話すイベントがある表示。で、真ん中のエルサを選んでみますと、

 

 こんな風な画面になり、アイテムを使用したり、装備を変更したり、パラメーターを見たりできます。ところで、今度は自室コマンドにある「プロフィール」を選んでみます。

 

 キャラ選択画面になり、

 

 ここでプロフィールが見れます。てか、プロフィールだけが見れます。さて、このコマンドの構成、必要か? プロフィールってみんなの様子から見れればすっきりすんじゃねえの? あるいはこれ見たいのって、食事の好みを確認したいときだと思うので、「生徒を呼ぶ」のコマンドから枝分かれできるようにした方がよくね? 何故分けた?


 

 また、買い物の場面ですが、こんな感じになりまして。店に売ってる「干し肉」(在庫30)を買おうとするとこ。これ選んだときに出るコマンドは、「一括購入」「購入」「戻る」の3つ。

  

 左が「購入」をした場合、右が「一括購入」をした場合。干し肉を3個買いたいときには、アイテム選択、購入、アイテム選択、購入、アイテム選択、購入をしなくてはならないシステム。いまどき買い物で個数選択できないゲームがあるか? ちなみに一括購入で10個買ってるのは、アイテム1枠が10個までのスタックだから。またこのアイテム類はボタン一発で並び整頓できますが、一度整頓すると戻すことができません。しかも任意の並び順がない、という。どういうことかというと、よく使うアイテムを上の方にしたりとかがまったくできないのですわ。一時が万事そんな感じになっており、PSPでやった「円卓の生徒」はこんなゲームだったっけと首を傾げておりますよマジで。とりあえず「シュバリエ」は6時間やったけどもういいや。検証のためダウンロード版の「円卓の生徒」でもやってみようかと思う今日この頃です。


 水分補給多めにするのをモットーに、残業頑張ってますよ。みんな電池切れ寸前みたいになってますが。ともあれ、お盆休みで充電したいところでございます。うーん。暑さが和らぐといいけど。なお、前述のように12日、13日ミッションがある上、おそらく残業となる関係上、11日に書き終わったので早めのアップをしますよ今回。夏だし!




 購入した本:
 天沢夏月『七月のテロメアが尽きるまで』、小林泰三『神獣の都』、水野良『ロードス島戦記 誓約の宝冠1』、H・P・ラヴクラフト『インスマスの影』、小川一水『グレイ・チェンバー』、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」&「アフター6ジャンクション」編『拝啓元トモ様』、大森望責任編集『NOVA2019年秋号』、ハーラン・エリスン編『危険なヴィジョン[完全版]3』、鳳乃一真『いのしかちょうをこっそり視ている卯月ちゃん』


 読了した本:
 オキシタケヒコ『筺底のエルピス3〜6』



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